映画評 『ハウルの動く城』
明けましておめでとうございます。
カテゴライズされていない拙いブログですが、今年もよろしくお願いいたします。
昨日とは打って変わって好天の元旦、予定通りマイカル大宮で映画を観てきた。ぼくと長男で『ハウルの動く城』、カミさんと次男で『ハム太郎&犬夜叉』。
予想通り、次男はハム太郎が終わったら即「出よう出よう」の連呼だったそうだ。
サティで晩御飯を買って帰宅。正月だから財布のヒモが緩んだわけじゃないけど、お惣菜を買い漁ったら、それだけで2,500円にもなってしまった。
これほどバカバカしい出費もない。外食の路面店はほとんど営業していたから外で食べてくればよかった。洗物もしなくて良いし。今日はやってやろうかな。
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さて、『ハウルの動く城』なんだけど、千と千尋より更に難解で未だ消化し切れていない。
一緒に観た中一の長男に、理解のキーポイントと思われる点を聞いてみたが、どれもまともに答えられなかった。
お返しに長男から矢の質問が飛んできたが、こっちも消化できていないので満足に答えられない。帰りのクルマで疑問点を出し合い、それぞれ解釈を言い合ってみたが混乱するばかりだった。
原作がバカ売れしているらしい。映画を観て意味がわからなかった人とか、もっと知りたいという人が買うんだろうか。
ただ、今のところの印象でしかないけど、失敗作のような気がしている。
色彩鮮やかで、無国籍な独特の世界は変わりない。相変わらずの宮崎ワールドには違いないが、もうちょっと観客を意識した方がいいと思う。
もしかしたら、もっと他にあの世界を説明してくれるシーンがあったのに、長さの都合でカットしてしまったのだろうか。
疑問点を以下に箇条書きにして整理してみた。
1.だいたいどんな呪いかわかるんだけど、ソフィにかけたのはどんな呪い?
2.サリマン(指輪のサルマンだよなぁ)が戦争をし続ける理由は何?
3.これもなんとなく想像できるけど、なぜ王様はハウルを呼んだのか
4.ハウルの何を指して心を失くした状態と言うか、それが誰にどんな迷惑をかけてハウルにどんな影響を及ぼしているのか(少なくともハウルが心を失くしているようには見えなかった。それどころか無意味な戦争を終わらせようとすらしているように見えたが。鳥の状態が悪影響ならば…)
5.隣の国の王子が誰になぜ呪いをかけられて戦争とどうつながるのか。
6.ハウルとカルシファーの関係の意味は何?
7.あの大草原でハウルとカルシファーが契約を結ばなければならなかった理由は何?
8.ソフィが老婆になっていきなりなぜ山に向かうの?山に向かうときに言う「妹のところ」ってなんだ?
まだまだありそうだが、ざっと思いついただけでこれくらいわからないところがある。
決定的だと思ったのは、ソフィが鬱々と帽子屋を継いでいるのはわかったが、どれくらい自分を押し殺しているかという描写がほとんどなかったので、老婆前と老婆後の対比がまったくできなかったことだ。
老婆になって徐々に解放されていくのはわかる。だってそれがテーマだから。でも、老婆前にどんな言葉をしゃべる女の子かわからなかったので、違和感があり過ぎた。
ハッピーエンドは良いけど、ラストは尻切れトンボになってしまった。
そのラスト、なぜサリマンは簡単に戦争を止めてしまうのか。毎回、戦争をひとつのテーマとして据える宮崎さんだが、今回ばかりは脇に置くか、もうちょっと軽めに扱ったほうが良かったのではないか。消化し切れていない頭でそんなことを考えている。
それに、ソフィがハウルに惹かれていく心理状態というか気持ちの流れが、残念ながらおぢにはつかめなかった。
で、ソフィにかけられた呪いは解けたの?
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コメント
宮崎アニメは初期のころからファンでしたが、最近はあまりの混雑から劇場で見ることはなくなってしまいました。面倒というのもありますけれど。
「千と千尋・・・」も DVD で見ましたが、映像はすばらしいけれど内容はもうひとつすっきりしない、あまりに詰め込みすぎて収拾がつかないとか散文的とでもいうか、といった感じで物足りないものを感じたのも確かでした。
「ハウル・・・」についてもたぶん劇場には行きそうにありません。内容まではわかりませんが、やはり素直な感想は正しいのだろうと思いますよ。
いっそ「指輪物語」みたいにしてじっくりと描いたらよいのでしょうが、商業としての面が強くなってきているせいなのかもしれませんね。(スタジオとしての経営がある意味で優先されるといったような)
「カリオストロの城」や「紅の豚」なんかがわたしのお気に入りです(^^)
投稿 ムムリク | 2005.01.02 11:25
ぼくも宮崎アニメのファンです。
一昨年の正月休みに、『未来少年コナン』をYahoo!アニメで久しぶりに観ましたけど、やっぱりいいですね。
ぼくが一番好きなのは、『天空の城ラピュタ』。何回観たか知れない。次が『ルパン三世カリオストロの城』かな。宮崎さんは『もののけ姫』あたりから変わりましたよね。
投稿 旅歌 | 2005.01.02 13:44
今 NHK 教育で「コナン」の再放送(いったいどれくらい’再’がつくかわかりませんが(^^;)やっているので、せっせと DVD 化しています。
「ラピュタ」は劇場で見てビデオも買いましたが(高かったなあ、当時は)、兄夫婦に貸し出したままです(^^;
投稿 ムムリク | 2005.01.03 12:50
ぼくはレーザーディスクを買ったのですよ。ラピュタだけでなく、宮崎作品のほとんど。高かったですよ。軽く一万円以上でした。それも昨春にヤフオクを始めて、みんな処分しちゃいました。
コナンの再放送知ってます。
DVD化、いいですね。そんな話を聞くと、DVDレコーダーが欲しくなります。書き込みのできるDVDドライブを持ってなくて、今年は買おうかと思っているのですが、パソコン接続のドライブにしようかレコーダーにしようか迷っているんです。
投稿 旅歌 | 2005.01.03 14:04
レーザーディスクだなんてすごいですね。今となってはあの大きさは邪魔なだけかもしれませんね。
わたしは内蔵ドライブを取り付けました。レコーダ買うよりは安いです。とはいえ、やはり専用のレコーダの方が簡単かもしれませんね。HDD 付きであればなおよし、でしょうか。
もともとは Hi-8 ビデオデッキがすでに生産されていないことに気づき、壊れないうちに移してしまおうということでしたが、新たに録画するものが増えてしまって停滞気味です(^^;
すでに、あるいはそろそろ地上波デジタル放送に移行かと思いますので、デジタルチューナー内蔵機種がでるまで待つのもよいかもしれませんね。
投稿 ムムリク | 2005.01.03 16:57
ぼくも8mmビデオで録画してあるモノが悩みのタネで、昨年ヤフオクでデッキを買いました。長くデッキがなくて見られないビデオがたくさんあったんです。いずれDVDに移行しようと思っていたのでその前段階として。
8mmデッキって結構取引されているんですよ。ぼくはダブルデッキでVHSが壊れているヤツを買ったので3,000円でしたけど。
あ、話がすぐに横にそれてしまってすみません。映画とか「ツイン・ピークス」なんかは別に見られなくてもいいんですけど、子供のビデオが悩みのタネだったんです。
一応今は満足に動くデッキがあるので、あとはDVDのドライブだけです。ホントは昨年のウチに大容量のHDと一緒に買ってしまう予定だったのですが、例の大地震があって相当お金を使ってしまったので、余計な買い物は延期するしかなくなってしまったのでした。
パソコンにつなぐDVD-Rか-RWと、外部接続のUSBのテレビチューナーを買う予定だったんだけど、こうして日延べしてみると直接テレビにつなぐDVDレコーダーがいいかななんて迷ってしまうわけです。子供がアニメを熱心にみていて、もしパソコンのDVDを買ったら全部自分がやってあげなくちゃいけない…(^_^;)、とか。
投稿 旅歌 | 2005.01.03 18:12
わたしのもダブルデッキです(^^; 本体のリモコン受光部がおかしいらしくてリモコンが使えないので G コード予約できなくて不便なんですが、どうせならと地上デジタルチューナ付きの HDD/DVD レコーダをと我慢しているところです。
そのために PC の時間を割くと大変ですよ~(^^;賢明だと思います。
投稿 ムムリク | 2005.01.04 23:12
そうですか、やっぱりDVDレコーダーの方が良さそうですね。
さっき電気屋で見てきました。随分安くなっているんですね。これなら今年なんとかできるかもしれない。
ありがとうございました。
投稿 旅歌 | 2005.01.05 15:38
こんにちわ
こんなところで、盛り上がってたんですね。知らなかった ....
ハウル ... 私も見ました。そして、同じようになんだかふわふわっとした印象しか残りませんでした。
しかし、子供たちはそれなりに楽しんだようで、下の子はジブリの中で一番面白かったと離しています。原作を読んだ上の子も、かなりのギャップを感じながらも、映画は映画と割り切って、気に入ってましたよ。
大人、特に日本人は、その背景にこだわりすぎて楽しめないのかなと、ちょっと悲しい気持ちになりました。
旅歌さんの疑問はごもっとも、私なりの解釈は
1. どんな呪いかはわからないけど、それを解く鍵は、自分に自身をもち、人を好きになることができるようになることかな。
2. 多分、戦争を続けることを支持していたわけではなかったんだろうけど、所詮雇われ人、国王の利益のために働いていたのかな。
3. 戦争に魔法の力を借りたかった。そういえば、鋼の錬金術士って、公務員として錬金術士を雇ってましたよね、結局は戦争のために ??魔法は核兵器なのかも
4. 自分の利益、享楽のためだけに生きていこうとしていた。になっていった。
5. あまり意味はないのかなと ....
6. 多分、ハウルが魔王になるのを助けていたのが、カルシファで、魔王になるまでは、囚われの身となった ??
7. ハウルがそれを望んだのかな。より強い力がほしかった。
8. 山に向かったのは偶然なのかな。とにかく町から抜け出したかった。そして、動く城にたどり着くっていう、出会い設定。
って、勝手なことばかり書いてます ^^;
それでは _o_ 本年もよろしく
投稿 内ケン | 2005.01.07 12:50
内ケンさん、久しぶりですね。
そうなんですよ。久しぶりにネットが楽しくて書きたいことを書きなぐっているんです。結構楽しいんですよね。
コメントありがとうございます。解釈もいただいちゃってすみません。
1.は、たぶんその通りでしょうね。劇中で年齢がいろいろ変化しますもんね。となるとソフィの呪いは解けたことになりますね。
2.にはちょっと異論があります。なぜかと言うと、最後に「戦争を止めようかね」というようなことを言うんですよね、サリマンが。サリマンがそんなことを言う。しかも簡単に。ということは戦争の主体がサリマンだったんじゃないかと思うんです。もしかしたら、ハウルを呼び寄せるためだけに戦争をやっていたんじゃないかと思ったりもするんです。でも、これはわかりません。
3.呼んだのは王様じゃなくてサリマンだと思うんですよね。ホントに後継者が欲しかったんじゃないかと思うんです。
4.享楽に生きているようには見えないんですよ。ハウルは戦争を憎んで戦っているように見えた。
5.サリマンが戦争をしている相手の国じゃないかと思うんですよ。何か重要な鍵があるように思うんです。人間になったとたん、すぐに戦争をやめさせますというようなことを言うし。
6.わからないんです。
7.なぜハウルがより強い力を欲したのか、背景が少しくらいないとわからないですよね。
8.の疑問についてはどこかのサイトで読んだのですが、ソフィの妹のひとりが山で魔法の修行をしていたようですね。とりあえず、妹のところへ行こうとしたようです。
ダメですね。わからないことだらけです。
今年もよろしくお願いします。
投稿 旅歌 | 2005.01.08 00:12