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2005年4月の7件の記事

2005.04.30

書評 『紐と十字架』 イアン・ランキン

4151755012紐と十字架
イアン・ランキン

早川書房 2005-04-08
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 待望久しい、リーバス・シリーズの第一作である。
 邦訳順に読んで来た読者には、シリーズで何度も語られているサミーの子供のころの話とか、ジル・テンプラーとの恋愛物語とか、弟の話とか盛りだくさんの興味の対象がある。最大の興味は若いリーバスなのだが。
 中でも、最も注目するのは『血に問えば』でも事件の核として語られた、リーバスのSAS(陸軍特殊空挺部隊)時代のエピソードだ。トラウマとなり、リーバスの人生観を作ったと思われる地獄訓練。

 これを読むと『血に問えば』でリーバス自身が語った訓練の結末が違っていることがわかる。
 まあ、大したことではないんだけど、額面通りに読んでてっきり挫折していたと思っていたぼくはいい面の皮だ。
 作者は、どこから読んでも一作完結だから問題無しと言っているらしい。でも、こんな微妙なリーバスの心の動きが、読者に間違って伝わって誤解が生まれてしまうのはやっぱり健全とは言いがたい。
 第二作から第六作までも、早めにお願いしたいもんです。

 リーバスは41歳、娘のサミーは11歳の設定だ。
 連続幼女殺人事件と、リーバスの過去を絡めて事件が語られる。シリーズ後半の花、女リーバスことシボーン・クラーク刑事は出てこない。
 確かにリーバスはリーバスに違いなく、孤独に蝕まれている。どこか直線的な不満を感じさせるのは、リーバスの年齢設定か作者の若さゆえだろうか。
 
 物語全体から若さが滲み出て、ともすれば安易に流れてしまったように読めてしまうのは、仕方がないのだろう。
 文章も硬くて、肩肘張った気負いが感じられるのもまた、作者の若さゆえだろう。
 他にも、犯人に凄みが足りないとか、後半スリラーに転じても緊張感が足りないとか、新聞記者の役割がよくわからないとかいろいろ不満もあるけど、大好きなシリーズの第一作、才気迸る作者の第一作として楽しむことはできたかな。

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2005.04.19

多幸症

 「春は気持ちが良かった!」なんて浮かれたことを書いた罰かな。 
 昨日の朝、長男が鼻水グズグズで見るからにアレルギー発作。午後から保健室で寝ていたそうだ。で、ぼくが今朝から症状がひどくなっちまった。

 きっと、日曜日に布団を干したのがいけなかったんだろう。そう思って、昨晩は干した寝具全部に掃除機をかけた。
 そのお陰かどうかはわからないが、今朝の長男はそれほどではなかったけど、今度はこっち…。まさか、注射が切れた? 先生は一ヶ月大丈夫って言ってたぞ…。

 ちょっと迷って、ひどい時用の「セレスタミン」を一錠飲んだ。この薬は副腎皮質ホルモンを若干含んでいるので、注意が必要らしい。

 副腎皮質ホルモン(ステロイド)の副作用について調べてみた。
 「毛深くなる」とかいろいろあったけど、「多幸症」に目が釘付けになってしまった。
 【多幸症-普通なら深刻に悩む状況にあるのに、気にしないで幸せ一杯に感じてしまう、病的高揚状態】

 多幸症…。でも、これって病気なのか? 
 ググッてみたら、6,650件もヒットした。躁状態とは違う精神状態として認知されているみたい。男性ホルモンを投与したときに起こることもあるとか。
 先週末のFC東京戦以来、ずっと幸せなんだけど、これってもしかしたら…?

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2005.04.18

とうとう残り100ページを切った

 海の向こうでは、相変わらずバカ騒ぎが続いている。
 あの民度の低い国で、本当にオリンピックなんて開催できるの?

 それにしてもあの国は、どうやって事態を収束させるつもりなんだろう。気が付いたときは遅かったとか? 国際世論に慮って対応を間違えたら、すぐに矛先が変わる可能性を秘めている。第二の天安門事件? お人良し日本はどこまで協力してやるべきなんだろう。 

 ぼくはといえば、喧騒に見向きもせず『LOST LIGHT』に没頭している(土日を除いて)。
 ランキンの新作が届いたりと読みたい本は溜まる一方なのだが、見向きもしないで読み続けてとうとう残り100ページを切るまでになった。

 非常に重要な部分が続いている(と思う)ので、できるだけ、辞書を引きながら読むようにしている。だから、普段にも増して進まない。自分の英語力の不味さを確認する毎日。
 で、昨日、英語を学ぶための本を買って来ちゃった。BookOffで100円。

 そんなもんで簡単に英語の力がつくわけはない。わかっているんだけど、なかなか翻訳してくれない本を原典で読みたいと思い始めた。無謀だよねぇ。まあ、何事も前向きに、だ。
 というわけで、やっとwouldの使い方が少しわかってきた(^^;。

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2005.04.17

春はこんなにも気持ちがいい

 リーグ戦初勝利から一夜明けて、本当に久しぶりに布団を干した。もしかしたら一ヶ月ぶりくらいかも知れない。
 花粉症がひどくて、とてもじゃないけど布団なんて干せる状況じゃなかった。ウチは夫婦でそんな症状だったので、カミさんと合意の上、我慢しようということになっていた。
 
 ところが、先日、副腎皮質ホルモンの注射をしてもらってから、今までの花粉症が嘘のように、無くなってしまった。
 いや、正確には、無くなったわけじゃない。でも、そう思うくらい前の症状がひどくて、今は軽い。
 鼻水は朝だけちょっとひどい。そのほかはたまにムズムズすることがあるくらい。
 目は痒くなくなった。ごくたまに、痒みを感じることがあるが、花粉症じゃなくても感じることがありそうな程度。
 カミさんは、元々ぼくよりも症状が軽くて、最近はかなり収まってきていた。

 今日はマスクをしないで、子供と二人外出した。暖かな日差しに包まれて、公園のベンチで本を開いた。気持ちが良かった。
 忘れていた。春はこんなにも気持ちが良かった。
 もちろん、浦和の勝利も気分を後押ししているかな。昨日負けていたら、こんなに気分が良くなかっただろうな。そういう意味では、”ありがとう浦和レッズ”

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2005.04.15

新潟日報俳壇賞

 「稲刈りの終りぬ死者のごと眠れ」

 小千谷の実家で農業を営む父が、この春自身三度目となる新潟日報俳壇賞を受賞した。上記がその受賞句。
 先日、実家から掲載紙が送られてきて、開いて読んだ瞬間、我が父ながら瞠目してしまった。なんという力強い俳句だろう。なんという生命力に溢れた句だろう。

 父は俳句歴50年以上。過去数千の俳句を作ってきた。良い句もたくさん発表している。
 今まで数限りなく、父の句を読んできたけど、今回の受賞句はまるで違う傾向だった。選者の方も書かれていたが、地震が父の俳句をひとまわり大きくしたのかも知れない。

 本人は地震の句で受賞したかったらしい。
 しかし、敢えて選者の黒田杏子氏はそれ以外の句から選んだのだそうだ。

 末尾ながら付け加えておくと、新潟日報とは新潟県の県紙。
 俳壇賞とは、週に一度同紙に掲載している文芸欄に掲載された読者投稿の俳句の中から、半期に一度優秀な句を各選者ことに選んで送られる賞。俳句だけでなく、短歌には歌壇賞が用意されている。

 身内自慢みたいでイヤらしいのでmixiだけにしておこうと思ったけど、ちょっとびっくりする句だったので、こちらでも公開することにしました。決戦前夜に失礼しました。

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2005.04.08

日向小次郎は左門豊作?

 『キャプテン翼』37巻、やっと読み終わった。
 大空翼の無味無臭なキャラがいまいちだったけど、最後の方は結構おもしろく読めた。
 考えてみれば、少年マンガはずぅ~っとああいうノリだったわけだ。その方程式は今でも完璧に踏襲されているんだよね。強敵が仲間になり、更に強い敵が現れ、普通じゃ絶対考えられないスゴ技を編み出して…、消える魔球ライクな。

 船長の息子で「大空翼」とか、ロベルト本郷の頬髭とか、日向小次郎の背景と新聞配達とか、山下清ばりに放浪する岬太郎の父親とか、いろんな意味で楽しい作品だった。
 一番はまったキャラは、日向小次郎。ほれました。左門豊作ね。
 『赤き血のイレブン』がサッカーマンガの『巨人の星』ならば、『キャプテン翼』は『ドカベン』という認識でよろしいのでしょうか? 違うか?

 次に控える『ワールドユース編』『ROAD TO 2002』をどうしようか、迷っています。長男は飽きちゃったみたいで、あんまり気乗りしていない。さて、どうしようか。

 明日、埼スタの浦和初勝利を見に行く前にちょっと時間があるので、BookOffにでも寄ってみようかな。

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2005.04.01

プレステ2を分解修理

 プレステ2が調子悪いという。CD(プレステ用ソフト)は読み込めるが、DVD(プレステ2用ソフト)が読み込めない。だから、買ってくれという。
 こういうときに便利なのが、ネット。
 「プレステ2 修理」でググって一番にヒットしたのが、ここでした。
 http://www1.plala.or.jp/evolution/ps2.html

 ソニーに修理に出せば、たぶん光デバイス交換で9,450円かかるんだろう。でも、一度筐体を開いたら、有償無償にかかわらず、受け付けないというソニーの姿勢に腹がたった。
 だったら、自分で直してやれ。二日間考えて下した結論だった。
 幸い、わが家のプレステ2は上記のサイトと型番が同じ。CDは読み込めるけどDVDが読み込めないという逆の症状だけ、やることは同じ。ボリュームツマミのDVD用の所を回すだけの違いだ。

 サイトを見ながら、まずシールを切った。これが一番イヤでしたね。剥がそうかと思ったけど、サイトに倣ってソロリソロリとカッターを入れた。
 上ケースを外したら、次はイジェクトボタンとリセットボタンが並んでいるユニットを外すわけだけど、これの外し方がわからない。だから、つなげたまま作業をした。

 コントローラー接続端子、メインスイッチ&ファンと順番に外して下ケースを外してから、DVDドライブを外した。
 ここで、用意したアルコールでレンズをちょっと磨く。
 次いで、電源ボードを外して、DVDドライブを外した。しかし、DVDドライブが外れない。サイトにある以外(と思われる)線が二本つながっていて、それが…。

 仕方がないので、線をつなげたまま、小さなドライバーを差し込んで、DVD調整用ボリュームを回した。たぶん2mmくらいだったと思う。
 硬い感じがしたので何度か回した。しかし、ここで困った。冷静に考えるとどのくらい回したかわからなくなってしまった。用意していた油性のマジックで印を付けるべきだった。慌ててしまった。動かし過ぎるとデバイスが溶けてしまうらしい。

 わからないから仕方がない。ちょっとだけ戻して元に組み立てる。順調に組み立てて最後の上ケースのネジを数えて青くなった。二本足りない…_| ̄|○
 もうこれもしょうがないので、そのまま終了。
 いそいそとテレビにつないで、プレステ2のソフトを投入したら、見事一発で読み込まれた! 

 あとはもう、子供の喜ぶ顔が(^-^)。

 子供が大喜びだったのは言うまでもありません。
 今日になっても順調に動いているようです。
 めでたしめでたし。

 しかし、ソニーもなぁ。
 一回いじったら、金を出しても修理に応じないって、そんな偏狭な考えだとまずいんじゃないかなぁ。特に今みたいな落ち目のときは。

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