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2005.05.20

We need a war.

 The Japan Timesが発行している英語学習新聞「週刊ST」が、昨日届いた。
 http://www.japantimes.co.jp/webforms/vc/spj.htm

 英文で記事が書いてあって、欄外に重要語句の解説が載っている。
 週刊だからか、時事ニュース、社会ニュースは極端に少な目で、読み物が多い。
 わりと軟派な記事が多いかな。
 今回の目玉は「Million Dollar Baby」のシナリオと、Morgan Freemanへのインタビューでしょうか。

 最終面に、Douglas Lummisという、沖縄在住のフリーライターの記事があった。
 小泉首相とインドのマンモハン・シン首相が会談したニュースがインドの地元紙に掲載された同じ日、別の新聞に日本の憲法九条に触れた自分へのインタビュー記事が掲載されたのだそうだ。
 それを見て、小泉首相から電話があったと言う。

 読み始めて、段々と血の気が引いていくのがわかった。
 小泉首相と、呼ばれたDouglas Lummis氏が、憲法九条にまつわる改憲論争をするのである。
「わが国は危険にさらされている」
「どこからの危険か? 中国か? 北朝鮮か? あなたは、本当に攻撃をしかけてくると思っているのか?」
「もちろん、そんなことは無い。君はぼくがバカだと思うか?」
 というやりとりがなされる。

 しばらく読むとこんな小泉首相の長台詞に出くわす。

 "I'm not talking about China or North Korea. The danger is from within. The people are getting soft. Women are getting uppity. There is no respect for authority. People mock the Emperor. Students criticize their teachers. Our society is sick, and there is only one thing that can cure it. That is the military spirit, and military discipline . In short, we need a war. Not a big war like last one. A middle-sized war, a war we can win, just big enough to revive the spirit of bushido. One good victory, and you will see a miraculous change. Children will again see their fathers as sergeants and their teachers as captains in a great military nation."

 引用が長くて申し訳ない。
 ともかく、唖然とするわけです。"we need a war"ですよ。腹の底から怒りが湧き上がってくるのがわかった。

 しかし、こうしてたどりついたコラムの最後に、首相同士の会談以外は全部デタラメだった、パロディだと記してあった。おいおい、おふざけが過ぎるんじゃないか? 
 肩から力が抜けると同時に、今度は作者への怒りが湧き上がってきた。

 いくらなんでも、一国の首相をここまで貶めていいのか? 確かに、首相が滞在しているホテルへ行ったら、ちょうど髪をセットしているところだったとか、パロディを感じさせる笑わせる記述はある。でも、相手は英語の初心者だぞ。こっちは、思いっきり深読みしちゃうじゃないか。
 まさか、コラム自体がパロディのコラムだったりして? 古くからの読者はちゃんとそれを知っているとか?
 
 ともかく、とっても後味の悪い記事でありました。

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