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2007年7月の26件の記事

2007.07.31

二大政党制

 政治ネタをもうちょっと。izaにこんな記事があった。

 上記記事に小泉前総理の発言が掲載されている。

「参院選は負けた方が面白いぞ。民主党の小沢一郎代表は自民党内に手を突っ込んでくる。民主党の反小沢勢力も黙ってはいまい。そうなれば政界再編だ」 「政権選択の選挙は衆院選だ。首相はそれだけを考えていればいいんだ」。

 徐々にアメリカやイギリスの二大政党制に近づいてきたが、まだまだ二党の違いを際立たせる政党としての立脚点や輪郭が曖昧だ。本当に政界再編が起こってくれれば良いと思う。それも、政策を支点にした政界再編。いまの自民党も民主党も党内のブレが大きすぎる。

 本来は、思想的に似ている小沢等と安倍等が手を結ぶべきなのだ。小沢が手を突っ込んでくるべき相手は、安倍や中川昭一や麻生太郎あたりであるべきだ。いまの自民党中枢だから、ありえないと思うが、そうなったときに、民主党の左派あるいは反小沢派と自民党の親中国派、たとえば二階俊博や河野洋平、加藤紘一あたりがどう出るか。

 本来の意味での二大政党制に移行するチャンスが生まれる。しかし、…やっぱり怖いな。ぼくが思い描く二大政党が屹立する政治体制になっても、国の根幹である外交政策だけでも両党がすり合わせておく必要がありそうだ。特に対中国・対韓国政策は生命線だ。政権が変わるたびに「河野談話」みたいなのが出ちゃまずいもんね。あ、あれは政権党内から出たものか、もっとまずい…。

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2007.07.30

選挙のたびに思い出す

 各局がほぼ同じ出口調査の結果をはじき出して、実際の開票結果もほぼ同じものだった。いまさらだけどすごい。ぼくは聞かれたことが無いんだけど、ウソを答える人はいないんだろうか。きっと、そういう誤差は織り込み済みの調査なんだろうな。大きな国政選挙があるたびに驚いています。たまに暴走することはあるけど。

 自民党が大敗。それでも安倍は続投を明言していて、責任を取って辞任するのは中川と青木のようだ。選挙上手の小沢にこれだけの追い風が吹いたんだから、自民党にとっては今回は仕方ないだろう。第一ラウンドは小沢の勝利。

 しかし、このままじゃ政権は取れない。これから小沢がどういう手を打ってくるのか。うまく解散総選挙に持ち込めるのか。いままで以上に小沢に目が行くことになる。今回の勝利は敵失なんだから、自分は人気がある、なんて勘違いをしだしたら、痛いことになりそうだ。それと健康問題がネック。会見に出てきていないそうだが、相当具合が悪いのかな。

 選挙のたびに思い出すのが、自民党と社会党の連立政権だ。
 新潟の片田舎で農家を営む実家は、田中角栄のお膝元の選挙区で、三代続いた社会党支持だった。ぼくが子どものころは、選挙のたびに夜警団のようなものが結成されて見回りをしていた。やれどこどこの家で宴会をやっているとか、どこぞの自民党支持者宅に誰かがやってきたとか、いまからは考えられない熱い時代だった。

 それが、あっけなく裏切られてしまう。あれだけ戦ってきた自民党と連立を組んでしまったのだ。実家の父の落胆と混乱は想像を絶する。一夜にして、拠り所を失ってしまった。支持政党を失った父は哀れなものだった。逆らえない歴史の流れだったのかもしれないが、地方の一支持者にとってそんなことは関係ない。

 その後行われた総選挙のとき、電話で話したことがあった。誰に入れる? と聞くぼくに父が答える。「絶対、誰にも言うなよ」 言わないよ。そっちに連絡を取り合う知り合いはいないから。で、誰? 「誰にも言うなよ」 しつこいよ。言わないって。……「まきこだ」

 直後にいろいろと言い訳めいたことを言っていたけど、そんな父が本当にかわいそうだった。社会党は日本全国にそんな難民を作っただけだった。この罪作りな政党は名前を変えていまでも存在している。恥知らずも甚だしい。政治は何でもあり、と国民に与えた不信感は大きかった。民主党と共同会派なんて言ってないで、さっさと幕を下ろせよ。

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2007.07.28

無人の台所でコップが砕け散る

 不審な物音がしたのは、午前6時半ころだったと思う。ちょうど、下にアップした『一瞬の風になれ』の書評を書いているときだ。廊下を挟んで、台所と向かい合わせにある洗濯機の上にゴミ袋用の買物袋が積んであるので、それが落ちた音だと思った。わが家では結構耳慣れた音のように思えた。

 GGRを見終わって、次男が台所へ行ったときに鋭い声があがった。何かを踏んだようだ。足の裏にガラスの破片。台所の電気を点けると、視線の先にこれがあった。

Img_8637
 
 コップの上の部分だけが、爆発したように砕け散っている。細かい亀裂が見えて、ボロボロと崩れ落ちたようにも見えるのに、ガラスの破片は台所いっぱいに飛び散っていた。下に落ちていたコップを拾い上げたわけじゃない。深夜、長男が牛乳を飲んで置いたままのその場所で砕けた。こんなふうにコップが割れるだろうか? 

 台所いっぱいに飛び散った破片は、何度掃除機をかけても完全に浚えていない。

 そういえば昨年の7月28日、大切な人を亡くした。今日は命日だ。ほとんど同時刻だったと記憶している。いきなり脈絡なく話が飛躍して申し訳ないが、そんなことを思い出している。

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書評 『一瞬の風になれ』全3巻 佐藤多佳子

4062135620一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--(全3巻)
佐藤 多佳子
講談社 2006-08-26

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 これぞ青春小説の決定版!

 以前、長男が中学生だったときに、あさのあつこの『バッテリー』全6巻を熱心に読んでいるのを見たことがあった。ぼくはその本を知らなかった。常に本に埋もれている父親が知らない本を読んでいることが、とても意外で誇らしかったようで、若干の上から目線で貸してくれた。終盤は冗長になるが、確かにおもしろかった。下の『模倣犯』の書評にも書いたが、青春小説好きのぼくにはツボだった。

 そんな長男が高校に入学した今年春、読んでいたのがこの本。なんでも、長男の高校に関係したどこかのネット掲示板で話題になっていたらしい。高校の略称が、この本に出てくる高校と同じなんだと。しかも、去年の3年がインタハイの100mを制したとか。読み方は違うのだが。読書のきっかけなんて何でも良い。ヤツはたった2日で3冊読みきったそうだ。

 どうも最近新刊に疎くていけない。帯には「2007年 本屋大賞受賞」「第28回 吉川英治文学新人賞」とある。おお、敬愛する花村萬月や浅田次郎が獲った賞じゃないか。本屋大賞って、そういえば『夜のピクニック』はおもしろかった。手にとったときの感想はそんな感じだった。前置きが長くて申し訳ない。

 読み始めたら止まらなくなった。朝出勤前、通勤電車の中、会社で昼休み、夜帰宅する電車の中、夜寝る前深夜…。こうして、ぼくも3巻を2日で読みきった。自分の子どもくらいの年齢の主人公に、これほど感情移入できるおぢもまた珍しいかもしれない。本当におもしろかった。

 全3巻それぞれの巻数が主人公の高校での学年と同じだ。1巻目の高校入試直前からはじまり、3巻目は3年のインタハイまで。物語は、中学時代サッカーをやっていて、高校で陸上部に入部する主人公(俺-神谷新二)の一人称で語られる。彼の成長を通して、あのころ-思春期-にモガイテいたすべての事柄が、サラリと熱くユラリと切なく、余すところなく描かれている。

 全編陸上部を舞台にした物語である。主人公の神谷新二は、陸上部で短距離をはじめる。彼の成長が、薄い皮を一枚一枚重ねるように、丹念に描かれる。それは、100mのタイムが上がることだけではなくて、心の成長と周囲の友だちの成長と合わせて描かれる。ここが重要で、傑作に至らしめた大きな要因だと思う。

 そうだ。自分ひとりだけが成長するわけではない。みんなが悩み、みんなが挫折し、みんなが輪を乱して、それをみんなが共有することによって、乗り越えてゆくのだ。もちろん、必ずうまくいくわけじゃない。だが、この本にウェットでジメジメした馴れ合いはない。少々出来過ぎの感は否めないが、いまの高校生の体温がとてもよく伝わってきた。

 子どもたちの成長物語のもうひとつの側面は、陸上競技の物語としての完成度の高さだろう。それも主人公の種目は短距離だ。たった10秒を勝ち抜くために、選手たちは自分を鍛え、走る技術を磨く。微に入り細を穿つ丹念な取材に裏打ちされた説得力のある描写で、10秒のドラマを解き明かしてくれる。主人公の人間としての成長に合わせ、短距離ランナーとしての成長も文章で表現してくれる。

 本当にすばらしい。こんな小説読んだことがなかった。こんな小説が読みたかった。作者の佐藤多佳子さんに、感謝の気持ちで一杯だ。ダメだ。こうやって書いているだけで、涙腺が緩んでしまう。これこそが、青春小説の王道で、後々まで語り継がれるであろう、まっとうな青春小説だ。

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書評 『模倣犯』全5巻 宮部みゆき

4101369240模倣犯 全5冊
宮部 みゆき
新潮社 2005-11-26

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 宮部みゆきの代表作は『火車』だと信じて疑わない。忘れられない。『火車』を契機として、宮部は穏健な社会派作家へ移行していくのかと思っていた。ところが、そうでもないようだ。相変わらずジュブナイルな雰囲気を漂わせていらっしゃる。ご本人も自らを「ショタコン」とおっしゃっているので、これは終生変わらないのかも知れない。

 ぼくは青春物が好きなんだけど、それでも宮部のジュブナイル風味にはどうしても合わない。青春小説じゃないから当然なのだけど。少年少女向け風味のエンターテイメント小説で甘酸っぱくない。大人の視点から作りこみ過ぎて、若者が作者の道具に成り果ててしまっているような印象。

 多くのファンを抱える作家なのだからぼくの感覚がおかしいんだろうけど、ついでだから思い切って書いちゃえば、特に『龍は眠る』とか『レベル7』『蒲生邸事件』あたりのジュブナイル風SF風小説には飽き飽きしている。一方で、宮部の暖かさに惹かれるのも事実で、その温もりと社会性が見事に合体した『火車』が忘れられないのは納得していただけると思う。

 だから、『理由』で直木賞を受賞したときは皮肉に思えた。ああいったジャーナリスティックな手法には感情の入る隙間が乏しい。その分、宮部の他作品からはかなりの隔たりがある。温もりは格段に薄い。宮部ファンはああいう作品は読みたくないんじゃないかな。ぼくはおもしろかったけど。

 こうして見ると、ぼくは真性宮部ファンではないようだ。その傍流宮部ファンにはこの物語がどう見えたかというと、ジュブナイル趣味と社会性の合体した小説ということになるだろうか。別に血腥いサイコ野郎だけに震撼しているわけではない。エグいシーンの一つも無しでこれだけのサイコ野郎を描けているのはさすがだと思う。

 しかし、作品から受ける印象は品行方正で潔癖。だから凄みはまったくない。なくても問題ないのは、宮部の主眼がそこにはないから。そこそこで充分なのだろう。では、主眼は何かというと、加害者・被害者の家族をはじめとした周囲に降りかかる苦痛と影響なのである。これに関して、彼女の潔癖ぶりは尋常ではない。

 書く書く、これでもかこれでもか。瑣末な脇役にまで主役を張れるほどの背景を与え、書き込む書き込む逡巡させるさせる。結果出来上がったのは三千五百数十枚の超大作。たしかに重厚な小説だと思う。でも、長きゃあいいってもんじゃないでしょう。宮部ほどの小説家が、これだけ書き込まなきゃ言いたいことを言えないわけがないでしょうに。ぼくにはほとんどが言い訳に見えてしまう…。

 一本調子に、誰も彼もに深遠な背景が書き込まれるもんだから、悪い癖で斜め読みしている自分に気がつくこと度々。その度にページを戻った。申し訳ないが、必要無さそうな脇役がたくさんいた。主役級の人物にも流して良い人物がいると思う。この饒舌な人たちの中にあって、高井和明くらいには異彩を放たせても良かったろうに。

 巷で評判の有馬義男もそれほど魅力的とは思えなかった。だけでなくて、この物語では誰もに常識から外れるような勝手な動きをさせて、それを読者に納得させるべく行間を埋め尽くしているようにしか見えない。ひとことで言えば、度を越したあざとさ。ともかく作為的過ぎ。それはもちろん、宮部ほどの作家だから、水準点は軽くクリアしているのは間違いない。でも、ここまで読ませておいてあのラストはないだろう、と思ってしまう。

 丹念に伏線を張っておいて、それが前畑滋子の罠に通じるのもわかるが、それでも犯人はあんなに簡単に引っかからないでしょう。なんだか宗教的だなと、飛躍した感想を持ってしまった。序盤は大傑作の予感が漂ったのだが…。それでも、犯人の背景がまたまた…でウザいにしろ、劇場型犯罪者をここまで斬新に動かしたのはさすが、と言っておきたい。こんなヤツでてきそうだもんね。
(文章をちょっといじって、サイトから転載)

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2007.07.27

映画評 『菊次郎の夏』

B00005EDS4菊次郎の夏
ビートたけし 関口雄介 岸本加世子
バンダイビジュアル 2000-01-25

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 敬愛してやまない、とリアルでもネットでも公言しておきながら、いままで未見だった映画監督北野武の作品。ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞した『HANA-BI』の翌年、1999年に公開された監督第7作である。

 いろいろと背景があって、予備知識満載で観た。北野監督独特の色使いや、凄惨な暴力描写はなりを潜め、父と子(映画では擬似父子)の愛情を淡々と描いている。だが、やっぱりストーリィ性は乏しい。この人の作品は、どれも書き下ろしで、監督本人が脚本を書いている。だから、というわけではないだろうが、ストーリィで客を引っ張る監督ではない。

 では、何で観客を惹き付けるかというと、映像美であるとか、説明を一切省いた唐突な演出であるとか、過激な暴力であるとか、一瞬一瞬のシーンのおもしろさであるとか。相当な演出力はあるが、観客におもねることはしない。撮りたいモノを好きなように撮るという監督本来の仕事を自由にできている、とても恵まれた監督という印象がある。

 この作品は、菊次郎と正男少年を、自らの親子関係に準え、自分の気持ちに区切りをつけた映画なのだそうだ。多分に、私小説的。映画としての出来はそんなに高いようには思えない。だが、最初は正男少年のことを疎ましく思っていた菊次郎が、徐々に自分の少年時代と重ね合わせ、正男が愛しくなってくるのが、とてもよくわかる。心温まる。

 少年北野武は、父親の愛情に飢えていたのだね。こんなふうに父親に遊んでもらいたかったのだね。菊次郎と正男少年は、両方とも監督自身の投影である。双方の思いが胸に迫ってきた。こう考えてくると、監督自身の希望を映像で実現したという、とても人に見せるための映画じゃない。これじゃ、興行的な成功など望むべくもない。

 正直申し上げて、こんな映画を、監督の希望だけで撮らせてしまうプロデューサーがすごい。しかし、それも映画監督北野武だからできる芸当なのだろう。ぼくらとしては、『ソナチネ』や『HANA-BI』のような北野映画を観たいのだが、映画制作の現場で常にあんな緊張を保つことはできないんだろう。そんな映画だった。

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2007.07.24

耳に毛なんていらない

 気がついたら、耳に毛が生えていた。キモ…と思われた方、申し訳ありません。
 40歳は過ぎていたと思う。何気なく指を当てたら耳穴の周りに毛の感触がある。カミさんに見てもらった。産毛よりもしっかりした「毛」だと言われた。そういえば、耳から長い毛を伸ばしたおじいさんを見たことがある…。

 調べてみた。耳に毛が生えるのは、ほとんどの男が持っていて女性は持っていない「黒色耳毛」と言われる遺伝子が原因らしい。しかし、ある程度の年齢にならないと生えてこない。原因はわかっていないのだそうだ。トシとった男にしか生えない「耳毛」。おじさんorおじいさんの証「耳毛」 思いっきり落ち込んだ…orz。

 その後、森新一の「おふくろさん」で物議を醸した作詞家の川内康範の耳毛が話題になったよね。絶対あんなふうになるのはイヤだ。最初は、シェーバーで剃ったりしていたが、耳穴の凹凸に合わずうまく切れないので、最近は、カミさんに子ども用の爪きりハサミで切ってもらっていた。

 イヤな光景だった。老眼鏡をかけたカミさんがブツブツ言いながら、亭主の耳の毛をハサミで切っている。しかし、なかなかうまく切れない。耳の凹んだ部分に生えている毛をうまくカットできないのだ。時々、肉に当たったりして、こっちもブツブツ言う。本当にイヤな光景だった。

 そんな折、近所の床屋で「耳毛カッター」の存在を知った。終わった後、何やら棒状のモノを取り出してウィーンという音と共に耳の毛を切ってくれる。その店が使っていたのは「産毛カッター」だそうだが、専用の「耳毛カッター」もあるらしい。「鼻毛カッター」というのもあって、兼用で耳毛も切れるのだそうだ。そういえば、前にTVで美川憲一がバッグから取り出したのを見たことがある。

 なんとなく抵抗はあるけど仕方がない。兼用のカッターを買うことにした。水洗いOKで、切り取った毛を吸引するファンを搭載していて、剃り味抜群のヤツだ。

B000ANCZSWNational 鼻毛カッター グレー ER430P-H
National 2005-09-01

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 昨日届いた。
 なかなかよろしい。鼻毛なんか痛いんじゃないかと思ったが、全然痛くない。耳毛も凹凸をクリアしてキレイに切り取ってくれた。なんだ、もっと早く買えば良かった。水洗いできるので清潔だし、吸引ファンがついているので、切り取った毛が落ちることが無い。これで悩みがひとつ解決。うれしい。って、ちっちぇえ悩みだ…。

 長いこと気になっていたことが一気に解決したので、思わずこんなエントリーを書いてしまった。やっぱり恥ずかしい…orz。

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2007.07.23

高校野球 「県」代表と言ったって…

 普段は高校野球は観ないのだが、地元の高校が4回戦に進んだとか、中学の同級生がお隣の高校で頑張っているとか、そんな理由でテレビ埼玉を点けている長男につられ、肩を並べて何試合か観た。甲子園大会出場を悲願とする長男の高校は早々と姿を消しており、興味はもっぱら有力私立高校vs地元県立高校の試合に注がれた。

 「これはないよね!?」 長男が憤慨し、苦りきった顔で画面を指差している。テレビ埼玉の中継では、バッターボックスに立ったとき出身中学が表示されるのだ。指差す先のバッターは「北海道○○」中学出身…。それからもいろんな地域の中学名が表示された。新潟県、神奈川県、静岡県、東京都…(ry。

 そういえば、野球特待生の問題はどう決着したのでしたっけ? あんなものは、諸悪の根源高野連の自己欺瞞でしかないので、気にもとめていなかったけど、改めて県外率の高さに驚かされる。「○○に帰れよ!」 長男のような直截的な気持ちは沸かないが、割り切れない気持ちになってしまう。

 その後観た有力私立高校の大半がこんな感じだった。これが当たり前だったのか…orz。その学校が代表になったとしても、大半が県外出身者で占められている。埼玉県の子どもがほとんどいない「埼玉県代表」。テレ玉のアナウンサー(上野さんだった!)が、言い訳のように「○○にあこがれて、遠くからやってきているんですね」とか言っていたけど、それ違うでしょ? その言い方はおかしいよ。

 有力校のスカウトは全国を網羅しているのか。すごいな。もちろん、学校側と生徒側の利害は一致していて、そこに子どもたちの「夢」がどのくらい介在しているかは、すべてお金が計算してくれるのかも知れない。サッカーの代表だって似たようなものかも知れないが、どうなんだろう。達也の例もあるしね。

 こうして考えると「県代表」って、大半が便宜的なものなのだね。そんな有力私立高校が、地元中学出身者で占められた公立高校を、木っ端微塵に粉砕してしまう。長男が憤慨するのもわかる。杉戸高校のピッチャー岡君。よく頑張った。立派だったよ。

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2007.07.21

ハリー・ポッター最終巻

0545010225Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US)
J.K.Rowling Mary GrandPre
Arthur a Levine 2007-07-21

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 今日発売だ。待ちに待ったハリー・ポッター=シリーズの最終巻。
 随分前にAmazonに予約した。昨日、発送済みメールが来たので、今日届くでしょう。ハリ・ポタは巻を重ねるごとに分厚くなって、前作の『Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (US)』が650ページ程度なのに対し、今回は800ページ近くもあるという。

 長さだけでなく、英語も『Harry Potter and the Sorcerer's Stone (Harry Potter 1)(US) 』のころよりも格段に難しくなっている。しかし、どちらもAmazonの商品詳細には「対象: 9 - 12歳」なんだよね。TOEICのレベルも、一巻目だと640点程度なのが、最近作だと800点以上取れる英語力がないと難しいらしい。これで「9-12歳」なのか? まあ、どちらにしろぼくには読む資格がないのだが……orz。

 耳慣れない魔法にまつわる言葉とか魔法世界の生物とか知らない街の通りの名前とか、普段まず聞かない単語が次から次への押し寄せてくることも、ハリ・ポタが読みにくい原因のひとつだ。これが普通の現代の物語なら、たいていは推理することができるし、どこかで聞き覚えがあるから、ストレスを感じることは少ない。

 この最終巻をアメリカの出版社がフライング発売したとか、作者が怒ったとか、スキャンされたページがP2Pでネットに流出したとか、いろいろなニュースが流れている。まあ、はっきり言えば、どれもこれもパブリシティでしょ? たいへんな宣伝効果があった。

 たとえ496ページ目以降が晒されているとしても、それ以前の物語は読まなければわからない。シリーズのファンがそれだけで満足するはずがない。こんなのを読む人は、元々シリーズ読者ではない方々だ。だから、実際に流出していても、パブリシティ以上の何物でもない。

 そんなことより、シリーズの最終巻で何が起こるのか。誰が死ぬのか。気になって仕方がない。早く来ないかな。って、果たしてちゃんと読めるのだろうか……orz。

 追記
 投稿したらすぐに届いた。午前9時15分。

 Harry7

 全部で、759ページ。それにしても、毎度ながら、このちゃちなカバーはなんとかならんのか?
 おっと、いきなりスネイプの登場だ。

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2007.07.20

2007年上半期のネット通販決算 楽天かAmazonか

 今年上半期は、楽天で15点、Amazonがマーケットプレイスも含めて本を中心に48点(本以外だと10点)の買い物をした。金額に直すと、楽天は55,000円くらいで、Amazonが65,000円くらい。Amazonは本が中心なので、単価は安い。Amazonで買った本以外のモノはゲームが6点、DVD-Rの50枚詰めスピンロールが2点とプリンタ用インクなど。楽天で買った本は3点のみ。

 だいたい毎年こんなもんです。Amazonでは、本とゲームのほかエレクトロニクス機器程度で、それ以外はまだ経験がない。でも、買物するときに感じるストレスはAmazonの方が断然少ない。ポイントでは楽天が優位。ただ、現金にはならないので、図書カードなどを買うことになる。Amazonポイントは確定までの時間が長くて使いにくくて、結構不満が多い。

 Web1.0企業と揶揄される楽天。Web2.0解説書籍では、必ずといっていいほど、Web2.0企業の対極として楽天が引き合いに出されている。さすがにマズいと思ったのか、「みんなのレビューが1,000万件ある」とか、イメージの打ち消しに躍起になっている。最近「楽天ブックス」でもAmazonライクなリコメンドを始めて、Web2.0風なサイト作りに力を入れているように見える。

 でも、ダメですよね。楽天のレビューって、直接アフィリエイトにつながるから、ほとんどの人が本当のことを書かない。そのレビューから買物をしてもらえば、たった1%だけどポイントがつくから、たいていの人は褒めちぎる。当然、その商品を買っていない人も書き込めて、メーカーのサイトからのコピペみたいなのが横行している。商品を買う際のヒントにはなりにくい。Amazonのレビューとは根本的に違うのです。もちろん、Amazonだって、時々工作員みたいなのがいるが。

 先日、楽天ブックスでイヤなことがあったけど、それでも楽天を使うのは、お店のラインナップそのものがロングテールだから。この春、長男が地元の高校に入学したとき、どこかのサイトで駅名入りのキーホルダーがあるのを知った。記念に買ってあげようかと思って探したが見つからない。そんなときは楽天なんだよね。すぐに見つかって注文した。

 しかし、楽天の場合は、一回一回が新しい取引になる。これが不安と言えば不安な材料。前述のキーホルダーも納品まで3週間と書いてあったにも関わらず、3週間が過ぎても連絡が無い。電話したら、しばらくバタバタした後「今日商品が入ったので送る」だそうだ。そんな蕎麦屋の出前みたいなことがある?

 個別の店舗のサイトデザインのひどさは、いまさら言うまでもないでしょう。赤を基調にしたバナーがこれでもかと並んで、下の方に商品が陳列されている。商品を探すたびに辟易している。これがAmazonだとほとんどスクロールせずに商品の詳細を見ることができる。楽天全体が大阪商人風のノリなので、全体をそんなふうに統制しているのかもしれない。

 Amazonが楽天の店舗を全部あわせたくらいの商品を自社販売で揃えるのは不可能だろう。だが、最近はじめたショッピングモールは、どうもイマイチな気がする。Amazonが楽天並みの品揃えをしてくれれば、自分の場合、躊躇無くAmazonかな。

 世界的に見ても、GoogleよりYahoo!、Amazonより楽天、という珍しいネット文化を育んできた国だけど、最近どうも首をかしげることが多くて、楽天に躊躇してしまうことが多い。楽天の安売り強行スーパーの激安販売スタイルがどうもピンとこないとか、お店の信用度を知ることができる店へのレビューが隠れて見えないことが多いとか、ポイントばら撒きスタイルが飽きてきたとか…。

 たぶん、今後も使い分けをしていくことになるでしょう。知り合いのIT関係者の中には、もっと使い勝手の良いショッピングモールが現れたら、楽天はすぐにコケると言っている人がいるんだけど、どうなんだろうか。

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2007.07.19

FF7のポーションがAmazonで

FINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY POTIONFINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY POTION

2007-09-13
売り上げランキング : 1

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 前のヤツも飲んでいないんだけど、容量は前回のと同じ100mlだそうだ。スクエア・エニックスとサントリーのコラボ企画。今日(7/19)発売。
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 それにしても、4,000円弱ってのは高すぎだろう。成分はローヤルゼリーとかぶどう糖とかビタミンBだとかだからこんなに高いわけがない。この企画のために特別編集された書籍が同梱されるそうだから、そっちのお値段がほとんどなのでしょう。

 総重量が7kgもある。いったいどんなどんな体裁の本なんだ? 話のタネに買ってみようかな。FF7はFFシリーズ屈指の名作と思っているので。「神羅カンパニー特製ボトル」か、そそられるなぁ。そうそう商品が格納されているカテゴリは「ゲーム」ではなくて、「ヘルス&ビューティー」。Amazonったら…。

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書評 『新聞社-破綻したビジネスモデル』 河内孝

4106102056新聞社―破綻したビジネスモデル
河内 孝
新潮社 2007-03

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 最近放送された「たかじんのそこまで言って委員会」で、勝谷誠彦がこの本をかざして「新聞は年間2,200万本の木を使っている」とおっしゃっていた。実はよく見えなかったのだが、「新聞社の元役員の方が書いたんだから、本当だろう」とも言っていたので、間違いないと思う。

 本書の著者である河内孝は、毎日新聞の常務まで務めた方だ。読んでいただくとわかるが、読売&朝日の2極構造を打破するべく、毎日&産経&東京の業務提携を画策して敗れ去り、2006年に役員を辞任した。かといって、暴露本ではない。ご本人も本書の中で、役員として知りえた文書や数字はベースにしないと言っておられる。

 だから、一言で言えば「甘い」。新聞業界の末席を汚すものとして読んでおかねば、と思ったわけだが、大半は知識の片隅にあるものばかり。押し紙の問題ひとつとっても、もっと具体的な事象を知っているはずだ。役員として知りえた数字をベースにしないわけだから、こういう書き方になるんだろうが、これについてはかなりがっかりした。

 他にもいろいろと不満がある。が、企業の中で役員にまでなられた方が、自分の属していた、それも社会的な影響の大きい業界についてすべてをぶちまけるには、命を賭けるくらいの覚悟が必要かも知れない。そう考えれば、ここまでよくぞ書いたという気持ちも湧き上がってくる。

 しかし、それと新聞業界の欺瞞は別物だ。有体に言えば、今の新聞業界は詐欺体質なのだ。残念ながら、詐欺の本質である押し紙の比率についても、本書では明らかにしてはくれない。取り上げられている数字が10%だったり30%だったり40%だったりとはっきりしないのだ。手順を踏めばすぐに明白になる数字を、意識的にぼやかそうとしているように思われてならない。

 自分の印象を含めて押し紙の比率を考えるなら、本書で取り上げている大きめの数字である30%程度はあるのではないかと思う。各店によって差はあるだろうが、最低でも10%はくだらない。新聞店に10%から30%もの新聞を押し付けておいてそれを発行部数に換算する。1,000万部発行などと言っていても、実際は700万部程度が良いところなのかも知れないのだ。300万部が無駄に生産されているとしたら、相当なロスだ。当然、これらのコストは新聞価格に反映される。

 次いで被害を蒙るのは、折込チラシを配布する広告主だ。たとえば、持ち部数を4,000枚と公表している販売店でも、実際に新聞を配達しているお宅は3,000軒程度かも知れない。残りの1,000枚は捨てられてしまう。支払われた1,000枚分の折込広告料は労せずして販売店が懐に入れる。

 以前、神奈川県のとある企業が、不透明な各店枚数について訴訟を検討したことがあった。しかし、証拠集めや訴訟にかかる時間と費用その他を勘案して断念してしまった。相当に研究したらしいが、やり口が巧妙で、攻め口を見つけられなかったのだそうだ。新聞店主を見方につけなければ成立しない。

 このような詐欺行為だけでなく、本書では、なぜマスコミが第三権力と呼ばれるようになったかを克明に記している。言い換えれば、新聞社によるマスコミ支配の構図である。大新聞社がテレビ局を作り、各県の新聞を系列化し、巨大化してゆく。

 本書によれば、新聞社経営が行き詰まることがあっても、テレビ局が金を稼いでくれると高を括っていて、新聞経営者は安閑としているのだそうだ。しかし、最近のTVCMでは前にも増して「公共広告」を見るようになった。理由は簡単で、CMが集まらなくなってきているのだ。2007年7月第一週のゴールデンタイムの視聴率が9%を超えた番組が全局でひとつもなかった、という報道もあった。

 HDレコーダーの普及とか、インターネットに取られているとか、ゲームをやっているからテレビを見なくなったとか、単純に言えることではないと思う。構造的に変革を迫られる時期に差し掛かっている。このままいくと、再販の特殊指定問題も含めて、新聞は早々に立ち行かなくなる。集金マシーンだったテレビ局にも陰りが見え始めている。早く手を打たなくてはならないのだ。

 しかし、旧態依然とした新聞経営者たちは動かない。いや、知っていても動かないのかも知れない。作者がYahoo!の井上社長に言われた言葉が印象的だ。「世界中、日本中の毎日新聞支局のゴミ箱に捨ててある原稿の書き損じを全部下さい。あなた方は私達ユーザーが求めるニュースが全然分かっていないのですから」

 販売の問題だけでなく、こういった報道のあり方まで問われ始めている。欲しい情報はインターネットを調べれば瞬時に手に入る。今や、新聞はチラシを運ぶ入れ物とまで言う人がいる。物事の決定のディテールに「透明性」を求めるようになった社会に、まったく対応できていない。じゃあ、どうすれば良いのか。興味ある方は是非読んで欲しい。

 こんな書評もあった-「ガ島通信」

では産経はどうか。夕刊もなく、事実上、全国紙ではなく首都圏新聞になりつつあります。

 念のため指摘しておきます。産経新聞は首都圏新聞じゃないですよ。元々が関西で、大阪や奈良などシェア20%を超えている地域もあります。

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2007.07.16

またもや新潟で大地震、原発は大丈夫か?

 またもや大地震。なんてことだ。
 発生直後、新潟県小千谷市の実家に一度だけ電話がつながったが、誰も出ない。たぶん避難しているんだろう。実家の父親の携帯は番号が変わったとかで、聞き漏らしていた。何度も教えてもらおうとしたんだが、そのたびに、数字が読めない、出し方がわからない、字が小さくて読めない、もちろん覚えているわけがない…orz。
 こんなふうになっていないことを祈る。

 今回の地震は柏崎が震源地らしいから、距離もあることだし、たぶん前回ほどの大事にはいたっていないでしょう。田んぼや水路の亀裂とか、道路の状況とか、心配なことはあるにはあるが…。それにしても、新潟の人たちには同情してしまう。なんということだろう。

 今回の地震で最も心配なのは、柏崎刈羽原子力発電所だ。自動停止しているはずの3号機から黒鉛が上がっているとの報道があった。確かに、モクモクと黒鉛が上がっている。

 早く現状を発表して欲しい。何がどうなっていても、下手に隠し立てすることなく、きちんと余すところなく伝えて欲しい。判断は、住民それぞれがするはずだ。報道もそこらへん、突っ込んでくれ。今回の地震ではこれが一番重要だ。何もなければ良いが……。

 追記
 午前11時20分ころ、小千谷の実家と連絡が取れた。ケガもなく、家屋の傷みもなく、とりあえず無事な模様。田畑については、検査してみないとわからない。
 家族全員で海に向かっていたとき、来迎寺あたりで地震に遭遇した。前回の大地震に匹敵するくらいの揺れで、すぐに引き返したとのこと。帰宅するまでの道路に亀裂や陥没は無かった。
 原発も変電施設の火災で、放射能漏れなどは無い模様。

 良かった。ホッとしています。実家の父親から、携帯電話の番号を聞きだして電話を切りました。

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Wiiで筋肉痛。株買っとけば…

B000KFDO3AWii
任天堂 2006-12-02

by G-Tools

 2005年12月、次男のたってのお願いで、ニンテンドーDSを手に入れた。TVCMでおもしろそうなポケモンゲームを見て、頭から離れなくなったらしい。ところが、当時は品薄で、どこにも置いていない。3週間くらい探し続けて、やっと見つけたのが近所の中古ゲームショップだった。13,000円くらいだったと思う。

 ソフトは次男が欲しがったヤツと 『脳を鍛える大人のDSトレーニング』を買った。手書きという画期的なインターフェイスがすばらしい。トレーニング系ソフトは、特におもしろかった。家族みんなで楽しんだ。すぐに自分と長男の分も買い、今はすべてDSLiteに買い換えている。古いDSはAmazonのマーケットプレイスで売った。

 2006年1月当時の任天堂の株価は、確か16,000円くらいだったと思う。株なんてやったことが無いけど、DSの新しいインターフェイスがすばらしくて、任天堂の未来が明るいもの見えた。資金を準備して、ネット証券を勉強して、さあ買うぞとなったとき、某所から横ヤリが入って断念した。

 その任天堂株は、今や50,500円ですよ…orz。高株価には、当然、Wiiも大きく貢献している。DSにしろWiiにしろ、従来の十字キーとボタンという非人間的なインターフェイスを打破した画期的なゲーム機、なんて、今更ぼくが言うまでもないか。本体に同梱されているリモコンは一個だけなので、複数で楽しみたい場合は、買い足さねばなりません。3,800円もするんだこれが。

B000KF7QU2Wiiリモコン
任天堂 2006-12-02

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 長男が高校に入学したらWiiを買いたいと思っていたが、なかなか踏み切れなかった。それが先日、とうとうプレステ2が動かなくなった。一度筐体を開いて自分で修理しているので、完全にお釈迦ということ。長男はプレステ2を買うつもりでいたようだが、それなら出資するからWiiにしようということになった。

 Wiiでエクササイズ、なんて流行ったらしいが、あながち嘘じゃない。14日に購入したWiiとWii Sports。やっと昨日からやらせてもらえるようになって、今日すでに筋肉痛だ。「テニス」「ボウリング」「野球」「ゴルフ」「ボクシング」の5つのスポーツを体感できる。

 画面の中で、自分の手の動きに沿ってカーソルが動くのは快感だ。一瞬、本当に自分がそのスポーツをやっているかの錯覚に陥る。でも、ゲーム画面が貧相で、自分の分身として作るキャラクター(アバター?)もかなり貧相。左右の動きには敏感だが、前後の動きにイマイチ反応が鈍いなどの欠点もある。ゴルフのパターとか。まあ、そんな欠点を補ってあまりある新感覚ゲーム機ではあるが。

B000IN8FJMWii Sports
任天堂 2006-12-02

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 Wii Sportsは、新しいインターフェイスを楽しむための、学習というか広報というか戦略ソフト。まあ、Wiiを買った人はまずこれを買うでしょうね。じゃなければ、『はじめてのWiiパック(Wiiリモコン同梱)』でしょうか。DSといいWiiといい、よくぞこんなゲーム機を考え出してくれたな。家族みんな、すっかりハマってます。しかし、こういうのは、子どもの方がずっとうまいね。昨日は、ボウリングで214点を出して、とりあえず父親の面目を保っが、それ以外は惨敗続き。今日こそ…。

 それにしても、あんとき株買っときゃよかった。臍を噛んでます。

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2007.07.14

DS えいご漬け

B000BQT6XK英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け
任天堂 2006-01-26

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 ナビスコガンバ戦が開催されることになったのはいいが、現地はどうなっているんだろう。きっと雨と風がひどいんだろうな。また今日もネット観戦しか手立てがない。

 夜中の2時にトラブルの電話で叩き起こされた。何年ぶりかの大トラブルで、処理に丸一日かかってしまった。昨日はプライバシーマーク取得のための現地審査でクタクタになって、今日は取引会社のミスでクタクタになって、ホントに良いことがない。外を見れば雨。億劫この上ない。

 トラブルが解決した夕方になって、長男との約束を履行するためWiiを買いに行ったら、近くのヤマダ電機であっけなく手に入ってしまった。DSも在庫があったから、最近は品薄感は薄れているのかな。本体と一緒に『Wii Sports』を買ってきた。当然、子どもたちに占領されてやらせてもらえない。
 
 なので、久しぶりに引っ張り出してきて、『DS えいご漬け』をやってみた。
 2006年1月発売以来、2007年6月現在で197万本を売り上げた、超ベストセラーDSソフト。続編の『英語が苦手な大人のDSトレーニング もっとえいご漬け』が発売されたにも関わらず、AmazonのDSソフトベストセラーランキングで12位にランクインしている。

 昨年1月、発売と同時に手に入れて、ほぼ半年の間毎日やり続けた。だいたい、ランクSとAAの間で推移していたのだが、久しぶりに英語力判定をしたらBだった。実は、『もっとえいご漬け』は買ってから5回しかやっていない。英語が聞き取りにくくて、ダメだったのだ。ヘッドホンをしないとできないなんて、実用的じゃない。

 その点、こっちはずっと聞き取りやすくて、ヘッドホンなしでも問題ない。う~ん、『もっとえいご漬け』だって、訓練すればヘッドホン無しでもできるんだと思う。でも、ぼくにとっては最初のハードルが高すぎた。それに、発声しているネイティブたちの過剰な演技に興ざめしちゃった。

 DSの手書きインターフェイスは本当に画期的だった。ほかのレビューでも紹介しているけど、最近は子ども向けの学習ソフトを買うことが多い。やっぱり、『脳を鍛える大人のDSトレーニング』とこのソフトが良かったからでしょうね。
 明日も雨だし、『もっとえいご漬け』に再挑戦してみようかな。

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2007.07.12

映画評 『たそがれ清兵衛』

たそがれ清兵衛たそがれ清兵衛
真田広之 藤沢周平 山田洋次

松竹 2007-06-29
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 今更ながら、とても良い映画だった。
 しかし、長じた娘のナレーションと最後の岸恵子の墓参りのシーン、これは必要ないんじゃないか。封切り当時から、特に墓参りのシーンについては論議を呼んだそうだが、このシーンは余計だと思う。なんで、入れたのか? 無ければ、もっと締まった映画になった。

 それと、その岸恵子のシーンに被さって流れる井上陽水の主題歌。これのお陰で、せっかくの名画の余韻が、いっぺんに吹き飛んでしまった。陽水は中学生のころから大好きで、とても影響を受けたぼくにとって神のような存在であるけれど、あの最後のシーンにあの歌はダメだ。

 そりゃもちろん、井上陽水の責任じゃない。これも「なぜ」なんだけど、なぜ井上陽水に主題曲などお願いしてしまったのか。チキンなプロデューサーの大ミステイクだろう。話題作りとか? 大失敗だった。井上陽水自体に存在感があり過ぎるのだ。映画の雰囲気にまったく合っていないだけでなく、壊してしまった。

 しつこいけど、岸恵子のナレーション、最後に墓参りをする岸恵子のシーン、最後の井上陽水の主題歌。この三つを映画に挿入したことが本当に悔やまれる。鑑賞後、どれも頭に残りすぎて、本編の印象に勝ってしまった。最後のシーンが作品のテーマを、かえってぼやけさせてしまった。ぼくだけ?

 それ以外の内容については、語りつくされているよね。周到な時代考証とか、真田広之と宮沢りえの演技とか、臭みの取れた山田洋次の淡々とした演出ぶりとか、現実的な殺陣とか、下級武士のつましい暮らしぶりの描写とか。どれをとっても、日本映画の常識を覆すに足る水準に達していると思う。リアリティとは、些細な事柄の積み上げだと改めて認識させられた。

 中でも印象深いのが、真田広之の月代だった。最後に宮沢りえの朋江を呼んで、上意討ちのための身繕いをしてもらう。だが、月代だけは伸びたままなのだ。ぼくはてっきり、ご新造あたりが家で剃ってあげていたのだと思っていたので、きれいに剃り上げて完成させると思っていた。しかし、月代は薄黒いままだった。

 藤沢周平と山田洋次…。実に良いカップリングだったのだね。市井の人々の人情を描いては右に出る者のいない時代小説の大家藤沢周平と、根幹に共産主義的な色合いが濃く、常に視線を低く保つ映画を作り続けてきた山田洋次。この映画を観ると、山田洋次が藤沢周平の作品を映画化したかったという気持ちはとてもよくわかる。

 時に教条的で押し付けがましかった山田洋次が、齢70にして映画の本質に近づいた、エンターテイメントがピュアな形で結実した、なんて言い方をしたら怒られるかな。思想と映画、思想とエンターテイメント、といった映画作家が持つであろう根源的なテーゼに、巨匠が答えを出した作品だと思う。寅さんをあれだけ撮り続けた方に「エンターテイメント」などと失礼な物言いかもしれないが…。

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