選挙のたびに思い出す
各局がほぼ同じ出口調査の結果をはじき出して、実際の開票結果もほぼ同じものだった。いまさらだけどすごい。ぼくは聞かれたことが無いんだけど、ウソを答える人はいないんだろうか。きっと、そういう誤差は織り込み済みの調査なんだろうな。大きな国政選挙があるたびに驚いています。たまに暴走することはあるけど。
自民党が大敗。それでも安倍は続投を明言していて、責任を取って辞任するのは中川と青木のようだ。選挙上手の小沢にこれだけの追い風が吹いたんだから、自民党にとっては今回は仕方ないだろう。第一ラウンドは小沢の勝利。
しかし、このままじゃ政権は取れない。これから小沢がどういう手を打ってくるのか。うまく解散総選挙に持ち込めるのか。いままで以上に小沢に目が行くことになる。今回の勝利は敵失なんだから、自分は人気がある、なんて勘違いをしだしたら、痛いことになりそうだ。それと健康問題がネック。会見に出てきていないそうだが、相当具合が悪いのかな。
選挙のたびに思い出すのが、自民党と社会党の連立政権だ。
新潟の片田舎で農家を営む実家は、田中角栄のお膝元の選挙区で、三代続いた社会党支持だった。ぼくが子どものころは、選挙のたびに夜警団のようなものが結成されて見回りをしていた。やれどこどこの家で宴会をやっているとか、どこぞの自民党支持者宅に誰かがやってきたとか、いまからは考えられない熱い時代だった。
それが、あっけなく裏切られてしまう。あれだけ戦ってきた自民党と連立を組んでしまったのだ。実家の父の落胆と混乱は想像を絶する。一夜にして、拠り所を失ってしまった。支持政党を失った父は哀れなものだった。逆らえない歴史の流れだったのかもしれないが、地方の一支持者にとってそんなことは関係ない。
その後行われた総選挙のとき、電話で話したことがあった。誰に入れる? と聞くぼくに父が答える。「絶対、誰にも言うなよ」 言わないよ。そっちに連絡を取り合う知り合いはいないから。で、誰? 「誰にも言うなよ」 しつこいよ。言わないって。……「まきこだ」
直後にいろいろと言い訳めいたことを言っていたけど、そんな父が本当にかわいそうだった。社会党は日本全国にそんな難民を作っただけだった。この罪作りな政党は名前を変えていまでも存在している。恥知らずも甚だしい。政治は何でもあり、と国民に与えた不信感は大きかった。民主党と共同会派なんて言ってないで、さっさと幕を下ろせよ。
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