ドラマ評 『医龍~Team Medical Dragon~』 坂口憲二
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ぽすれんから、NO.4が届いたのが昨日。夜10時近くになって、一話だけみようかな、と思ったのが運の尽き。結局、NO.6まで全部観るハメに。おかげで、今日はヘロヘロ朦朧で、仕事にならなかった。体力が落ちると、途端にアレルギーがひどくなって、関節が痛み出す始末。最低。
それでも、ドラマの出来が良かったので救われたかな。善悪の捉え方にちょっとばかり捻りがあって、一筋縄ではいかない医者たちがとても生き生きとしていた。見え見えのあざとい演出も多々あったけど、荒唐無稽に堕することなく、結果的に見れば割と手堅かったと思う。
ストーリィは万全ですね。ぼくは原作は読んだことがないのだけれど、これだけの権謀術数渦巻く骨太な物語はやっぱり原作あればこそでしょう。一転二転する物語のおもしろさは格別で、ここにまた戯画的ではあるけれど、特異な人物たちが絡んで更におもしろさが増した。
人物たちでは、なんといっても野口教授を演じた岸辺一徳でしょう。このエキセントリックな小悪党が実に良かった。名優ですね。ばかりでなく、夏木マリや阿部サダヲという脇役陣が光っていて、この名優たちがドラマに何倍もの深みを与えていた。
問題は主役の坂口憲二。『池袋ウェストゲートパーク』のころからまったく進歩していない。これだけおいしい演じ甲斐のある役をこの程度にしか演じることができない役者は、もはや役者とは言わない。申し訳ないが、学芸会レベル。まず、発声から鍛え直した方が良いでしょう。役者の発声じゃない。
もうひとり、里原ミキ役の水川あさみも良くなかった。主役ふたりがこれだけ大根であるにも関わらず、それなりの成功を収めることができたのは、一にも二にも原作と脇役陣のおかげでしょう。
10月からパート2が始まる。現代の医療問題を鋭く抉るオリジナルストーリィだそうで、教授になった加藤晶は登場しないようだ。ザッとサイトを見ただけだけど、期待しない方が良さそう。現代の医療問題を斬るドラマなんて、掃いて捨てるほどある。あんまり大上段に構えない方がいいと思うんだけど。
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