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2007.09.07

マイクル・コナリー 『終決者たち』

 マイクル・コナリーの新刊『終決者たち』(原題 The Closers)が9月14日に発売されるので、先週からずっとウォッチしているが、なかなかAmazonで予約可能にならない(9/8になって、予約が可能になった。)。予約のタイミングってこんなものでしたっけ? ほぼ同時期に文庫化される雫井脩介の『犯人に告ぐ』もまだのようだから、こんなものなのかもしれませんね。 来週でしょうか。

 『終決者たち』は、現代最高のハードボイルドシリーズであるハリー・ボッシュ=シリーズの第11作目にあたる。『シティ・オブ・ボーンズ』で退職を決意し、『暗く聖なる夜』(上・下)からボランティアの探偵のようなことを始めたハリー・ボッシュが現役復帰し、天敵が失脚したあとのロス市警で未決事件を捜査するセクションに配属される。同時に元相棒のキズミン・ライダーも現場復帰し、共に17年前の少女殺害事件を再捜査することになる。

 シリーズの翻訳をなさっている古沢嘉通さんの情報によれば、『The Closers』の書評にも書いたとおり、退職したハリー・ボッシュに対して、現実のロス市警から強力なオファーがあったらしい。実際のロス市警に復職プログラムができて、アメリカでは揺るぎない地位を築いているハリー・ボッシュに一役買ってもらいたかったようだ。

 本国ではそれほどの人気シリーズだ。しかし、わが日本ではどうもイマイチ。ハードボイルドというジャンルが希少種な上、翻訳物となるとなかなか手を出してくれない。お手ごろな奇形国産本格推理小説ばかりじゃ飽きると思うのだが、リアルの本好き友人に聞いても、コナリーを読んでいる人などひとりもいない。

 だから、ハードボイルド好きはネット上に多く棲息している。最近読んだWEB関係の本によれば、「実生活に満足していない人」がネットに活路を求める傾向が強いそうで、昔のニフティの「冒険小説&ハードボイルドフォーラム(通称FADV)」なんてその典型だった。いまはニフティによって、閉鎖されてしまったが。

 ちなみに、mixiでマイクル・コナリーのコミュニティをやってます。最近、放ったらかしですが、一応管理人です。コミュには前述の古沢嘉通さんや『バッドラック・ムーン』〈上・下〉を翻訳された木村二郎さんも顔をだしてくれます。おふたりともネット歴が長いしね。

 最後に、Amazonで検索してちょっとうれしかったことを書いておこうかな。「マイクル・コナリー」で検索して、「売れている順」に並べ替えるとこんな結果になった。1位と2位の『ナイトホークス』〈上・下〉は、マイクル・コナリーのデビュー作で、ハリー・ボッシュ刑事の登場作品でもあるのです。mixiでも最近読み始めたという人の書き込みをよく見るし、新しいファンを獲得しつつあるのかな。

PS:9/8になって、予約が可能になった。

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