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2007年10月の10件の記事

2007.10.24

梅田望夫(『ウェブ進化論』の著者)の新刊

 過剰なまでのオプティミズムとGoogle賛美で賛否両論を呼び、昨年から今年にかけてWeb2.0の大ブームを巻き起こした張本人である『ウェブ進化論』(ちくま新書)の著者・梅田望夫の新刊が11月6日に刊行されるそうだ。昨日からAmazonで予約が可能になっている。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶかウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか
梅田 望夫

筑摩書房 2007-11-06
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 どうでしょう。二匹目のドジョウをうまくつかまえることができるのでしょうか? 個人的には必ず読むと思うけど。この方の能天気ぶり(失礼!)に、結構勇気をもらっていたりするので。いまでも、Google至上主義なんだろうか。初音ミクに言及するまでもなく、かなりかげりが見えてきたと思うのだが。

 埼スタに念を送りつつ……。

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2007.10.20

踊るレジェンド

 念願の『交渉人 真下正義』をテレビ放映で観た。予想以上におもしろかった。交渉ともつかない犯人と真下の心理戦には大いに不満があるけど、じゃああれ以上どうやったらいいんだと聞かれてもうまい答えは見つからない。愉快犯的な犯人像から言えば、単なるナゾナゾごっこであっても納得できる要素はある。

 最終的な犯人の扱いも、あれはあれでアリだと思う。次回作に含みを持たせたとか、いろいろな憶測が飛ぶのもまたわかる。エンターテイメント映画としてはそこそこの出来だと思うのだ。少なくとも、最近DVDを借りて観た『アンフェア the movie』の素人演出よりはずっと良かった。
 
 『踊る大捜査線』のスピンオフ作品は複雑怪奇でわかりにくいのだが、とりあえず大物は全部観たかな。正直な感想は、灰島>真下>木島>室井。踊ると最も遠い灰島が一番って、皮肉な感想でしょうか。今晩放映の室井は、初見で頭を抱えた。今夜確認してみるべきか。

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2007.10.18

書評 『制服捜査』 佐々木譲

制服捜査制服捜査
佐々木 譲

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 佐々木譲といえば、冒険小説の傑作である『ベルリン飛行指令』(新潮文庫)『エトロフ発緊急電』(新潮文庫)『ストックホルムの密使』(新潮文庫)の三部作を真っ先に思い出す方が多いだろう。第二次大戦を題材にした冒険小説で、『ベルリン飛行指令』と『エトロフ発緊急電』はNHKでドラマ化もされたので、ご記憶の方もあるかも知れない。『エトロフ発緊急電』は沢口靖子主演だった。

 しかし、ぼくにとって佐々木譲といえば、大学時代に見た思い出深い映画『鉄騎兵、跳んだ』の原作者として登場したのが、最初の出会いだった。映画を観たのは1980年、池袋の文芸地下だったと思う。熊谷美由紀と石田純一が初々しい青春映画(石田純一はこれでデビュー)で、原作はオール読物の新人賞受賞作品だった。

 これを書きながら、『エトロフ発緊急電』と『鉄騎兵、跳んだ』をAmazonで探したが、双方ともビデオのままでDVD化はされていない。日活は仕方ないとしても、怠慢だな、NHKは。是非DVD化して欲しい。もちろん、日活も。

 前述の三部作でブレイクしたあと、骨太の歴史小説などをお書きになっていたようだが、ちょっとばかり縁遠くなってしまった。失礼ながら、自分的には「過去の人」に分類してしまっていた。本当に申し訳ありません。しかも、「このミス」で平山さんの『独白するユニバーサル横メルカトル』に次いで2位を獲得した作品を今ごろ読んでおいての言い草で、本当に申し訳ないと思っています。

 前置きが長いが、ともかく、すばらしい警察小説だった。なんといっても、着眼点がすばらしい。手アカのついた題材と思われる警察小説をこんなにも新鮮に読ませてしまう作者の手腕は、見事というほかない。極めて日本的な警察小説として、日本の警察小説史に残るほどの作品ではないかと思うのだ。

 主人公は、殺人犯や窃盗犯を手がけたベテランの刑事(川久保巡査部長)だが、北海道警の不祥事の尻拭い人事で、なんと駐在所勤務に飛ばされてしまう。赴任した田舎町が、実に日本的なムラ社会を形成していて、駐在ですらなかなかコミュニティに入り込めない。

 その駐在警官・川久保が、極めて日本的な北海道の小さな田舎町で孤軍奮闘する姿を描いた。肩肘を張らず、自然体で事実に対峙する川久保の姿は実に感動的だ。日本の縮図であるムラ社会に風穴を空ける川久保は決してドン・キホーテではない。正義と信念に裏打ちされた行動は、読むものを清々しくさせてくれる。

 本書は、連作短編集だが、川久保を主人公にした長編が是非読みたい。ぼくが知らないだけで、もうあるのかな? ともかく、ミステリ好きには絶対のオススメ小説と言える。

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2007.10.17

DSソフト 『レイトン教授と悪魔の箱』 予約開始

 2007年春に結構なブームを巻き起こしたDSソフト『レイトン教授と不思議な町』の続編『レイトン教授と悪魔の箱』が発売される。11月29日だからかなり先なのだけど、早くもAmazonで予約が可能になった。前作は予想外の売れ行きだったようで、どこに行っても品切れでヤキモキした記憶がある。前作の轍は踏まないぞという決意の現われかな。予約状況で売れ行きも読めるだろうしね。コナリーの新作は1週間前じゃないと予約できなかったのに…。

 頭の体操風のクイズを、うまいことストーリィに乗せて見せた手法は見事だったかも。ラストのアニメもドラマチックでなかなかよかった。今年やったDSソフトでは一番楽しめたかな。前作発売時から、三部作とのアナウンスがあった。しかも、第一作のナゾを解いていないと解けないナゾがあるとかないとか、そんなあざとい宣伝がなされたけど、まあ、おもしろかったから。

 早速予約しちゃいました。それまでには修理に出している次男のDSも戻ってくるだろうし。本心を言っちゃうと、買った方がいいんじゃない? というくらいに修理代が高くて、レッズカラーのこれを買えるといいんだけど。上部分が赤で下が黒でかっこいいのだ。次男にぼくが使っているジェットブラックをおろして。

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2007.10.13

書評 『リオ』 今野敏

Rioリオ (新潮文庫 こ 42-1 警視庁強行犯係・樋口顕)
今野 敏

新潮社 2007-06
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 白状すると、作者の作品は傑作との誉れ高い『蓬莱』 (講談社文庫)しか読んだことがなかった。作者の主戦場であるノヴェルスをあまり読まないというだけでなく、どこか固定された否定的な観念があったのかもしれない。2時間ドラマ的であろうとか、安易でありがちであろうとか、過剰にエンターテイメントであろうとか。

 読後の感想も予断からさほど遠いものではなかった。言葉は悪いが、2時間ドラマ的な警察小説だった。殺人事件現場から立ち去る絶世の美少女。その後に発生する2度の殺人事件でも同じ美少女が目撃される。しかも、3件の事件はすべて火曜日行われている。つかみは完璧。視聴率はわからないが。

 犯人も途中でほぼ特定できてしまう。コナリー的大逆転を期待したが、もちろんそんなものはなかった。ヒロイン・リオの環境と心情や、犯人の動機に執筆時の1997年当時も今も変わらない現代的病巣をもってきたかったのだろうが、どうも薄っぺらに見えてしまう。登場人物たちの痛みも伝わってこない。

 主人公の樋口警部補がしきりに語る世代論も非常にウザったく感じられてしまう。これが全体を薄っぺらく見せてしまう最大の原因かもしれない。作者の今野敏は、昭和30年生まれだ。同じく昭和30年生まれである樋口が語る言葉は、そっくり作者の言葉ととって構わないだろう。「団塊の世代」の後始末を強いられた世代。それはよくわかる。

 しかし、個人的には安易に世代論を振りかざす人々は、作者が忌み嫌う「団塊の世代」以上にたちの悪い思考停止状態に陥っていると思うので、容易に受け入れることはできない。主人公樋口の保守的で観念的な被害妄想は、読んでいて非常に疲れた。これを別の要素で料理しておけば、もっと良い小説に見えたかもしれない。

 この物語最大の魅力は、他の警察小説では見られない主人公樋口警部補の人物造型だ。その最大の魅力を「世代論」であぶり出そうとしているからもったいない。社会の「悪」と呼ばれるすべてを「団塊の世代」に押し付けるような態度に至っては、嫌悪感しか覚えない。社会はそんなに簡単ではないのだ。人物にはもっと背景があるのだ。

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2007.10.12

医龍2~ドラゴンボール症候群?

 ダメだ、良いわけがない、と陰口をたたきながらも、楽しみにしていたのが『医龍2』。昨日が第一回目の放送だった。今回は稲盛いずみに代わって、三十路の女盛りを迎えつつある内田有紀をヒロインにもってきた。二回目以降に登場する大塚寧々の役どころは何だろう。新任の教授だろうか。

 何であれ、二度目となるとエスカレートしてしまうのは仕方ないとしても、研修明け二年目の伊集院(小池徹平)に日本人医師では二人しか成功していないバチスタ手術をさせたり、いきなり10万人に一人の難病を持った子どもが生まれて、それを朝田(坂口憲二)が手術してしまうという展開には嫌な予感が漂う。

 次から次へと難関難敵が現れる展開は一部では「ドラゴンボール症候群」と呼ばれているらしいけど、このドラマもそんな展開になってしまうのだろうか。本当に嫌な予感がする。宿命なのかな。

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2007.10.10

またもや救急車騒ぎ

 腰よりちょっと上の背中の右側が痛み始めたのが、昨晩10時過ぎだった。過去に経験したことのない不気味な背中の痛みは、カミさんにさすってもらっても、身体の向きを変えても一向に改善されない。それどころか、ひどくなる一方で、12時近くには、身をよじって七転八倒するほどになった。徐々に意識も朦朧としてくる。

 死ぬかと思いましたよ。痛みの強さから言えば痛風と同等程度の痛みが、間違いなく臓器と思われるあたりから発せられるわけです。痛みで朦朧とした頭に、臓器の血管が切れて血がドクドクと流れ出ているようなイメージが浮かぶ。位置からして腎臓? これが噂に聞く腎臓結石(尿路結石)の痛み? と冷静に考えている自分もいた。

 救急車で搬送された病院には専門医はいなかった。原因不明のまま点滴を1本打ち、痛みが和らいだので3時ころ帰宅し、今朝あらためて通院した。医師が言うには、昨日の症状と尿検査によって判明した血尿から判断すれば、やはり尿路結石だろうとのこと。腎臓に出来た石が何かの拍子に尿路に入る。それが悪さをして痛みを引き起こす。

 しかし、CTスキャンをしても石は見つからなかった。すでに流れたのだろうというのが医師の見立て。ただし、CTは7.5mm間隔で撮るので、それ以下なら写らない可能性もある。今朝も強く出た血尿は石が尿路等を傷めた名残だろう。昨日ほどの痛みが出ることは、今後無いだろうとのことだった。

 こうして生涯二度目の救急車騒ぎ。いまも腰全体がどんよりと重く、37度台前半の発熱もあって具合が悪い。みなさんもご自愛ください。

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2007.10.05

郵便ポストの道路占有料

 旧聞になるけど、最近最も腹のたったニュースなので。

 郵便ポストの道路占用料、自治体の7割が徴収・10月から

 10月1日の郵政民営化に伴い、各地の地方自治体が郵便ポストに道路の占用料を課す。日本経済新聞社が都道府県、政令指定都市の合計64自治体に聞き取り調査したところ、70%にあたる45自治体が10月から徴収を始める。負担は最大で年4億円程度。郵便事業の純利益は2006年度で18億円しかなく、負担は小さくない。民営化後は自由にポストを増減できるため、負担が重くなりすぎればポストの削減につながる可能性もある。

 道路法では電柱や公衆電話などを道路に設ける場合、道路管理者が占用料を徴収できる。ただ大半の自治体は郵便ポストは公益性が高いとして占用料の支払いを免除してきた。(NIKKEI NET より)

 こういうことを何の批判もなく、垂れ流さないで欲しいですね。
 しかし、底意地の悪い仁義なき戦いだなぁ。郵政民営化のときに、民営化で最も影響があるのは地方だと煽ったはず。それに乗っかった自治体も多かったはず。それをこんな風に逆手にとりますかね。いっそのこと、占有料を課す自治体、課さない自治体のすべてを明らかにしてくれればいいのに。反対した政治家の地元との相関関係とか(笑)

 郵便ポストは、2003年からコンビニにも置かれるようになった。最初はローソンで、現在ではサンクス、ミニストップ、デイリーヤマザキなどにまで波及している。ぼくの勤務先至近のコンビニにもあって重宝している。郵便を出しに行ったついでに買い物をすることも多い。設置料がどうなっているか知らないが、双方にメリットがあるんだから、セブンイレブンだって目が無いわけじゃないでしょう。

 ほかにもいろいろと道はある。うまくすれば、セブンイレブンの中に郵便局ができるかもしれない。問題は地方なんだろうけど、地方の道路占有料を支払ってもお釣りが出るくらいの方策はあるのだ。別のニュースサイトを見ると、設置料は1年で1,000円とか2,000円程度らしい。新規事業者との不公平はよくないんだろうけど、せこいねぇ。

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2007.10.03

子ども向けサッカークラブを騙った詐欺

Fraud01
Fraud02
 上記のチラシは、最近あちこちから報告が上がっている新手の詐欺だ。何度もFAXを通った画像なので汚くて申し訳ないが、新規に開設される子ども向けのサッカークラブが、体験会を開催するという内容のチラシ。実際に足を運んでみると、高額な入会金を要求され、更に高額なユニフォーム等を買わされる。しかし、サッカークラブに実体は無く、体験会のみで本格的な活動は行われない。

 首都圏を中心に新聞に折り込んだり、ポストに投函するなどして露出させている。一見、おかしなところは見当たらない。無理に首を傾げる箇所を探しても、サッカークラブなのに「新規開校」とあるとか、裏面に「保護者同伴でご参加ください」(保護者がいないと品物を売れない?)とか、その程度しか見当たらない。引っかからないよう、注意して欲しい。

 このチラシは、新聞折込関連のネットワークから流れてきたものだ。折込業界はこの手のチラシ一切を、詐欺ということで折込しないように連絡を回した(実際に活動しているクラブは別)。媒体としての自覚の薄かった折込業界もちょっとずつ進歩してきて、チェック機能もはたらくようになってきた。詐欺の片棒は担がないようにしようということ。しかし、チェック機能に乏しいポスティングは問題だ。

 実は一昨日わが家のポストに、デザインは違うが内容が酷似したチラシが投函されていた。ウチの近くの広場で、今週末サッカースクールを開校するというチラシで、小さく「必要な用具は後ほど連絡します」みたいなことが書いてあった。しばらく考えて、110番通報した。面倒臭いけど仕方ない。

 電話だけで済まそうと思ったのに、どうしても警官をよこすという。もう、観念しちゃった。すぐにやってきた警官に説明をして、わが家に投函されていたチラシを渡した。コピーをとっておけば良かったんだけど、そこまで気が回らなかった。あとで、カミさんのネットワークで手に入ったら報告するつもり。ともかく、巧妙なので注意して欲しい。

 汚い画像ですが、気になる方は持っていってください。少しでも被害を少なくできたらと思うので。
 円天の事件を見てもわかるように、警察は被害が拡大しないと動かない。自衛するしかないですよね。

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2007.10.02

小児科の無い春日部市立病院

 次男の熱が未だに下がらない。日曜日に下がったと思ったが、夜になると38度。昨日も38度まで上がった。これで5日連続。約一ヶ月前からこんな状態が続いていて、さすがに心配になってきた。「咳 微熱」でググると「肺結核」とか「マイコプラズマ肺炎」などがヒットする。ほかにもいろいろあるようだ。

 セカンドオピニオンといわれる。同じ病院に二度行って改善されなかったら、他の病院へ行った方が良いという。しかし、わが町の市立病院はこの状態だ。2007年春ころから曜日と時間限定の診察が続いて、ついに9月から全面休診になった。小児科のケアが無いので、産科も同じ道を辿っている。

 わが家の場合、長男からずっと通っている小児科があって、それ以外は市立病院にしか行ったことがなかった。かかりつけの医師の診断が不満で別の医師の診断を仰ぎたいときに、似たような小児科医院には行きにくい。違った病気を疑るわけだから検査もして欲しいし、設備の整ったちょっと大き目の総合病院を選びたいのが親心というもの。次善の策を絶たれて本当に困っている。

 小児科に限ったことではなく、医師不足は全国的な問題だ。こんな状態で少子化問題を解決しようとしても、無理な話なのだ。安心して子どもを育てられない環境で、どうやって子育てをすればいいのか。政治と行政が一体になって解決するべき問題だろう。春日部市で最も信頼されるべき「市立病院」に小児科が無いなんて、これほど恥ずかしいことはない。

 石川良三春日部市長の公約は、『子育て日本一の街づくり』だ。笑わせる。

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