書籍・雑誌

2007.09.21

週刊ダイヤモンド「新聞没落」

Dw_h_3

 週刊ダイヤモンドの「新聞没落」という特集が凄まじかった。まあ、自分は半分は中の人なので、たいていは見知っていることばっかりだけど、こういう記事が週刊ダイヤモンドに掲載された意義は大きいと言わざるを得ない。ついにここまで来たか、という気持ちだ。

 ここで指摘されているのはどれも大きな問題だが、最大の問題点は「押し紙」だと思う。3000枚と自称している販売店も、実際は2000枚程度しかないかもしれないのだ。1000枚分の折込料は詐取していることになる。しかし、この期に及んで、大新聞各紙は不毛な販売競争に明け暮れるばかりで、現状を理解し改革しようともしない。

 この業界に自浄作用を期待するのは無理なのだろう。この夏に販売店ごとの新しい数字が出た。露出した販売店の持ち部数は、あくまでも「販売店の自己申告」だそうだ。何がどこが自己申告なのかさっぱりわからない。販売店にムダ紙を押し付け、新聞折込のスポンサーに対して詐欺行為を行い続けている。

 更に押し紙によって、コストがかさむ。それらすべてが、新聞の価格に反映されている。読売新聞は発行1000万部などと豪語しているが、実際は700万程度かもしれないのだ。300万部を印刷するコストはすべてムダな経費になる。こういう産業はいずれ立ち行かなくなる。社会の流れに逆らえない。
 
 しかも、新聞購読率が落ち続けている。これは紛れもない事実だ。東京23区では、50%を切っている地域もあるくらい。新聞を購読していない家庭で育った子どもは、未来においても新聞を購読する確率は非常に少ない。こうして自宅で新聞を取る習慣はなくなってゆく。

 こういった販売の面からの問題点ばかりでなく、スポンサーを意識するために起こる自主的な報道規制とか、思想的な偏向報道や、ネットの発達によるマスコミ自体の意義など、週刊ダイヤモンドが指摘しなかった問題点もある。自分を守るために汲々とする業界は、没落する。新聞各社は謙虚に受け止めてなくてはならない。

|

2007.09.18

コナリー邦訳作品累計100万部突破だって

 Amazonで見たら、マイクル・コナリーの最新作『終決者たち(上・下) 』が、発売して数日しか経っていないのに「通常4~5日以内に発送します。」だった。売れているのか、それとも初刷が少ないのか。mixiには、前作『天使と罪の街(上・下)』のときも、なかなか買えなかったという書き込みがあった。そこそこ売れているのかな?

 『終決者たち(上・下) 』のオビには、「コナリー邦訳作品 累計100万部突破!」「ボッシュ・シリーズ 累計80万部突破!」とある。知らなかった。こんなに売れていたんだ。出版不況と言われて久しい時代に、これだけ売れたら「ドル箱」じゃないか。シリーズだけに、ある程度の数字は見込めるわけだし。まあ、小さい「ドル箱」だが。

 しばらくしてなんとなく違和感が漂いはじめた。講談社からは、過去4作しか出ていない。まさか、たったの4作で100万部? それはありえないでしょう? それに、「累計」というからには「累計」なんだから、講談社だけじゃなくて扶桑社と早川書房をあわせた全数という認識で良いと思うが、どうなんだろうか。

 ということは、こういう数字って、出版界で共有しているものなのか。扶桑社のヤツも早川のヤツも、全部にこんなオビをつけて書店に並ばれるとものすごくカッコ悪いんだが……。

|

2007.09.08

コナリー『終決者たち』がAmazonで予約可能に

終決者たち(上) (講談社文庫)終決者たち(下) (講談社文庫)

 昨日書いたマイクル・コナリーの『終決者たち』が、やっとAmazonで予約可能になった。
 
 ハリー・ボッシュ=シリーズ数えて11作目は、地味だが滋味溢れる捜査小説に仕上がっている。17年前の少女殺害事件を再捜査するのだから当然の展開だが、前半部分はひたすら調書を読んで関係者にインタビューを行う。こうして、徐々に明らかになる家族の哀しい秘密。

 毎度ながら、コナリーはとんでもない力技を見せる。中盤を過ぎればもう一気読み。未解決事件が関係者に及ぼした17年が痛い。……などと書いてみたが、原書で読んだのは2年も前で、しかも高校生以下の英語力なので、どの程度読み取れているかは、古沢訳を読んで再確認いたします。

 上下2巻買って、計ったように1500円。これ、偶然じゃないでしょ?

|

2007.09.07

マイクル・コナリー 『終決者たち』

 マイクル・コナリーの新刊『終決者たち』(原題 The Closers)が9月14日に発売されるので、先週からずっとウォッチしているが、なかなかAmazonで予約可能にならない(9/8になって、予約が可能になった。)。予約のタイミングってこんなものでしたっけ? ほぼ同時期に文庫化される雫井脩介の『犯人に告ぐ』もまだのようだから、こんなものなのかもしれませんね。 来週でしょうか。

 『終決者たち』は、現代最高のハードボイルドシリーズであるハリー・ボッシュ=シリーズの第11作目にあたる。『シティ・オブ・ボーンズ』で退職を決意し、『暗く聖なる夜』(上・下)からボランティアの探偵のようなことを始めたハリー・ボッシュが現役復帰し、天敵が失脚したあとのロス市警で未決事件を捜査するセクションに配属される。同時に元相棒のキズミン・ライダーも現場復帰し、共に17年前の少女殺害事件を再捜査することになる。

 シリーズの翻訳をなさっている古沢嘉通さんの情報によれば、『The Closers』の書評にも書いたとおり、退職したハリー・ボッシュに対して、現実のロス市警から強力なオファーがあったらしい。実際のロス市警に復職プログラムができて、アメリカでは揺るぎない地位を築いているハリー・ボッシュに一役買ってもらいたかったようだ。

 本国ではそれほどの人気シリーズだ。しかし、わが日本ではどうもイマイチ。ハードボイルドというジャンルが希少種な上、翻訳物となるとなかなか手を出してくれない。お手ごろな奇形国産本格推理小説ばかりじゃ飽きると思うのだが、リアルの本好き友人に聞いても、コナリーを読んでいる人などひとりもいない。

 だから、ハードボイルド好きはネット上に多く棲息している。最近読んだWEB関係の本によれば、「実生活に満足していない人」がネットに活路を求める傾向が強いそうで、昔のニフティの「冒険小説&ハードボイルドフォーラム(通称FADV)」なんてその典型だった。いまはニフティによって、閉鎖されてしまったが。

 ちなみに、mixiでマイクル・コナリーのコミュニティをやってます。最近、放ったらかしですが、一応管理人です。コミュには前述の古沢嘉通さんや『バッドラック・ムーン』〈上・下〉を翻訳された木村二郎さんも顔をだしてくれます。おふたりともネット歴が長いしね。

 最後に、Amazonで検索してちょっとうれしかったことを書いておこうかな。「マイクル・コナリー」で検索して、「売れている順」に並べ替えるとこんな結果になった。1位と2位の『ナイトホークス』〈上・下〉は、マイクル・コナリーのデビュー作で、ハリー・ボッシュ刑事の登場作品でもあるのです。mixiでも最近読み始めたという人の書き込みをよく見るし、新しいファンを獲得しつつあるのかな。

PS:9/8になって、予約が可能になった。

|

2007.08.31

Amazonの「マイストア」が使えない理由

 今年は春先から、新書を中心にしたノンフィクションばかり読んできた。フィクションは、先日書評を書いた『楽園 上・下』『一瞬の風になれ 1~3』程度しか読んでいない。さすがに、これだけ立て続けにノンフィクションを読むと、フィクションが読みたくなってくる。かっこいいハードボイルド小説が読みたくなってくるのだ。

 しかし、遠ざかっていて何を読んだらいいかわからない。某所で読み逃している『犯人に告ぐ』が文庫化されたと聞いたので、あわててAmazonに行ってみたら9月中旬発売だった。マーケットプレイスで運良く安い古本が買えたので良かったが、それしか見つからない。コナリーの『The Closers』が『終決者たち』というタイトルで出るらしいが、これも9月だ。

 そういえば、と思い出したのが、Amazonの「マイストア」。過去には何冊かおもしろい本を見つけたことがあった。しかし、期待は見事に裏切られた。150位まで見ても、ほとんどがノンフィクションじゃないか。敏感過ぎだよ。冒険小説&ハードボイルド系の膨大なデータを突っ込んであるはずなのに、数ヶ月のクリック&購入実績だけで、ここまで変えてしまうのか。

 結局、数年に渡るデータの蓄積はほとんど無意味だったことになる。最近のデータを重視しすぎだろう。がっかりしてしまった。Web2.0の旗手などともてはやされるAmazonでも、所詮この程度なのか。それとも、ぼくがやり方を知らないだけで、もっと活用する方法があるのでしょうか。

 ネット上で、「本屋でぶらり」が楽しめるサイトがあったら、ぼくは飛びついちゃうんだけどな。たとえば、注目している作家の名前を登録しておくと、その作家の近作数冊と「この商品を買った人はこんな商品も買っています」「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」リストを一覧できるとか。ここで「なか見検索」が出来たら完璧。サイト側の主観で分類したリストにはまったく意味が無いのです。早く気づいて欲しいな。

|

2007.07.21

ハリー・ポッター最終巻

0545010225Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US)
J.K.Rowling Mary GrandPre
Arthur a Levine 2007-07-21

by G-Tools

 今日発売だ。待ちに待ったハリー・ポッター=シリーズの最終巻。
 随分前にAmazonに予約した。昨日、発送済みメールが来たので、今日届くでしょう。ハリ・ポタは巻を重ねるごとに分厚くなって、前作の『Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (US)』が650ページ程度なのに対し、今回は800ページ近くもあるという。

 長さだけでなく、英語も『Harry Potter and the Sorcerer's Stone (Harry Potter 1)(US) 』のころよりも格段に難しくなっている。しかし、どちらもAmazonの商品詳細には「対象: 9 - 12歳」なんだよね。TOEICのレベルも、一巻目だと640点程度なのが、最近作だと800点以上取れる英語力がないと難しいらしい。これで「9-12歳」なのか? まあ、どちらにしろぼくには読む資格がないのだが……orz。

 耳慣れない魔法にまつわる言葉とか魔法世界の生物とか知らない街の通りの名前とか、普段まず聞かない単語が次から次への押し寄せてくることも、ハリ・ポタが読みにくい原因のひとつだ。これが普通の現代の物語なら、たいていは推理することができるし、どこかで聞き覚えがあるから、ストレスを感じることは少ない。

 この最終巻をアメリカの出版社がフライング発売したとか、作者が怒ったとか、スキャンされたページがP2Pでネットに流出したとか、いろいろなニュースが流れている。まあ、はっきり言えば、どれもこれもパブリシティでしょ? たいへんな宣伝効果があった。

 たとえ496ページ目以降が晒されているとしても、それ以前の物語は読まなければわからない。シリーズのファンがそれだけで満足するはずがない。こんなのを読む人は、元々シリーズ読者ではない方々だ。だから、実際に流出していても、パブリシティ以上の何物でもない。

 そんなことより、シリーズの最終巻で何が起こるのか。誰が死ぬのか。気になって仕方がない。早く来ないかな。って、果たしてちゃんと読めるのだろうか……orz。

 追記
 投稿したらすぐに届いた。午前9時15分。

 Harry7

 全部で、759ページ。それにしても、毎度ながら、このちゃちなカバーはなんとかならんのか?
 おっと、いきなりスネイプの登場だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.05.19

ネタバレだろ?映画ダヴィンチの宣伝

 映画『ダヴィンチ・コード』が明日から公開だとかで、各メディアで宣伝攻勢が喧しい。


 以下ネタバレ!!!(だと思う)注意!

 未読、およびこれから映画を観る予定の方は、絶対に以下を読まないでください。


























 その宣伝の中で、堂々とネタバレをやらかしている。

 キリストは結婚して子供がいた。今もキリストの子孫は生き残っていて、それをカトリック教会はひたかくしにしている、これが『ダヴィンチ・コード』最大の謎だ、というような内容だった。
 上記に絡んで、パブなのか何なのかわからないが、カトリック教会は全世界10億人の信者に対して、配給元のソニーの製品に対して不買運動を起こしているとか、そんなニュースも流れた。当然、ネタバレとセットで。

 ぼくは原作を読んでいない。文庫化なったし、映画化もされたので、いずれ読もうという気持ちはあった。
 読んでいないから、上記のネタバレがどの程度のものかわからないが、一気に気持ちが萎えてしまったのもまた事実。

 一般ニュースがわけもわからずソニーの不買運動を流して、その中で不用意にばらしてしまったのならわかるが、そうじゃなかった。 
 ぼくが敏感過ぎるのでしょうか?
 許しがたいと思うのだが、原作を読んだ方々、どうですか? もっと重要な謎がありますか?

 それとも、業界のドロドロした何かがあったのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005.10.12

鼻持ちならない日記

 7月から、ガンと闘う犬のために軽井沢で生活していたとかで、それまでは極たまにしか更新されなかったオフィシャルサイトに、毎日必ず日記がアップされていた。今は東京に帰って、アップされ続けている。
 たまに読むんだけど、読めば読むほど嫌いになってしまう作家H。嫌いなら読まなきゃいいんだけどね>自分(^^;。

 小説は嫌いじゃない。
 でも、サッカーやああいったエッセイ風の文章になると、途端に自己陶酔でウソ臭くて気取り屋で見栄っ張りで権威主義な彼のイジマシイ地が透けて見えてしまう。鼻持ちならない。

 あの日記は犬が死んだらどこかから出版するんだろうね。そういう色気が見え見え。本人も犬が死ぬまで書き続けると言っているし。
 軽井沢に拘る姿と、それを弁解するくだりが笑わせてくれる。
 同じ犬好き作家でも、八ヶ岳の萬月さんとはえらい違いだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.06.14

日本の本は高い?

 "THE CLOSERS"のハードカバーが届いたんだけど、やっぱりちゃちいわ。カバーの紙質が、なんとはなしに弱々しい。これで、$26.95なんだから、相当高いよね。

 この前、日本の出版不況を取り上げた番組で、ハリー・ポッター本の値段比べをやっていた。論調としては、日本は本の値段が高いから売れないという方向に持って行きたかったらしい。
 詳細は忘れたけど、日本が一番高かった。そりゃそうだ。日本は二冊なんだから。

 マイクル・コナリーは、アメリカのベストセラー作家なのだ。新作"THE CLOSERS"は、売り上げ1位を記録したらしい。それくらいの人気作家の本が$26.95。
 日本で言えば、さしずめ大沢在昌とか?
 大沢在昌なら、2,000円を超える本はほとんどない。それどころか国産作家の本で2,000円オーバーは滅多にないよね。
 まあ、ドルと円を比べること自体が無意味なんだけど。

 出版不況の原因はそこじゃないでしょう? 
 再販制度をそろそろ考え直す時期が来ているのでは?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.06.13

中二の読書

 ダレン・シャン=シリーズは、今年春に最終第12巻が出て完結したが、実は11巻と12巻が未読だ。
 子どもにつられて、出るたびに買ってずっと読み続けてきたが、子どもの方が先に飽きてしまったらしい。買ってくれといわなくなった。まあ、中二ですからねぇ。

 土曜日、一緒に書店へ行ったとき、11巻と12巻を買ってあげようとしたら、欲しいのはそれじゃないと『世にも不幸なできごと』という本を持ってきた。
 これもやっぱりファンタジー系で近々映画が公開される。学校の図書館には6巻目までしかないので、第7巻を買ってくれという。
 さすがに2冊は買ってもらえないと思ったらしく、第8巻は昨日自分で買ってきて読んでいた。

 いつまでもファンタジーじゃなぁ…。

 昨年夏に掲示板で、中学生に読んで欲しい本を教えて欲しいとお願いしたら、こんな本を推薦していただいた。

『岳物語』 椎名誠
『続岳物語』 椎名誠
『燃えよ剣』 司馬遼太郎
『竜馬がゆく』 司馬遼太郎
『鋼鉄都市』 アシモフ
『地底旅行』 ジュール・ヴェルヌ
『ガリバー旅行記』 スウィフト
『太平洋ひとりぼっち』 堀江謙一
星新一の著作
『旅をする木』 星野道夫
『ユーコン漂流』 野田知佑
『二年間の休暇』 ジュール・ベルヌ
『宇宙と星』 畑中武夫 岩波新書
『全東京湾』 中村征夫 情報センター出版局
『青春を山に賭けて』 植村直己 文春文庫
『極北に駆ける』 植村直己 
『冒険』 植村直己
『サハラと私とオートバイ』 堀ひろ子 講談社文庫
『豊かさとは何か』 暉峻淑子 岩波新書
『自分らしく生きる』 中野孝次 講談社現代新書
『千葉敦子のななめ読み日記』 千葉敦子 知的生き方文庫(三笠書房)
『夜と霧』 V.E.フランクル みすず書房
『生体解剖』 上坂冬子 中公文庫
『モンテクリスト伯』 アレクサンドル・デュマ
『三銃士』 アレクサンドル・デュマ
『鉄仮面』 ボアゴベ
『蒲生邸事件』 宮部みゆき
『龍は眠る』 宮部みゆき
『レベル7』 宮部みゆき
『13歳のハローワーク』 村上龍

 結局昨年は、塾の夏期講習に行くことになったので、数冊を渡したのみだった。
 それだって、『竜馬がゆく』を1巻途中で投げ出して、『岳物語』は今でも、本棚に放りっぱなしの我が息子。

 ファンタジーばっかり読んでいるクセに、もっと大人っぽい本が読みたいなどと一人前なことを言う。なんでも、読書タイムではみんな文庫本を出しているとか。当たり前だと言って、このリストに数冊を追加して渡した。
 因みに、ナルニアにはまったく興味を示さず(これはぼくもあまり薦めない。あまりキリスト教的過ぎて胡散臭すぎる)

 説明してくれ、というのでリストの本についてわかる範囲で説明した。
 で、ヤツが選んだのが『大誘拐』と『夜の蝉』。それとぼくが強力に推薦した『岳物語』に再び挑戦するらしい。どうもノンフィクション系は、ヤツにはまだ早いみたい。
 子どもの本から、一般向けの本へ移行する年代。自分はどうだったっけと振り返る毎日です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.18

とうとう残り100ページを切った

 海の向こうでは、相変わらずバカ騒ぎが続いている。
 あの民度の低い国で、本当にオリンピックなんて開催できるの?

 それにしてもあの国は、どうやって事態を収束させるつもりなんだろう。気が付いたときは遅かったとか? 国際世論に慮って対応を間違えたら、すぐに矛先が変わる可能性を秘めている。第二の天安門事件? お人良し日本はどこまで協力してやるべきなんだろう。 

 ぼくはといえば、喧騒に見向きもせず『LOST LIGHT』に没頭している(土日を除いて)。
 ランキンの新作が届いたりと読みたい本は溜まる一方なのだが、見向きもしないで読み続けてとうとう残り100ページを切るまでになった。

 非常に重要な部分が続いている(と思う)ので、できるだけ、辞書を引きながら読むようにしている。だから、普段にも増して進まない。自分の英語力の不味さを確認する毎日。
 で、昨日、英語を学ぶための本を買って来ちゃった。BookOffで100円。

 そんなもんで簡単に英語の力がつくわけはない。わかっているんだけど、なかなか翻訳してくれない本を原典で読みたいと思い始めた。無謀だよねぇ。まあ、何事も前向きに、だ。
 というわけで、やっとwouldの使い方が少しわかってきた(^^;。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.29

キャプテン翼

 自分みたいな加齢な年代だと、意味ありげに「ボールはともだちですから」なんて言われても、何を言っているの俄かには理解できない。
 サッカー部出身の若い営業マンは共通理解を前提で話しているので、こっちも腰を折りたくないし白い目で見られたくないので、結局釈然としないまま会話は飛ぶことになる。

 話も飛ぶが、ある日、息子がボロボロの「キャプテン翼」を読んでいた。全巻通して読みたいと言い出した。
 ぼくだってタイトルくらいは知っている。
 連載が始まった当時すでに成人していて、しかも当時の自分の好みは「ぶ~け」を中心とした少女漫画だったので、完全にスルーしていたんだけど。
 息子は2,000円を小遣いから出すという。自分も読みたいとは思っていたので、全巻そろえることにした。

 BookOffあたりでも、37巻揃いだと5,000円くらいする。
 こんな時はヤフオク、とばかりに数週間ばかりウォッチして、先週末かなり安い値段で全巻手に入れることができた。
 息子は今、夢中で読んでいる。
 遅ればせながら、ぼくも昨日から読み始めた。
 そしたら、出てきたのですよ「ボールはともだち」が。なるほどなぁ。

 今4巻目を読み終わったところだけど、実は大きな疑問符がついている。
 翼という子がまったくつかめないのです。
 これだけヒットして有名になった漫画だから、どれだけの凄キャラかと思ったら、翼を取り巻く脇役の方がずっと魅力的で、本人はなんだかポヨ~ンとしている。

 この後、「ワールドユース編」全18巻 「ROAD TO 2002」全15卷と続くらしい。
 翼は、そっちで立ってくるのだろうか。それとも5巻以降なのかな。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.03.22

Amazonでまとめ買い

 ハードボイルドに限った話ではないけど、ミステリには同じ探偵なり刑事なりを主人公とするシリーズ物が多い。
 読む側としては、探偵側は毎回ほぼ同じ登場人物なので物語に入りやすいし、探偵を巡る人間関係の変化がまた楽しかったりする。
 難は順番に訳されないことが多いこととか、マンネリに陥りやすいことあたりだろうか。
 mixi で旧知の友人に詳細を説明してもらったスチュアート・カミンスキーの、エイブ・リーバーマンという刑事のシリーズも邦訳順がめちゃくちゃらしい。
 めちゃくちゃでも、全部まとめて大人買いしちゃえば問題ないだろうと、わかる範囲でAmazonで注文した。『人間たちの絆』『冬の裁き』『憎しみの連鎖』『愚者たちの街』『裏切りの銃弾』の五冊。
 勢いがついてしまって、これらに前から気になっていたグレッグ・ルッカを三冊、『奪回者』『暗殺者(キラー)』『 守護者(キーパー)』まで注文してしまった。
 マーケットプレイスなので、全部合わせても4,000円くらい。で、その金額の半分以上が送料だったりする。しばらく考え込んでしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.17

ハリー・ポッター第六巻

 「ハリー・ポッターの六巻目はいつ出るの?」
 昨晩、中一の息子が聞いてきた。
 そういえば以前、「ハリー・ポッターの英語は中学生程度の英語力で読める」というご託宣を真に受けて、五巻目の『Harry Potter and the Order of the Phoenix』を読もうとしたことがあった。
 しかし、あえなく頓挫。

 今読んでいる『LOST LIGHT』を躊躇していたときに、ネットの友人たちは口を揃えて「イギリス英語は難しい」「魔法世界のことなんか知らないから」「初めて原書を読むなら、アメリカのハードボイルド」 と背中を押してきた。
 実際読んでみると、その通りだったと思う。
 イギリス英語云々についてはわからないけど、とにかくセンテンスが短くて読みやすい。それと、意味不明な固有名詞が少ないのもいい。

 話が逸れた。
 息子の質問に答えるべく調べてみたら、ハリー・ポッター第六巻『Harry Potter and the Half-Blood Prince ハリー・ポッターと混血のプリンス(仮題)』は、今年の7月16日に発売されるそうだ。

 「日本語訳はいつになるの?」
 「一年くらいはかかるな、きっと」
 「じゃあ、お父さん、買う?」

 話がまずい方向に進んできた。
 五巻目を途中で挫折したことは、息子には言っていない。今読んでいる原書だって60%程度しか理解できていないことも、当然息子には内緒だ。
 彼には悪いが、ここははぐらかすしかない。
 「七巻目だったら、お前も読めるんじゃないか?」
 「オレが高校に入るころかなぁ」

 ちょっと心が痛んだ。
 だからというわけじゃないが、第六巻『Harry Potter and the Half-Blood Prince』をAmazonで予約注文してしまった。
 『Harry Potter and the Order of the Phoenix』は、書棚の奥深くに安置されたままだ…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.02.24

ネット書店とリアル書店

 会社近くの小さな書店が廃業してしまった。
 ぼくの通勤ルートにあって、とても重宝していた書店だった。
 数年前には、足繁く通っていた高原書店という古書店が閉鎖し、その前にはハードボイルド系が異常に充実していた書店が廃業に追い込まれている。
 これで、会社近辺には書店がひとつも無くなってしまった。

 書店経営が厳しいのは、素人でもなんとなく解る。
 いったいどれだけの本が出版されているのだろう。万とか十万の単位じゃ小さいかも知れない。
 それに合わせるように客のニーズは多様化する。しかし、売り場の面積は限られている。小さい書店は、近隣の分析をして客筋を推理して置く本を決めるのだろうか。それとも…。

続きを読む "ネット書店とリアル書店"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.02.12

読むなと言われれば

 またもやカミさんに内緒で、吉田かばんの「青バッテン」を落札してしまった。
 カメラバッグに良いのではと探していた小さめのショルダー。定価9,450円が3,000円ちょっとと、相場よりちょい高めだったけど、状態が非常に良さそうなので。
 これでいくつ目だっけ、ヤフオク…。
liner1

 ぼくはこの吉田かばんの「赤バッテン青バッテン」が大好きで、この20年の間に20個くらいのアイテムを手に入れ、半分くらいは使い潰してきた。今でも10個程度は現役で使用している。(写真は赤バッテン-見りゃ分かるよな)

 mixi では「赤バッテン青バッテン」のコミュニティまで作ってしまった。

続きを読む "読むなと言われれば"

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.01.09

自分が選ぶベスト

 「BEST(海外編)」として、24作品を右のサイドバーで紹介することができた。
 昨日から、「BEST(国内編)」を左のサイドバーに紹介を始めている。
 悪いクセでのめり込むと節度がなくなってしまうので紹介文が長くなっているのが気になるが、こうして眺めてみると結構気持ちが良い。
 こういうのって、サイトをはじめたころからやってみたかった。
 好きな本に埋もれて生活するのが気持ち良いのと同じで、自分のネット上の生活拠点のような場所に自分の大好きな作品を並べて悦に浸るのは、他人様の目は抜きにして、とても気持ちが良いのです。ここまで読んで退いた人がいるな、きっと。
 本好きのたわごとだと思ってください。

続きを読む "自分が選ぶベスト"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.12.08

このミスに聞いてみたい?

 また歯を抜かれた。ここ数年、年に2本程度は抜かれ続けている。
 気が付けば、上顎に残された歯は4本となってしまった。
 そのうち2本は根に慢性的な化膿を抱えていて、すでに来年の抜歯予定リスト入りしている。
 2本が抜かれてしまえば、それ以降はたった2本で上顎全体の義歯を支えることになる。となれば、残った最後の2本も長いことはないだろう。そしてやってくる、上顎総……。

 それにしても「このミス」は年々厚くなるな。なのに読むところが少ない。今年は特に読むところが少なかった。新本格興味無いし。それでも買っちゃうんだよねぇ。
 「覆面座談会」を復活させて欲しいね。

 そうそう、『魔術師』巻末の法月綸太郎さんの解説に驚いた。これは解説じゃないだろう、書評だろう。それも的を射ていて立派な。
 法月さんは、遅れてきたリンカーン・ライム読者らしいが、全てを読んだ上で書評を書くという姿勢は流石だな。その一点だけで、読みたくなった『生首に聞いてみろ』

| | コメント (0) | トラックバック (0)