春日部

2007.10.03

子ども向けサッカークラブを騙った詐欺

Fraud01
Fraud02
 上記のチラシは、最近あちこちから報告が上がっている新手の詐欺だ。何度もFAXを通った画像なので汚くて申し訳ないが、新規に開設される子ども向けのサッカークラブが、体験会を開催するという内容のチラシ。実際に足を運んでみると、高額な入会金を要求され、更に高額なユニフォーム等を買わされる。しかし、サッカークラブに実体は無く、体験会のみで本格的な活動は行われない。

 首都圏を中心に新聞に折り込んだり、ポストに投函するなどして露出させている。一見、おかしなところは見当たらない。無理に首を傾げる箇所を探しても、サッカークラブなのに「新規開校」とあるとか、裏面に「保護者同伴でご参加ください」(保護者がいないと品物を売れない?)とか、その程度しか見当たらない。引っかからないよう、注意して欲しい。

 このチラシは、新聞折込関連のネットワークから流れてきたものだ。折込業界はこの手のチラシ一切を、詐欺ということで折込しないように連絡を回した(実際に活動しているクラブは別)。媒体としての自覚の薄かった折込業界もちょっとずつ進歩してきて、チェック機能もはたらくようになってきた。詐欺の片棒は担がないようにしようということ。しかし、チェック機能に乏しいポスティングは問題だ。

 実は一昨日わが家のポストに、デザインは違うが内容が酷似したチラシが投函されていた。ウチの近くの広場で、今週末サッカースクールを開校するというチラシで、小さく「必要な用具は後ほど連絡します」みたいなことが書いてあった。しばらく考えて、110番通報した。面倒臭いけど仕方ない。

 電話だけで済まそうと思ったのに、どうしても警官をよこすという。もう、観念しちゃった。すぐにやってきた警官に説明をして、わが家に投函されていたチラシを渡した。コピーをとっておけば良かったんだけど、そこまで気が回らなかった。あとで、カミさんのネットワークで手に入ったら報告するつもり。ともかく、巧妙なので注意して欲しい。

 汚い画像ですが、気になる方は持っていってください。少しでも被害を少なくできたらと思うので。
 円天の事件を見てもわかるように、警察は被害が拡大しないと動かない。自衛するしかないですよね。

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2007.10.02

小児科の無い春日部市立病院

 次男の熱が未だに下がらない。日曜日に下がったと思ったが、夜になると38度。昨日も38度まで上がった。これで5日連続。約一ヶ月前からこんな状態が続いていて、さすがに心配になってきた。「咳 微熱」でググると「肺結核」とか「マイコプラズマ肺炎」などがヒットする。ほかにもいろいろあるようだ。

 セカンドオピニオンといわれる。同じ病院に二度行って改善されなかったら、他の病院へ行った方が良いという。しかし、わが町の市立病院はこの状態だ。2007年春ころから曜日と時間限定の診察が続いて、ついに9月から全面休診になった。小児科のケアが無いので、産科も同じ道を辿っている。

 わが家の場合、長男からずっと通っている小児科があって、それ以外は市立病院にしか行ったことがなかった。かかりつけの医師の診断が不満で別の医師の診断を仰ぎたいときに、似たような小児科医院には行きにくい。違った病気を疑るわけだから検査もして欲しいし、設備の整ったちょっと大き目の総合病院を選びたいのが親心というもの。次善の策を絶たれて本当に困っている。

 小児科に限ったことではなく、医師不足は全国的な問題だ。こんな状態で少子化問題を解決しようとしても、無理な話なのだ。安心して子どもを育てられない環境で、どうやって子育てをすればいいのか。政治と行政が一体になって解決するべき問題だろう。春日部市で最も信頼されるべき「市立病院」に小児科が無いなんて、これほど恥ずかしいことはない。

 石川良三春日部市長の公約は、『子育て日本一の街づくり』だ。笑わせる。

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2007.08.17

11/8 『ララガーデン春日部』オープン

 春日部駅西口を出て、駅前ロータリー入り口の信号を左折する。更に、セブンイレブンを左手に見ながら真っ直ぐ進むと、いかにも不自然なだだっ広い草むらに突き当たる。歩いて4分くらいだろうか。心ある春日部市民なら誰でも知っているであろうバブルの爪跡だ。

 バブル全盛時、市内のある不動産会社が札片を切って地上げした土地だ。道路に囲まれた一角すべてを手中に収めるために、新築の家まで地上げし取り壊すさまが異様に見えたものだった。春日部版「ソニックシティ」を作ると豪語したが、バブルに崩壊の兆しが見えて計画は頓挫。以来、塩漬けされてしまう。15年ちょっと前だったろうか。

 この忌まわしい場所に、「ららぽーと(ララガーデン)」をオープンさせると三井不動産が発表したのが、2006年10月だった。

「(仮称)ララガーデン春日部」着工

主要テナントに「京成ストア」「ユナイテッド・シネマ」が決定

■三井不動産株式会社は、埼玉県春日部市にて計画推進中の「(仮称)ララガーデン春日部」を、10月24日着工いたします。当施設の開業は平成19年秋を予定しています。

■「(仮称)ララガーデン春日部」は、東武伊勢崎線・東武野田線のターミナル駅である「春日部」駅から徒歩4分に位置する約23,000m2という広大な敷地を活かした、延床面積約63,000m2、店舗数約80店の都市近郊型商業施設となります。

■ 建築デザインには、MTMインターナショナル及びフェルナンド・バスケス氏を起用。3層吹き抜けのオープンモールを主体とした開放的な空間をつくるとともに、周辺環境と調和した街づくり型の商業施設として、地域のお客様に日常的に利用していただけるような施設を計画しています。

■なお現時点において、食品スーパーの「京成ストア」、9スクリーン・約1,800席のシネマコンプレックス「ユナイテッド・シネマ」が主要テナントとして決定しており、今後も地域のニーズに応えるテナントの誘致を推進してまいります。……

 2007年春ころには特徴的なウェーブの屋根が姿を現した建物を、市民は期待と不安を持って見守ってきた。期待は誰でも思い描くであろうから置いておく。

 不安とは、まずクルマの渋滞だ。通常、こういった店舗は郊外に作られることが多い。しかし、「ララガーデン春日部」は市街地のど真ん中に建設された。貧弱なアクセス道路からクルマが溢れて、市内は身動きが取れなくなるのではないか、という不安。近くの「春日部市立病院」周辺までクルマが溢れるのではないか。

 住宅地のど真ん中ということも不安を煽る。商業地に建設されたのならまだしも、施設の隣は普通の民家が立ち並んでいるのだ。地域の方々の不安は想像してあまりある。この一帯の方々の生活は一変してしまうだろう。

 不安はまだある。近くにある大規模店舗である「ロビンソン百貨店」(東口)と「イトーヨーカドー」(西口)の撤退とそれに伴う人の流れと街の変化だ。どう考えても、春日部周辺に大規模な店舗3店が競合できるほどの商圏があるとは思えない。いずれ、どれかが立ち行かなくなって撤退するのではないか。人の流れが変われば、街の様相も変わってしまう。それがどの程度であるのか。街の一部がゴーストタウン化することにならないか。

 実はこれには対応計画があるとも聞く。国道16号と国道4号のバイパスが交差するあたりに、似たような大規模商業施設が計画されているのは、ご存知の方も多いだろう。この新施設に「ロビンソン百貨店」を持っていってしまおうという案だ。しかし、東口に「ロビンソン百貨店」がなくなると、東口は間違いなく寂れてしまうだろう。西口に1店、東口に1店が理想なのだが。

 もちろん、「ララガーデン春日部」に対する信頼感の薄さも不安の原因だ。運営は利に聡い大企業だ。客足があまりよくないと判断したら、さっさと撤退してしまうのではないか。あれだけの建物を取り壊すにも相当な出費だろう。あの状態で撤退されてしまったら、それこそゴーストタウンが出来上がる。治安は悪化の一途だろう。

 そんな中、8月10日のWeb埼玉でとうとうオープンの詳しい日時が掲載された。

 春日部駅西口の大型民間商業施設「ララガーデン春日部」が十一月八日にオープンすることが決まった。三井不動産(本社・東京都中央区)が建設中の都市近郊生活者向け商業施設で、県内初進出となる。

 地上六階建てで、延べ床面積は約六万三千平方メートル。春日部が舞台となっている人気アニメ「クレヨンしんちゃん」をテーマにした日本初のアミューズメントパークをはじめ、▽九スクリーン千八百席のシネマコンプレックス「ユナイテッド・シネマ」▽百貨店「三越春日部」▽食品スーパー「リブレ京成フードプラザ」など、テラス席を配置したレストランなど八十八店舗が入る。うち二十六店舗が県内初進出だという。施設は三層吹き抜けの開放的なオープンモール。中心には春日部駅西口にある藤棚をイメージした大屋根をデザインした。

 三井不動産は「地元ファミリーやシニア層、学生らの高度化・多様化するライフスタイルに対応し、地域コミュニティの核となるような快適で楽しい施設を目指す」としている。

 期待と不安がない交ぜ状態だ。もちろん、消費者の観点からは期待ばかりなのだが、街づくりの観点から見ると、あのような大きな郊外型店舗が市街地にデンと座るのは、あまり望ましくないように思ってしまう。今後のモデルケースになるのかもしれない。生暖かく見守りたい。

 「クレヨンしんちゃん」のアミューズメントパーク、「三越春日部」……、なんだかイヤな予感がするのだが。

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2005.01.13

合併-市境住民の憂鬱

 ぼくの住む埼玉県春日部市は県の東部に位置している。
 県の東部地域ということで「埼玉県東部中央都市連絡協議会」と名づけられた自治体(春日部市、岩槻市、蓮田市、宮代町、白岡町、杉戸町、庄和町)で構成する協議会に加入している。
 こういうのは、どこの県のどこの自治体でもあるんだけど、この協議会に加入している市町の住民は、すべての市町の施設をその市町の住民と同じように利用できるという大きな特典があった。

 わが家はこの特典に大きな恩恵を受けていた。
 図書館なのである。
 ぼくの住まいは、春日部市の岩槻寄りでほとんど市境といっても良い場所なので、歩いて数分のところに岩槻市の図書館ができてから、ありがたく利用させてもらっていた。

 しかし、岩槻市は今年の4月1日にさいたま市に合併してしまうことになった。
 先日の配布された春日部市広報に、4月からさいたま市岩槻区となる旧岩槻市の施設は相互利用できなくなる、料金が必要な場合は市外料金支払うことになる、と小さく出ていた。
 これは困る。
 図書館などの施設についての細かい記事はなかった。何よりも怖いのは岩槻区の図書館が利用できなくなることだ。

 なんとも落ち着かないので、春日部市の広報に電話を入れてみた。
 担当の方に上記のことを伝えると、調べて折り返し電話をくれることになった。
 約1時間後かかってきた電話によれば、基本的には図書館も利用できなくなるらしい。

 岩槻市は「埼玉県東部中央都市連絡協議会」から脱退することになる。だから、市の条例で定められた相互利用の条件から外れる。今後は、合併後さいたま市と協議することになるが、今の段階ではなんともいえない、さいたま市の条例次第、協議次第になる、とのことだった。
 話の中で、さいたま市と戸田市の間に似たような取り交わしがあるらしく、相互利用しているらしいのでたぶん大丈夫なんじゃないか、というような話も出た。

 ぼくらは岩槻市には税金を納めていないから、本来は相互利用できなくて当然だ。しかし、今まで出来ていたからことはややこしい。今までできていたことができなくなるのは後退じゃないのか。
 たまたま、春日部市から岩槻市の施設を利用する話だったわけだが、逆だってあるだろう。
 岩槻市の春日部市、蓮田市寄りの市民は相互利用できなくなるのだ。或いは、お金を払わなければ利用できなくなる。
 これが不利益でなくてなんだろう。
 合併後の自治体同士で協議すべき問題なのはわかるが、合併するにあたってはそのあたりまで突っ込んだ話を本来はすべきなんじゃないだろうか。
 合併後じゃなければテーブルにつけないなんて、グータラな役人がいかにも言いそうなことじゃないか。
 それとも全部決まっているのに、役人特有の嫌味で言わないだけなのか。

 「意見は聞いた。これからの協議の参考にしたい」というので、納得できないまま電話を切った。
 ともかく、4月になったら今までの利用カードを持って、いつもの図書館に行ってみようと思う。職員がなんと言ってくるか。

 どうも釈然としない。

補記:2006年4月から、春日部市民もさいたま市の公共施設を使わせていただくことができるようになりました。

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