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一時的な低血糖に

炭水化物が不足するとたいへんなことに……

 世の中にはいろんなダイエット法があるそうで、中にはひとつの栄養素を抜く方法まであるらしい。岡田さんも『いつまでもデブと思うなよ』 (新潮新書 227)で触れているけど、糖質を抑える「アトキンス法」などが有名だ。しかし、これはこわい。ダイエット時はとかく炭水化物を敬遠しがちだが、慢性的に炭水化物不足だとかなりたいへんなことになるようだ。ぼくの体験を書いてみたい。

激しい気持ちの落ち込み

 ダイエットも終わりに近づいた1月中旬の週末のことだった。朝からイライラして落ち着かない。カミさんの一言ひとことが、子どもたちの一挙手一投足が気に障って仕方ない。過去に経験したことのないイライラ状態。ひとことでも口を開くと収拾がつかなくなりそうなので、ずっとパソコンに向かっていた。普段はこんなことないんだけど。

 一日そんな状態でイライラし通し。これが夜になると気持ちの落ち込みが激しくなって、いてもたってもいられなくなった。脳みそが破裂するんじゃなかろうかと想像してしまうくらい。それでもなんとか普段通りに過ごして、翌日の日曜日を迎える。更に落ち込みは激しく、イライラは極限状態なんだけど、どうしても出かけなければならない用事があった。

 外に出ても気持ちは晴れない。人の話が一時的に聞こえなくなるかと思ったら、やけに大きく聞こえたりする。誰とも口をききたくない。会話は上の空で、自分ってこんなに依怙地だっけと更に落ち込む。当然楽しくない。すべてが気に障る、突然、叫びだしたくなる。そんな苦痛の外出から帰宅して、夜、とうとう動くことができなくなってしまった。

 食事をして、リビングで横になったまま、立ち上がったり会話をする気力がなくなってしまったのだ。家族の問いかけにも答える気力が湧かない。頭の中で、人生、人間性、生活、未来、仕事その他あらゆる事柄についてのネガティブな思いがグルグルと渦を巻く。頭の中のどこかで、これってうつ病と違うか? という問いかけが発せられて、まさか、と返答する自分もいた。

甘いものを食べたら気持ちが高揚してきた!

 そんなとき、なぜか無性に甘いモノが食べたくなった。一目散に冷蔵庫に向かい、冷凍庫からアイスクリームを取り出してかぶりつく。1個2個と胃袋に収めるうちに、気持ちがどんどん高揚してくる。今までの落ち込みがウソのように、気持ちが晴れてくる。こんなこと今まで経験したことがなかった。

 結局その夜は、お菓子類約2,000Kcalを食べて、すっかり元気を取り戻した。甘いものを食べて元気が出たんだから、間違いなく糖分不足だったんだろうとググってみたら、「低血糖」でたいへんな数の記事がヒットした。読むほどに怖くなる。気になる方は「低血糖」でググってみて欲しい。

低血糖は糖尿病患者だけに発症するわけではない

 「低血糖」といえば、糖尿病患者専門の症状と思われがちだが、決してそうではなかった。脳はブドウ糖をエネルギーとする。だから、ブドウ糖の原材料である炭水化物が減って低血糖になると脳のエネルギーが不足する。そんな状態になると攻撃ホルモンとも呼ばれる「アドレナリン」を分泌して、体内の糖分を血中に放出させようとするのだそうだ。「空腹になるとイライラする」という状態がこれ。

 それでも糖分が供給されないと、脳の活動が著しく落ちてくる。これが気持ちの落ち込み状態だ。そのほかには、空腹感・脱力感・手指のふるえ・冷汗・動悸・体がだるい・生あくび・眼の焦点が合わない・頭痛・おかしな行動などの症状がでる場合もあるらしい。そして、ひどい場合には意識が無くなる。糖質不足で、うつ病を引き起こすこともあるそうだ。

 怖いのは、糖質不足だけが低血糖を引き起こす原因ではないことだ。甘い菓子類を多く摂る生活が長く続くと、すい臓が疲れてうまく機能しなくなり、インスリンの分泌が正常に機能しなくなって、必要ない場面でインスリンを分泌してしまい、慢性的な低血糖を引き起こすこともあるとか。最近の子供たちがちょっとしたことでキレる原因に低血糖を上げる学者もいるらしい。

 今思い出しても冷や汗がでる。現在は意識して炭水化物の量を増やしている。朝の玄米ブランを小さなパンに変え、夜のご飯を120g→150gに増やして、バランス良く栄養を摂取しようと心がけている。一日のバランス良いエネルギー配分は、「炭水化物65%,タンパク質15%,脂肪20%」なのだそうだ。たんぱく質の摂り過ぎは腎臓に負担がかかるらしいし。ダイエッターのみなさん、気をつけましょうね。

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