« お菓子が食べたくてどうしようもないとき | トップページ | 低カロリーパンがリニューアル »

書評 『脱デブ-なぜ芸能人はレコーディング・ダイエットにはまるのかなぜ1年以上たってもリバウンドしないのか』 岡田斗司夫

脱デブ―なぜ芸能人はレコーディング・ダイエットにはまるのかなぜ1年以上たってもリバウンド (ソニー・マガジンズ新書 19)脱デブ―なぜ芸能人はレコーディング・ダイエットにはまるのかなぜ1年以上たってもリバウンド (ソニー・マガジンズ新書 19)
岡田 斗司夫

ソニー・マガジンズ 2008-08
売り上げランキング : 451

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

女性用に書かれたレコ・ダイ本

 なんですかね、TBS(ドリームプレス社)とのタイアップみたいな本です。オビに踊る文字が『この方法は実は、女性にこそ向いている方法だったのです。』 さらに、森三中・村上知子のこんな言葉も-『食事をメモしただけで3キロ、カロリーも調べたらさらに5キロ、やせました!』 岡田さんの口述を別のライターがまとめた、売り気満々の本であります。

 女性を意識して、「助走」「離陸」「上昇」「巡航」「再加速」「軌道到達」とオタクっぽかったそれぞれの段階の名称を「STEP1」から「STEP6」と変えている。さらにそれらの段階を説明し、クリアするためノウハウを100項目に分け、それぞれを1ページ~2ページでまとめた。例えば、「STEP1」の 1 は「これまでどおり、食べたいものを普通に食べる」といった具合に。

疑問には答えてもらえない

 確かに手軽に読める。ぼくは、通勤電車の中で全部読んでしまった。100項目に細分されているので、読むのも中断するのもとても楽。岡田さんがおっしゃる通り、女性の方は『いつまでもデブと思うなよ』よりもこちらを読んだ方がいいかもしれない。途中で村上知子のコメントもいくつか読めるし、内容も若干詳しくなっているようだし、新しいこともいくつかあったし。

 ただし、ちょっと安直に過ぎるように思えてしまう。おいしい言葉を並べすぎだよ。ぼくがいまでも四苦八苦している「軌道到達」するまでの過程とか、あるいは本当に「軌道到達」なんてするのかとか、ダイエット後に食事を増やしていく方法とか、皮余りはどうなったんだろうとか、また体脂肪率が下がっているのだがどうやっているのかとか、今でも万歩計はつけているのかとか、こんな疑問には答えてもらえない。

ひみつのダンジョンがある、と思う

 「レコーディング・ダイエット」について正直な感想を言わせてもらえば、「STEP5」(再加速)と「STEP6」(軌道到達)の間にもう一段階隠れているように思えてならない。大半の方は、「STEP5」で目標体重まで達してしまうだろう。しかし、岡田さんのおっしゃる身体の声はなかなか聞こえてこない。しかし、もうダイエットは必要ない。

 ぼくが思うもう「一段階」とは、「STEP5」で目標を達成した人が、標準的な食事量に増やしながら、なおかつ、身体の声を聞くトレーニングを積む期間。「STEP6」の軌道到達には至っていないが、目標体重を達成してしまった方々が迷い込む迷宮のような段階。リバウンドしないためには「STEP1」(助走)も大事だが、それと同じくらいにこの段階も大切だと思うのだが。この段階は難関です。

 でも、レコ・ダイの具体的な方法については、段階を追って詳しく直線的に書かれているので、女性の入門書としては最適でしょう。『いつまでもデブと思うなよ』でレコ・ダイを始めた方々も、ちょっと違った視点から俯瞰してモチベーションを再アップさせる意味で、一読の価値があるかも知れません。少なくとも、弛みがちだったぼくは読んでよかったと思っている。

 それにしても、この副題はひどすぎ。

|

ダイエット関連ニュース」カテゴリの記事