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2013年2月11日 (月)

【北越谷】 移築再生された蔵でいただく野菜が美味しいフレンチ 「楽の蔵 レストランChez tomo.(越谷市)」

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 ぼくよりも、カミさんがとても気に入ったお店です。
 「雰囲気が良くて、料理が美味しくて、サービスが良くて、非の打ち所がない。たった一人で料理を作っていて忙しいのに、レジの時にシェフが出て来てちゃんと挨拶してくれたのも良かった。若いシェフだから向上心があって勉強して、いろんな手法にチャレンジしているんだと思う」とまくし立てていましたww。
 いやいや、ベテランシェフだって向上心はあるよ(笑)、とは反論しなかったけれど、彼女の言う通りとても良いお店でした。

 早く到着してしまったので、お店の方に伺って近くの駐車場にクルマを停めて、しばらくフロアで待たせてもらうことにしました。「2階のギャラリーを見てもらったら?」とレストランの方同士の会話が聞こえてきます。
 2階のギャラリーを案内してくださったのはシェフのお父様でした。(駐車場はお店の前に一台分、その他は周囲に点在しているようです。お店の方に伺ってください。)

 2階建ての店舗は、明治13年に建築された山形の鶴岡の旧家を移築再生したもの。1階部分がレストランで2階がギャラリーになっています。
 この日2階ではひな人形が展示されていました。お父様は、地域活性化に並々ならぬ意欲をお持ちのようです。たいへん熱の籠った解説をしていたきました。ギャラリーは良いスペースですね。雰囲気がとても良かった。

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 ギャラリーと同じく、レストランの雰囲気も最高クラスです。
 長い年月を経た茶色い柱の質感、白い壁とのバランス、柔らかな照明、古民具のような雰囲気を壊さない箪笥等の調度品等、非常に質の高い和モダンな空間が演出されていました。

 掃除が行き届いて清潔で、古い蔵から類推されるようなかび臭い匂いもまったくしません。

 食器類も、洋食器で出てきたと思ったら次の料理が和食器だったり、細かい部分まで計算され尽くした気配りが感じられました。

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 料理もどれもすばらしかった。

 特に良かったのが、「オードブル」です。まず見た目が美しい。春菊のソースと人参のソースが絵のように皿を彩っています。
 セルクル仕立ての料理が緑をまとった小高い山で、春菊のソースが麓を流れる川。人参のソースからは、蛇行して登って行く山道を連想しました。大げさですが山水画のような…。壊すのが躊躇われました。

 魚介類と北海道産レッドムーン(越冬じゃがいもなので甘い!)と新玉ねぎを裏ごしして、シェリービネガー等で味付けしたものを土台にし、上に魚介を載せてセルクルで仕上げたものだそうです。
 野菜は、アイスプラントや珍しいビーツ(ゴルゴという名前の新種~写真に見える上に載っている赤い円が幾重にも重なっている蕪)、菜の花、葉物野菜等。魚介類はイカ、帆立、サーモン等。

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 セルクル仕立ての表面に見える焦げ目のついた白い食材はイカです。表面をよく見ると、細かく切れ目が入れられているのが確認していただけると思います。尋常でない細かさですよね。
 こんなのは当たり前かもしれませんけど、こういう一手間が食材を柔らかくし、ソースと馴染ませて美味しくさせているんだと思う。

 葉物野菜にはフレンチドレッシングです。ぼくはそれほどと思わなかったけど、カミさんがドレッシングがものすごく美味しかったと言うので聞いたところ、米酢を使っているとのこと。
 更に、頂上部分には鬼柚子の皮のコンフィチュールまで振りかけられています。

 円柱の料理を上から割って、甘く滑らかなレッドムーンの土台と魚介を一緒に口に入れると、春菊のソースの青臭さや人参ソースとコンフィチュールの違った甘味と、いろんな味わいが一度にやってきて、思わず仰け反ってしまいました。文句無く美味しい。

 アミューズから美味しくて、この日は、ビール1本(400円)とグラス白ワインを2杯(600円×2)も飲んでしまいました。

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 次に美味しかったのが、メインディッシュの魚料理です。肉料理も同じですが、2種類の魚がいただけてしまうのはありがたい。

 魚は、「長崎県産目鯛のポワレ、ホウボウの白胡麻風味の盛り合せ 下仁田葱のソース」でした。
 皿の底に目鯛のポワレが一切れとホウボウの白胡麻風味の(ソテー?煮付け?)が一切れ入って、下仁田葱のソースが振りかけられて、上にグリルしたりボイルされたりしたたくさんの野菜(人参、ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスク、インゲン豆など)が載っかっています。
 舞茸の天ぷらとかまぼこにはびっくり(笑)。

 なんといっても、下仁田葱のソースです。適度に甘く、鼻に抜ける刺激が適度にある。
 魚はどちらも一切れずつしか口にしていないので、うまく説明できないけど、しっかりとした違いがわかりました。
 ただし、一皿に盛りつけられてどちらも同じソースなので、調理法の違いによる身や皮の食感の違いが出にくい気がしました。
 その分、野菜が豊富なので補って余りあるとは思いますが。


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 予約時「ランチスペシャルコース 2,500円」を2名分お願いしてありました。
 構成は、アミューズ、オードブル、スープ、パン、メインディッシュ(魚or肉)、デザート盛り合せ、コーヒーor紅茶、です。
 この日は満席で、自分らを含めて21名のお客さんがいましたが、全員スペシャルコースをいただいていたようです。
 席数も多くない人気店なので、週末の予約は必須です。ぼくらは、3週間前にやっと予約を取ることができました。

 客層はやはり地元のおば様方。カミさんが気に入ったように、年配女性の心をくすぐる雰囲気とサービスがあるようです。
 この日も、年配女性のグループがいくつか。声はかなり響きます。時には目の前の連れの声が聞こえないほど(笑)。
 パスタコース(1,300円)が多く出る日は、もっと賑やかかもしれません。

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 ランチスペシャルコースは、まずアミューズ。
 この日は、「玉ねぎのババロア カリカリのパン添え」「山形県産の青大豆のコンソメ煮」でした。
 玉ねぎのババロアがとても美味しかった。飴色になるまで炒めた玉ねぎで作ったババロアだそうで、玉ねぎの香りがすばらしい。
 これだけで、ワインをグラス1杯開けてしまいました。

 青大豆のコンソメ煮は、ほとんど無味。青大豆自体は味が濃く、硬めに煮付けられて食感も良いですが、煮込んだ汁にほとんど味がしません。
 そういう意味では、素材の味を邪魔しない汁と言えるかもしれませんが、どこか物足りなかった。

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 スープは、「北海道産白インゲン豆のポタージュスープ」。
 美味しかったけど、ちょっと甘過ぎたかも。

 スープの前にサーブされたパンは2種類でした。ひとつは市販のバゲット。もうひとつが自家製の「切り干し大根のパン」だそうです。
 どちらもパンも美味しかったけど、切り干し大根を練り込んだという自家製パンがとても美味しかった。野菜に拘る当店らしいパンでしょうか。お代わりをしてしまいました。
 クラムがふんわりとしていながらモチモチ。切り干し大根の存在はわかりませんでしたが、確かに香りがちょっと違っていました。

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 肉料理は、「青森県産の芋豚の肩ロースのグリル ラビコットソース、宮崎森林滋養鶏のもも肉のロースト バジルのソース」です。
 こちらも2種の盛り合せ。
 付け合わせの野菜は、緑色のビタミン大根 紅芯大根、ロマネスク、カリフラワー、人参等。こちらも凝っています。やっぱり舞茸の天ぷらwww。

 魚料理ほどのインパクトはありませんが、2種類の肉を2種類のソースで味わえるのはお得感があります。

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 デザートの盛り合せは、
 ・ホウレン草のクリームブリュレ
 ・黒ごまのパンナコッタ
 ・ゴールデンパイナップルのシャーベット

 スポンジケーキがありません。こんな価格では難しいのかもしれませんが、一品はスポンジがあればなお良かった。

 ホウレン草がしっかりと感じられるブリュレは、カリッとした表面と中のフワフワとした食感も良く、本当に丁寧に作られた感じがしました。
 黒ごまのパンナコッタも胡麻の風味がすばらしい。「トラットリア ナトゥーラ」の定番「黒ごまのババロア」よりもトロッとした食感でした。

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 サービスも良かった。
 最初にコースを説明をキチンとしてくれて、更にサーブするときに再び細かく説明してくださいます。ホールの方々は、食材や調理法に至るまで非常に詳しい。
 口調も柔らかく丁寧で聞き取りやすく、声質までが客を安心させると思ってしまったので、ぼくも当店が相当気に入ったようですwww。

 野菜への拘りは、埼玉フレンチの名店「メゾン・ドゥ・アッシュ」を彷彿とさせます。
 若く向上心に富んだシェフが更に研鑽を重ねると、「メゾン・ドゥ・アッシュ」に比肩するレストランになる可能性を秘めているような気がしました。

 定期的に伺いたいレストランです。

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