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2012年5月の6件の記事

2012年5月27日 (日)

[観戦記] 第13節 東京戦 BS

FC東京1-1浦和

 痺れましたね。本当に良い試合だった。引き分けに終わってしまったけど、満足感が大きいという珍しい試合だった。でも、勝ちたかったな。

 浦和はいつも通りです。
 ただし、前節と同じように、ショートパスに斜めのロングボールも使用する展開だった。中央を崩しつつ、サイドからも攻撃する。あれを「引きこもりサッカー」とか言われちゃうと腹も立つ。

 ビルドアップの時は最終ラインに阿部が入って4バックを形成し、前線には5人が一列に並ぶ。阿部が持ち上がって縦パスを入れたりして、3バックになったり、場合によっては槙野まで飛び出して2バックになっちゃう。
 今節と前節は、中央から縦パスを入れるだけでなく、開いた両サイドへロングパスを入れて緩急をつけていただけ。センターに居た啓太からもサイドへ出ていたよね。

 浦和が引きこもってカウンターを狙っていたと言われちゃうと、どこを見てたの?と言いたくなる。ビルドアップで結構崩していたでしょ?
 相手にボールを奪われると、両サイドが下がって3バックと一体化して5バックになる。で、ラインを若干低めにとる。これかな。試合後の森重のコメントに見えた「引かれた相手」って。

 この戦い方を徹底してやり続ける浦和に対し、東京は序盤は全然フォアチャックをしてこなかった。
 東京の戦い方は前線からの強烈にプレスをかけて、高い位置でボールを奪ってショートカウンターというイメージがあったので、ちょっと意外だった。
 一転して後半は前線からのプレスがきつくなって浦和は四苦八苦。浦和のサッカーは体力の消耗が激しいので、意図してそこを突かれたのかもしれない。

 梶山にほとんど仕事をさせない阿部と啓太、高橋と長谷川にほとんど仕事をさせてもらえない柏木。サイドでも随所にぶつかり合い見られて、本当に質の高い試合だったと思う。
 そんな中でも、マークをかいくぐってチャンスを作り出すマルシオがすごい。

 残念だったのは今節も梅崎…。そして、交代で出てきた元気。
 もちろん、ふたりともソコソコに持ち味を発揮していたんだが、あんなものじゃないでしょう。もっともっと、良いプレーができることをぼくらは知っている。
 梅崎の球離れの悪さと判断の遅さ、元気の判断の遅さと運動量の少なさはなんとかならないものだろうか。

 前半の何分だったか忘れたけど梅崎がボールを持ったとき、間髪を入れず前線でポポが動き出していた。でも、梅崎は出さない。フリーでボールを持っているのに…。そりゃポポさん怒るって。テレビ画面にしっかり見えてました。
 今節も献身的に前線でプレスをかけ続けるポポに代わって元気。今節は動いたいたように見えたが、どれもあまり本気でなさそうなアリバイプレス…。
 それでも、最後で決めてくれれば存在価値があるってものだけど、あれでは…。

 宇賀神はいいね。左右どっちも問題なくできるみたいだし。
 レギュラーの平均年齢が高いので、これからの季節がとても心配なんだけど、ミシャサッカーの要とも言える運動量を要求されるサイドで左右両方できる宇賀神が台頭してきたことは喜ばしい。

 中断期間も疲労を取りつつしっかりと練習して、さらに連携を深めてほしい。

 以上、感じたことをツラツラと書いちゃったけど、テレビなんで。申し訳ない。

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2012年5月20日 (日)

[観戦記] 第12節 清水戦

浦和1-0清水

 上々の勝利だった。完勝と言っても良いくらい。
 約一ヶ月ぶりの「We are Diamonds」が、実に気持ちが良かった。同行した息子はYouTubeで練習したそうだ。時代ですね。周囲の誰よりもでかい声で朗々と歌い上げていた(笑)。

 気持ちが良かったのにはもう一つ理由がある。
 普段なら、研究されて良い所を消されて四苦八苦させられるのは浦和なのに、今回は逆に清水のストロングポイントを消して対応していたのが浦和だった。選手個々でなく、チーム全体としての「意志」が気持ちよかった。浦和の方が勝ちたいという意欲に勝っていた。そういう意味でも、順当な勝利だった。

 清水のゴドビ監督が試合後おっしゃったように、この日の浦和は守備的だったかもしれない。でも、負け惜しみはカコ悪いよ(笑)。
 これも気持ち良かった理由のひとつかな(笑)。
 守備は本当にすばらしかった。前評判の高い大前と高木にはまったく仕事をさせなかった。たまに上がってくる清水33番と28番は完全に封じ込められた。
 かなり地味だったけど、前半は本当に見応えのある戦いぶりだった。

 今期の浦和は前半最初、相手を受け止める傾向がある。
 清水を相手にしても、序盤はずっと押し込まれていたからそんなふうに見えたかもしれない。バックラインからのロングパス一本で好機を作りだすことがいつもより多かったし。
 でも、これこそが臨機応変な戦い方ですから。リトリート戦法上等。でも、リアクションサッカーとは根本的に違う。
 相手にサイドを封殺されて愚痴をこぼすより、相手のやり方がわかっても他のアイディアを持たない自分たちの戦術を先に反省すべきですよ。

 一方、攻撃はまだまだですね。
 個人の名前を出して申し訳ないけど、梅崎……。元々ボール離れが悪いんだけど、今節は目立ってしまった。絶好のパスを供給できるタイミングを何度逃したことか。
 視野が狭いのかな?と思ってビデオを見直したけど、ちゃんとルックアップしていた。なんだろう。迷いがあるんだろうか。

 それと元気。献身的なポポのあとに入ったから目立っちゃう。出てくるたびに思うんだが、サボり過ぎだろ?
 みんなが疲れたときに入って来たんだから、何人分も走ってみんなを助けてやろうという気概を持ってください。走って走って相手のディフェンスラインをズタズタにしちゃってください。ガンガン無駄に走ってください。
 でも、その気概がゴールに向かい過ぎたから、オフサイド連発につながったのかな。

 終盤は退場者が出て10人の清水相手にオロオロしちゃった。たしかにあの時間帯は難しいと思う。相手は10人なんだし。
 ミシャ監督は「守れ、キープしろ」のサインは出していなかったと思うけど、見ていても一人少ない相手にちょっと無様な感じはしたけど、あれで良いのだと思います。

 次は、味スタ。似たような戦い方をしている(と思われる)FC東京相手にどんなサッカーをしてくるか。
 楽しみ。

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2012年5月13日 (日)

[観戦記] 第11節 新潟戦

浦和1-1新潟

 試合開始10分くらいで得点が生まれた。
 喜ばしいことなのだが、実はイヤぁ~な感じがした。得点したのに何だよ!とはその通りですが、今期の浦和は先制点のあとまったりとしてしまう傾向があるから。まったりとしたあとなかなかエンジンがかからないことがあるから…。
 実際スタジアムで見ていても新潟のマークは緩々で「新潟弱えぇぇ!」とすら思った。これならいったい今日は何点取ってくれるんだ、なんて能天気なことを考えもした。

 案の定、得点後ピッチからはまったりとした空気が伝わってきて、スタジアム全体を覆い尽くしてしまったように見えてしまった。
 ピリッとしない空気に包まれて、一歩の出足が遅くなっていく。それでも、新潟のディフェンスは緩々なので、このままやっていけば必ず加点できると思った。
 素人のぼくが思ったからといって、ピッチの選手たちが同じことを考えたとは思わないが、そんな空気がまん延したように見えてしまった。エアポケットみたいなものだろうか。

 そんな空気に絡め取られるように攻撃陣が外しまくっているうちに、またまた、わけのわからない失点をしてしまう。
 いったいなぜ、ああいった失点をしてしまうのだろう。ミシャ監督もわかっているはずなのに修正できないのはなぜだろう。
 ゾーンとゾーンの境界の守備が難しいのはわかるが、今期の似たような失点は、受け渡しとか言っている距離じゃないよね。ああいう密集でボールウォッチャーはまずい。
 現場の選手の判断で、密集の場合とか適宜マンマークに切り替えてみればとか、素人は思っちゃうわけです。
 
 平川の交代も痛かった。
 変わって入った宇賀神はほとんど試合に入り込めない。おのずと浦和の攻撃は左サイドに偏重していく。だから、新潟は守り易い。
 あれって、宇賀神個人というよりも、坪井と宇賀神の連携が原因のようにも思う。
 平川と坪井は、ユニバの代表時代から数えれば10数年いっしょにやっている間柄だから、アウンの呼吸があるのでしょうね。
 宇賀神が右サイドもできるんだと初めて知った次第です。
 逆に左サイドは槙野が最近とても良い。

 後半になって、柏木とマルシオを抑えられるともう手も足も出ない。
 新潟守備陣がグダグダだった前半のうちに、もう一点くらいとっておけば…と仮定の話をしてもしょうがないけど、そう思いたくもなる試合でした。
 後半は互角の戦いで、どっちに転んでもおかしくない展開だった。
 
 こうして引き分けに終わった。
 しかし、残念な引き分けには違いないが、ブーイングする気にはなれません。だって、浦和は前期15位でやっとJ1に残留できたチームですよ。
 「浦和は常勝を義務付けられている」なんて、マスコミが勝手に作り上げた幻想だよ。踊らされるな。
 ミシャ監督のもとでやろうとしていることもはっきりしているし、それに合わせて選手の意識も向上しているし、少しずつ少しずつ良くなっているのが感じられるじゃありませんか。
 
 よく「浦和には代表クラスの良い選手がそろっていて云々」と聞くけど、んなこたぁない。現実は違うでしょ?
 今節のベンチを見たって、攻撃陣で期待できそうなのはセルヒオくらいのものです。ミシャ監督はこの陣容でよくやっています。
 できればこの夏、もっと使えそうなFWを獲得してくれないものかと思うんだけど…。

 それにしても、いかに不人気新潟戦とはいえ、北風ビュービューの寒い日とはいえ、ホーム埼玉スタジアムで31,818人とは…。信頼回復が急務ですね。

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2012年5月 7日 (月)

[雑感] 第10節 磐田戦 スカパー

磐田2-2浦和

 しんどい戦いだった。
 前半はまったく試合をさせてもらえない。磐田もこっちと同じ中2日のはずなんだが、出足が早くて中盤でボールを拾われまくり。あれだけ拾われてはサッカーにならない。

 そうこうしているうちに、DF陣の連係ミスで失点。最近あのパターンでの失点が多い。後半2点目の失点も似たようなパターン。そろそろ改善しないとまずい。
 厳密に言うと2失点はちょっと違うんだけど、捕まえ切れないのは同じ。
 不幸にして、2失点とも絡んでしまった選手がいますが、奮起して欲しいと思う。
 
 今節の磐田がやった浦和攻略法は、大宮あたりとは真逆の方法で、これもまた他チームにヒントを与えてしまったでしょうか。
 似たようなスカウティングをしてきた名古屋や神戸と何が違うかと言えば、プレスの厚みでしょうか。神戸が単発で終わったのに対し、磐田は波状でプレスをかけてきた。それも素早く絶え間なく勤勉に。でも、あれをずっとやり続けるのはたいへん。並大抵の体力と意志力がないと難しいでしょう。
 もちろん、こちらの疲労度もありますけど。

 後半になってミシャ監督のゲキが効いたのか、浦和の選手たちに活気が出て逆転に成功した。
 槙野の得点も元気の得点も、すばらしいビューティフルゴール。あれをやられたら、相手も笑っちゃうしかないようなすごいゴールだった。

 前節と今節であらためてわかったのが、柏木の替えが効かないということ。
 もともと元気にあれを求めるのはかわいそうなんだよね。じゃあ、柏木不在時に、どうしたらいいのか。悩みのタネは尽きない。

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2012年5月 4日 (金)

[観戦記] 第9節 横浜戦

浦和1-2横浜

 別メニューが伝えられていた柏木と平川がスタメン。
 ゲームが始まってみると、平川は問題無さそうだが、柏木の身体が重そう。案の定、いつもより判断が遅くキックの精度も低い。それでも果敢にプレスを掛け、ボールを捌く姿に琴線を刺激された。しかし、本調子でないので簡単にボールを奪われたりパスが正確でなかったり。
 本人は反省のコメントを出していますが、好不調は誰でもあることだから仕方ない。これがある意味今の浦和の限界。

 柏木がいた前半と居なくなった後半じゃ、別のサッカーだった。
 後半代わって入った原口元気はまったく機能しない。元気のボールへの献身ぶりとボールキープと運動量は柏木のそれとは雲泥の差なので、浦和はリズムが生み出せない。
 いい加減、ミシャ監督のサッカーを理解しろって>元気。キープ力はどうしようもないか…。スタイルが違うし…。
 元気の見せ場は、後半の36分過ぎころだったか、左サイドに切れ込んでボールを受けてコーナーキックを得た場面くらい。
 それでも、梅崎と被るシーンはなかったので、成長は窺えるのだが…。

 攻撃時は確かに、平川、ポポ、梅崎に、柏木とマルシオが前線に入って5人が並ぶ格好になるが、柏木とマルシオは適宜中盤に下がってボールを受けてリズムを作っている。
 それが後半マルシオのみになると、まったくリズムが生まれない。前線で動きが少ないので、有効な縦パスを入れられない。受け手がいない。
 
 今季浦和が得意としている電光石火のカウンターも不発のまま。
 カウンター不発の原因は、横浜が前線からプレスをかけてこなくて、前の大宮みたいな戦い方をしていたせいもある。
 それでもね、前半は柏木が緩急のリズムを作って見せ場を作っていた。調子が良ければ、ビッグチャンスになりそうな場面が何度もあった。

 ミシャ監督も元気の鈍さがわかったのか、啓太→小島で中盤を活性化させようとするも、こちらも機能しない。
 さらに、坪井→ランコという大バクチに打ってでるも不発。でも、ごめん、ランコには期待していない。ランコはサッカーが苦手みたいだから。トラップ、ヘディング、キックのどれも得意そうじゃなくて…。

 残念なのは集中しなくてはいけないコーナーキックの場面で、なんとマルキーニョスをフリーにしてしまったこと。悔やまれます。マークが徹底できていなかったのかな。
 立ち上がり、槙野がビッグチャンスを決められなかったのが、ゲームを象徴していたように思えます。後半渾身のシュートで同点ゴールをたたき込んだDFに酷な言い方かもしれないけど。
 ああいう場面で決めておかないと後から苦しくなりますよね。

 ピッチを見つめながら、直樹がいたらもう少し…、とか思ってしまった。
 数日前退院したというニュースを見ました。じっくり直して、早く戻ってきて>直樹。矛盾してる?(笑)。

 さ、切り替えて次節。

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2012年5月 1日 (火)

[観戦記] 第8節 名古屋戦 スカパー

名古屋1-2浦和

 iPhoneの小さな画面での視聴なので細部はわからない部分がたくさんあります。見直してもいないし。
 それでも浦和の順当な勝利だったと思う。

 ストイコビッチ監督は浦和がまんまとやられた前節を見ていなかったんだろうか。あの戦い方が、かなり有効な浦和攻略法とわかってしまったので、我慢のサッカーを覚悟していました。
 しかし、フタを開けてみれば名古屋は前線からびゅんびゅんプレスをかけてきた。
 おかげで中盤に空きができて、うまいことビルドアップができた結果、浦和にサイドから何度もチャンスが生まれていたように思う。

 もちろん、実際はそんなに簡単なことではなくて、名古屋の強靭なセンターバックは思ったよりも破壊力があった。
 特に、最後の数分間はハラハラどきどき。
 相手がひとり少ないのにアレですから、名古屋の力技はすごいものがあります。トゥーリオが二人いれば良いのだろうけど、もちろんそんなわけはないので、穴もいろいろあったり。

 ストイコビッチ監督が、PKのシーンについて主審を侮辱するようなことを言っていますが、あのシーンの何を指してそんなことをおっしゃるのか。
 そのシーンだけは何度も見ましたが、議論の余地は無いと思われます。何より、田中隼磨の潔い退場ぶりと、ほとんど抗議しない名古屋選手たちの淡泊さが真実を物語っているでしょう。

 それにつけても、今シーズンの柏木とマルシオはすばらしい。逆にあの二人がいなくなったときが怖い。
 考え過ぎるとキリがないんだけど、阿部30歳、マルシオ30歳、坪井32歳、平川33歳、啓太30歳。この面子にポポ33歳を加えると、現スタメンの半分以上が30歳オーバーということになる。
 夏場も心配だけど、その先も。
 若手の成長が待たれますね。

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