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2012年10月の4件の記事

2012年10月29日 (月)

[観戦記] 第30節 C大阪戦

Urawavsosaka

浦和0-0C大阪

 数え切れない得点機会を決めることができず、途中からあからさまな引き分け狙いに出た相手の思い通りに引き分けてしまった点は非常に悔しいが、それ以外は浦和にとって悪い試合ではなかったと思う。
 勝てる試合を引き分けてしまったことがすべて、と言われればまったくその通り。
 でも、ここ数試合の戦いぶりから比べれば本当に良く戦っていたのでそんなふうに思ってしまった。
 後半に限ってだけど(笑)。

 前半はセレッソの守備がコンパクトで固いのも手伝って、浦和は有効な攻撃ができなかった。
 相手の守備が固い、というよりもこちらの勇気不足というかアイディア不足というか…。特に平川不在のため右に回った梅崎に変わって左に入った宇賀神がまったく勝負してくれない。
 セレッソの最終ラインは4枚だったり5枚だったりしたが、どちらにしてもサイドへの寄せが早かった。
 右サイドの梅崎は何度か突破を見せていたが、右サイドには槙野のように連動して攻撃できる相手がいないので、いずれも単騎突破しては潰されるの繰り返し。

 この日は浦和も前半から非常に出足が早かったので、セレッソの攻撃もほとんど形にならなかった。
 浦和は、中盤の底あたりでのボール奪取が徹底されていたようで、かなりハードに相手を潰していた。こんなレッズを見るのは今季初めてかもしれない。
 ただし、ボール奪取からの展開が良くない。なぜか焦って不正確なクロスや安易な縦パスを送ってチャンスを潰してしまう、一人だけ前線に侵入してサポートがなかなか来ない……。
 密集が苦手(に見える)元気は茂庭に何もさせてもらえない。

 ところが、後半になるとセレッソの攻めや疲れもあってか、中盤に少しずつスペースが生まれるようになってくる。
 前半から引き続き中盤の激しいチェイスで奪ったボールが、少しずつつながるようになってくる。そんな中で何度もビッグチャンスが生まれた。しかし、決められない。
 セレッソも何度かビッグチャンスがあった。
 柿谷との一対一を止めた加藤はすばらしかった。失点を覚悟したよね。

 ツキが無かったとかサッカーはこんな日もある、とか言えばそれまで。元気のあのトラップ下手はなんとかならないか? もっともっと練習しなくちゃダメだよね…。
 それでも、この日の元気はいつにも増して意欲に溢れていた。よかったよ。得点できたらもっと良かった。
 週が明けて「浦和、甲府のダヴィ獲得か?」なんてニュースが舞い込んできた。
 元気よ、腐るな。ミシャ監督のサッカーは元気にとって本当に辛いと思うが、腐らず前を向いてやってほしい。
 でも、浦和に得点力が不足しているのは誰でもわかっていること。夏に強力なFWを補強していたらもしかしたら……、のシーズンだっただけにフロントの決断を見守りたいところ。

 最後に、今節のサプライズは山田暢久。
 ずっと「暢久右ストッパー」を唱えてきたけど、もちろんセンターだってできるのは折り込み済み。永田負傷で、もしかしたら濱田の出番かと思ったけど、ミシャ監督もさすがにそこまでの博打を打つ余裕はなかった。
 暢久のリベロはすばらしかった。鉄壁のディフェンスと的確なフィード。後半有利な展開に持ち込めたのも、山田の活躍が大きかったように思う。

 永田のケガがどの程度か不明だけど、川崎戦ももしかしたら?
 もし永田が復帰できたら、思い切って坪井をはずして右に山田暢久はどうですか?>ミシャ監督。また言ってるんだけど(笑)。
 この日の坪井はいつにも増して不安定だった。このままスタメンで使い続けるには不安すぎます。

 リーグ戦も残すところ4試合。浦和は、果たしてACL圏内にとどまることができるか。
 正直言えば、今季のような陣容でACLなんて行ったら来季は一躍降格候補なので、できれば回避して欲しいと思ってしまう。
 これって、サポの風上にもおけませんか?

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2012年10月22日 (月)

[雑感] 第29節 仙台戦 スカパー

仙台3-2浦和
 
 選手たちがもがいている。
 確立されてしまった浦和対処法に対抗しようと必死でもがいている。テレビの画面からも強く伝わってきた。永田が槙野が阿部が啓太が、上がる。攻める時に相手を混乱させる6人目7人目の動きは間違いなくある。
 しかしこの日の仙台はしたたかで、ボールの奪いどころと奪った後空いたスペースへ向けて高速カウンターを仕掛けるという共通認識が見事にシンクロしていた。

 ……というか、簡単にマークを外される坪井。簡単にかわされる阿部、槙野、永田……。DF陣があれだけやられてしまうとどうしようもない。
 「簡単」と書いてしまったけど、実際はそんなに簡単にやられていないのはわかっている。しかし、相手の鋭い動き一発でかわされてしまっているのは見ての通りで……。
 嫌なのは、組織を崩されたのではなくて、個々の戦いで敗れ去っている印象が強いこと。先行きが暗い。
 
 仙台の攻撃陣を見ていると、浦和の前線は考え過ぎなんじゃないかと思ってしまう。
 前への気持ちを持ったまま、もっともっとシンプルなプレーを心掛けること。上手くいかなくても愚直に繰り返すことが大事なんじゃなかろうか。
 この日の試合でいえば、前半がひどすぎた。 

 何が足りないかと言えば、攻撃のときの前線の動きが全然足りない。
 横一列に並んで待っているだけでは、相手を崩せるわけがない。
 このシーズン終盤にきて、パスの出し手と受け手のプレーイメージが合わないシーンが多くて萎えてしまった。

 あと、気がついたことをいくつか。
 ・後半出てきた元気はまったくいいところなし。
 ・ピッチのひどさは言い訳にならない。
 ・笛もひどかったけど、これも言い訳にならない。
 ・やっぱり柏木はボランチに置いた方がいいかも。
 ・柏木ボランチの時は2シャドーとの位置関係が大事になる。
 ・山田暢久の右ストッパーを試してほしい。
 ・前線で多彩な動きができる矢島に期待。
 ・仙台の嫌らしさは、一時の鹿島を彷彿とさせる。際どいプレーの質と量も含めて。
 ・優勝がどうとかおこがましい。浦和は前期15位の発展途上のチームなので。
 ・浦和対策を打ち破る秘策をミシャは持っているんだろうか。

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2012年10月11日 (木)

[雑感] 天皇杯3回戦 カマタマーレ讃岐戦 BS

浦和2-1讃岐

 現状の浦和への対策は確立されてしまったようです。
 プライドを捨てさえすればどのチームでも可能な戦術なので、今後下位のチームは讃岐や先日の札幌みたいな戦術をとってくることでしょう。
 まったく埼スタの札幌戦を見ているようだった。唯一違ったのは中盤の構成くらい。

 讃岐の5バックが浦和の1トップ2シャドーと両サイドにベタ付きして、まったく自由にさせてもらえない。
 その上、讃岐の中盤は俊敏で出足が早いので、浦和のユルユルパスや不用意パスや苦し紛れのパスをカットすることすること。
 疲労からだと思うけど、浦和の選手たちはパスの精度が低くて、それも相手に利する結果になってしまった。

 途中まではBSでしゃべりまくる早野の解説と実況にカリカリしていた。
 でも、徐々に早野に同調してしまい、最後には早野が繰り出したベタベタなダジャレに不意を突かれて笑ってしまう始末。まったく浦和サポの風上にも置けない。申し訳ない。

 唯一の救いは、控えで出てきた選手たちが活躍したこと。
 1点目は、暢久→槙野→矢島が得点!
 2点目は、小島→ポポが得点!
 見ようによっては、ミシャ監督の采配が当たったとも見えるけど、やっぱり少しずつ先発を再考する時期が来ているんだと思う。

 特に暢久が良かったように見えた。昨日の戦いぶりを見て妄想しているのは、暢久の右ストッパー。
 元々ディフェンスが得意でサイドを主戦場にしてきた選手だから、平川の気持ちもわかるだろうし、坪井ではなかなかできなかった平川と連動した攻撃が可能になるかもしれない。
 阿部の右ストッパーは、やっぱりちょっともったいない。

 元気が今回ぶち当たっている壁はいままで以上に分厚く高いようです。
 仙台戦で先発を外されても逆上しないように……。
 がんばれ、元気。

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2012年10月 9日 (火)

[観戦記] 第28節 札幌戦

Photo

浦和1-2札幌

 永田、阿部、柏木、槙野…は思った以上に累積疲労が激しいようです。
 永田は1試合に1度くらい怖いシーンを演じてくれますが、この日はいつにも増して軽いプレーの連続でとうとう致命的なミスで先制点を許してしまいました。
 永田だけでなく、阿部も柏木もキックの精度が悪く連携も良くなかった。槙野もプレーが軽い。
 先発固定のツケだと思うんですよね。

 浦和は昨季15位で、なんとかJ1に残留できた崖っぷちのチームです。
 ストラーカー不在のまま戦い続けて夏場に補強もせず、監督を変えた初年の発展途上シーズンで優勝できるほど甘くないでしょう。
 阿部と槙野というすばらしい補強はできたけど、14~15人のメンバーでなんとか凌いでいる現況を見れば優勝争いなどおこがましい。

 メディアの皆さんは持ち上げてくれますが、正直「余計な報道はやめてくれ」です。
 浦和が下位のチームに弱いのは芸風と言うか伝統というか…、空回りしてしまうメンタリティの弱さというか…。
 「負けられない」という意識を選手が強く持ってしまった結果、動きが悪くなって自滅していくパターンが多い。スタジアムの雰囲気にも一因があるかもしれません。
 でも、それは一重に責任感の強い選手が多いということです。

 そろそろ先発固定をやめて良いのじゃないかと思う。今のままでは来季が本当に心配です。
 今季は降格の心配も無くなったので、右ストッパーとかボランチとかセンターバックとかシャドーの一角とか…、来季を見据えた選手起用をして欲しいと思ってしまいます。
 控えの選手の出場機会をもうちょっと増やしてくれるだけでもいいです。

 今のまま、来季ACL参戦なんてしたら、一躍降格候補になってしまいそうです。


 試合から数日経って振り返っているわけですが、負け惜しみでなく、充分に勝てた試合でした。
 札幌は5-4-1でガチガチにマンマークをつけて守ってきました。浦和の前線では1対1の状況なので、ギャップが生まれません。
 しかし、マークはそれほどきつくありません。元気も何度か前線でボールに絡んで好機に参加していました。
 相手マークのスキを掻い潜ってボールを受けることができたのは、元気の成長なのか相手の緩さなのかはわかりませんが。
 札幌の選手は露骨に手を使って引きずり倒すシーンが多くて、正直安易でサッカー下手な印象の選手が多かった。

 浦和はセンターからサイド、サイドからセンターと丹念に揺さぶって、ちょっとしたスキに元気やマルシオに良いパスを通しました。
 しかし、シュートが悉く阻まれます。または、宇宙開発……。

 後半に入って失点してしまうと、途端にバタバタし始めます。これが、最近の浦和の悪いクセ。安直なプレーに走って、何度も何度もカウンターを食らいました。
 こうして2失点目を喫します。とても残念な失点でした。ここは修正してほしいところです。

 前半のうちに得点しておけば、別の結果を手にできた試合だった…。
 ガチガチに守られたらミドルを打つとか、サイドを消されてももっと人数をかけるとか、いろいろ手立てはあるんでしょうが、それでも好機は何度も作れていたので、あとはフィニッシュの問題じゃないでしょうか。
 シーズン終盤にも関わらず前線で意志の疎通ができていないシーンが何度かあって、それもまた残念だった。

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