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2013年10月の3件の記事

2013年10月28日 (月)

[観戦記] 第30節 柏戦

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浦和2-1柏

 サスペンドの森脇と興梠に代わって坪井と阪野が先発した。
 最近の起用具合から興梠に代わるワントップは関口ではないかと推測していたが、ふたを開けてみれば順当に阪野だった。

 関口は、サイドとワントップができるというユーティリティを買われてのベンチ入りで、ここ最近何度か見られた興梠との交代も苦肉の策だったことが判明。
 この日も後半疲れてボールキープがままならなくなった阪野に代わってピッチに出てきた。

 この日の阪野は良かった。
 懐が深く、入ってきたボールを上手く収めることができていた。上背があるのはスポーツ選手にとっては大きなアドバンテージだと改めて感じた次第。
 一連のポストプレーは興梠より良かったのじゃないかと思わせるほどだった。相手DFの徹底マークもものともせず立派に戦った。頑張ったと思う。

 ただ、残念ながら連携が悪く、飛び出しのタイミングやポストプレーで収めたボールを出すときのタイミングがさっぱり合わない。こればっかりは仕方ない。
 65分に関口と交代するまでシュート1本も打てず。これも仕方ない。見た感じ、興梠と同じく強引にシュートにもっていくタイプでは無さそう。
 本人としてはほろ苦いリーグ戦初先発だったかもしれない。

 前節腰痛で途中交代した柏木の出場も危ぶまれていたが、しっかりと調整して出てきたのはさすが。
 しかし、万全の状態ではない柏木が大活躍してしまうとは。柏は柏木にとって相性が良いみたいなので、本人は上々の気分だったのかもしれないが。

 5分のゴールは原口のシュートをGKがこぼしたところに詰めたもの。
 11分のゴールはバイタルエリアで数度のやりとりのあと、槇野が左サイドから送ったボールを、ワントラップして左足でコースを狙い澄まして押し込んだもの。
 ともかく2点は取ったが調子はあまりよくないようだ。それでも、右サイドのルーズボールに向かって鬼神の奪取でマイボールにしたときは萌えますた。

3
↑ 暢久500試合出場オメ!

 ここ最近の浦和はポジションが非常に流動的だ。
 以前のように、攻撃のときは4-1-5、守りに入ったら5-4-1、みたいなはっきりとした陣形をとらなくなっている。
 キーになっているのは槇野とと宇賀神かもしれない。

 この日も何度も見られたが、攻撃に入ったとき宇賀神のすぐ後ろに槇野が控えて前を伺う。宇賀神は中央に入ることがあるので、その隙を見計らって槇野が上がって、啓太や那須あたりからボールを受ける。
 槇野が上がったスペースは、阿部あたりがしっかりとケアしているから問題はない。
 2点目はその槇野からのクロスだった。
 ああいう攻撃が右サイドからも出来れば良いのだけれど、そこはのびしろがあるということで。

 ゲーム開始11分で2点を奪取してしまい、今日のゲームは難しくなると思ったらあっという間に失点。馬鹿試合になるかと思ったら双方決め手を欠いてそのまま終了した。
 浦和が良かったのは最初の11分だけ(笑)。

 あとの79分は防戦一方というわけじゃないが、なかなかボールを前に運べずフラストレーションがたまった。
 柏はロビングをマイボールにして執拗に浦和ゴールに迫ってきた。

 ここで山岸!! 
 相手にプレゼントパスを出したこともあったが、山岸とは思えない飛び出しでピンチを救ったり、際どいクロスを横っ跳びでキャッチしたりと大活躍。
 あらためてキーパーの安定度はチームに幸運をもたらすと実感した。

 良いゲームではなかったがなんとか逃げ切りに成功した。
 こういう試合をモノにできたのは大きい。運にまだ見放されていない。
 リーグ戦は好位置につけたまま。浦和が優勝するためには、ともかく全勝するしかない。

 浦和の場合、まだまだ未熟なので選手が変わるとチームが変わってしまう。
 いよいよ今週末は、柏とナビスコの決勝を争うわけだが、興梠と森脇が復帰するとまたこの日とは別のチームになる。
 これは浦和有利だと思ってしまう。

 万全に調整して大一番に臨んでほしい。

 しかし、この試合の観客が35,000に満たないなんて。
 ナビ決勝柏戦は瞬殺完売だったのに……。

2

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2013年10月14日 (月)

[観戦記] ナビスコカップ 準決勝 第二戦 川崎戦

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浦和1-0川崎

 最少僅差での勝利だが、試合内容は終始浦和が圧倒。
 怖かったのは、浦和得点後の86分、レナト→小林と渡って浦和左サイドから打たれたグラウンダーのシュートくらい。

 川崎はオーソドックスな4バックで、攻撃に入ったときの浦和両サイドのケアが出来ておらず、前線からの守備もまったく連動しておらず、中盤をがら空きにして啓太を自由にさせるなど、風間監督本人を始め過去のチームが編み出してきた浦和対策をしてこなかったように見えた。

 試合後の監督のコメント等を読むといろいろ考えてはいたが、選手たちのコンディション不良で思い通りにいかなかったというのが正解だろうか。

 サッカーというスポーツはホントに怖い。
 これが、あの7月の等々力と同じチームだというんだから。大久保と中村の不調があって、ファーストレグで2-3だったことも心理的に影響していたんだろうけど。

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 浦和が得点した時間帯も良かったかもしれない。
 スコアレスドローでも川崎の決勝進出は決まるわけだから、どこかから選手達にそんな思いが伝播したとしてもおかしくない。
 あまりに消極的だった。

 逆に浦和は、ここ数ヶ月の迷宮を抜けたかのような溌剌さだった。
 何より嬉しかったのは守備。大久保中村が不調だったことを差し引いても、浦和マーカーたちは川崎の選手たちにしっかりとついて仕事をさせなかった。
 2列目3列目からの飛び出しのケアもできていた。

 ミスが非常に少なかった。ボールに対する寄せもまた電光石火だった。
 大宮戦で見せていた相手より一歩早いボールへの寄せはこの試合でも健在。相手ボールホルダーに対し、ファーストディフェンダーのチェックのあと、2の矢3の矢が飛んできてあっという間にマイボールにしてしまう。
 ロビングに対しての反応も早く、ことごとくマイボールにして試合を組み立てることができた。

 攻撃面でも非常に良かったのだがなかなか得点できなかったのは、こちらの決定力不足というよりも、相手GKの好守に阻まれた感が強い。
 公式記録を見ると、浦和のシュート18本に対し川崎は6本。浦和の枠内シュートは前半だけでも5本。後半も4~5本はあった。

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 前半から、6分原口、14分宇賀神、18分槙野、29分槙野フリーキック、34原口、45分興梠ヘッドと惜しいシュートが連続。攻撃も多彩。
 がら空きの中盤でフリーでボールを持てる啓太から縦パスがバシバシ入って、おもしろいように展開できた。

 後半に入ると川崎が陣形を変えてきたこともあって、中央→サイドの浦和の狙いは中々上手くいかなくなったが、それでも、52分平川、59分阿部、64分森脇の弾丸ミドルと惜しいシーンが連続。
 その後も梅崎、柏木が惜しいシュートを放つ。

 焦れるような均衡が破れたのが80分だった。
 相手クリアを高い位置で拾った阿部からボールを受けた関口が左サイドを突破。左足でニアに蹴り上げたクロスを飛び込んできた興梠が足の裏で押し込んだ。

 関口! フィットしてきたね。嬉しい。
 なかなか浦和の戦術に馴染めなくて苦労したけど、この終盤にきての活躍は、今後浦和がタイトルを奪取するための大きなピースが埋められたような気がする。
 最大のピースは山田直輝だと思っているけど。

 インタビューで興梠は「三冠」とか言っていた。さすが鹿島出身だよね。
 自分もネガティブ思考は捨てる。
 ……来年も夏場対策!とか言っているような気がするけど…www。

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2013年10月 6日 (日)

[観戦記] 第28節 大宮戦

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浦和4-0大宮
 
 家本主審のジャッジは非常に不安定で、2枚目の1発レッドカードは浦和サポの自分ですら厳しいように感じた。
 しかし、ルール上でのレッドカードは「決定的な場面における意図的に手を使っての得点機会阻止」と明確に規定されている。
 ペナルティエリア手前で関口のユニフォームを引っ張った行為は、得点機会阻止と取られても仕方がない。

 今井はすでにイエローを1枚もらっていたので、2枚目のイエローで併せてレッドで良かったような気もするけど、家本主審は、1枚目のレッドと同じく躊躇せずレッドを出していた。
 まさか、イエロー1枚出していたことを忘れたとは思えないけど。まさかね。

 前半9分、ロングボールで抜け出した興梠をペナルティエリアで倒したニールが1発レッドカードで退場。
 ビデオで確認できないけど、試合が始まって9分の間ニールは興梠をまったく捕まえらていなかったように思う。興梠にボールはおさまり、ロングボールに抜け出されてペナルティエリアに侵入されたこともあった。
 スタンドで見ていて、「今日の興梠は調子が良さそう」と思ったけど、見た感じルーカス・ニールはスピードに難ありなのかも知れない。

 それだけでなくあわや乱闘のシーンまであったのは、家本主審の接触の見極めや非紳士的行為への対処が曖昧だったことが原因だ。
 せっかくのダービーを一触即発な状態にまでした責任は重い。
 録画もしてないし、スカパーオンデマンドでもなぜか配信されていないので詳細に確認したわけじゃないけど。

 ホントにせっかくのダービーマッチを、主審の話から書き始めるなんて自分でも嫌になるけど、主審家本と場内アナウンスがあったとき、一瞬スタジアムがざわめいたのが象徴的だった。
 J1で笛を吹くレベルじゃない。
 帰宅して、飲みながらテレ玉観戦したけど、家本さんほとんど走ってない(笑)。

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 山岸はロングボールとショートパスを使い分けて、緩急自在にゲームをコントロールしていたように思う。
 GKがゲームをコントロールっておかしな話だけど、後方からビルドアップさせたい場面と蹴り込む場面の使い分けが良かった。
 味方の出足も早く、いつもはロングボールをマイボールに出来ないシーンが多いんだけど、この日は比較的多くマイボールにできていた。

 相手とのマッチアップでも浦和の選手が一歩先んじることが多く、危険なときはスライディングでボールをパスする場面もあった。気迫溢れるプレーが随所に光っていた。
 PKのあと、攻めても攻めてもゴールが決まらなくやきもきしたが、大宮は守備も攻めも雑で怖いのはノヴァコヴィッチ一人なので、比較的安心して見ていられた。

 後半になってやっとショートカウンターから、宇賀神→元気と渡り得点。
 3点目は、相手のコーナーキックからのカウンターで興梠が抜け出してDFとGKを躱してゴール。
 4点目もカウンターで、興梠に変わって1トップに入った関口が得点した。

 相手人数が少なかったせいもあってか、終始浦和ペース。
 攻撃は様々なパターンで、あとは決定力さえあればのシーンばかりで非常に楽しめた。
 ミシャ自らおかしなシステムにして攻撃までも壊してしまった印象があったが、攻撃についてはやっとトンネルを抜け出したかもしれない。抜け出してないか、抜け出したらいいなという願望というかww。

 しかし、守備は相変わらずで改善されていない。
 相手のシュートが2度バーを叩いたのを見ても、無失点に抑えることができたのは運が良かっただけだろう。
 前半早々に槙野の緩慢なプレーでノノヴァコヴィッチに抜け出されたシーンとか、後半山岸が相手へボールプレゼントしてノヴァコと1対1なったりとか、マークが甘くなってしまうシーンが何度もあったりとか。
 相手が一人少なくてこちらのマーカーに余裕があってすらこれだから。

 関口の1トップは初めて見た。
 ピッチに立ったのは最後の10分くらいなので、なんとも言いようが無いが、得点できたのはとても良かった。
 持ち前の運動量で、中盤まで下がって守備をしたりピッチを縦横に走っていたのが印象的だった。
 残り6試合。スクランブル態勢時に関口の1トップというひとつの選択肢が生まれたのは光明かも知れない。

 ともかく、残り6試合。
 全部勝とう。勝って優勝しよう。

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