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2014年4月の4件の記事

2014年4月21日 (月)

[雑感] 第8節 川崎戦

浦和 1-0 川崎

 痺れる試合だった。
 双方が攻撃的な持ち味を出し切って正面からぶつかり合った。観ていて口の中が渇くほどの緊張感あふれる試合だった。こんな試合は年に数回あるかないかだと思う。
 イージーなミスが少なかったのが試合を締めて見せていた理由だろうか。

 しかし、川崎は良いチームだね。
 前半から決定的なシーンを作り続けていたのは川崎だし、後半になったらあれよあれよとボールを持たれて、浦和は最後のDFラインでなんとか跳ね返し続けて薄氷の勝利だった。

 前半から何度も何度もサイドを突く浦和に対し、細かいパスを通して中央突破を図ってくる川崎の構図。中村憲剛をマークしていたらもっと怖い選手(大島)に、何度か決定的なパスを通されて非常に危険だった。
 しかし、今季の浦和は慌てない。攻守のバランスを失わない。粘り強く泥臭く僅差の勝利をものにした。

 MOMは西川。衆目の一致するところでしょう。西川は異次元のキーパーww。
 あの一対一で股抜きシュートに気が付いて瞬時に股を締めるとか人間業じゃないよ。つくづく良いキーパーだと思う。ただし、フィードがいつもより正確性を欠いていたような気もした。

 前の3人の連携はイマイチだったけど、守備での貢献はすばらしかった。
 特に興梠、そして元気。今季、チームに守備の安定をもたらしているのは、この二人のディフェンスじゃなかろうか。二人がファーストディフェンダーとしての役割をきっちりとこなしていることが原因のように思う。
 まあ、どちらかと言えば、昨シーズンとは別人守備を展開している元気に負うところが大きいかも。

 攻撃では消化不良でフラストレーションがたまっただろうけど、昨年ならどこかで緊張の糸が切れたところをよく我慢できた。
 興梠なんか最後は足が攣っちゃうくらい走ったわけだし。

 リンクマンとしての柏木は昨シーズンまでの啓太とは違った色合いがありますね。印象としては、中央へのくさびパスが多いような気がした。啓太は対角線のロングパスが多かったけど。
 昨年はバックラインから前方へなかなかパスが出なかったが、今季は阿部からも那須からも良いフィードが出ている。
 
 残念ながらそのパスも受け手である梅崎と宇賀神のラストパスの精度がイマイチなため、なかなか実らない。それでもサイドを使う姿勢が徹底していた。
 尤も、梅崎にしろ宇賀神にしろ、ファーサイドを狙っているわけだから、そう簡単に通るはずがない。そのファー狙いが得点への布石だったわけだから、フットボールはとことんおもしろい。

 西川もすばらしかったし、柏木も興梠もすばらしかったけど、個人的には負傷の槇野に代わって入った濱田の活躍が嬉しかった。
 前に出た西川の後であわやゴールを跳ね返して、大久保に小突かれても必死に食らいつき、攻撃力は槇野には全然足りないがそれでも自分の持ち味を出して必死に戦った。

 あの場面だと今までなら阿部をストッパーに下げて啓太投入が常套だったが、新しい選択肢が生まれた。本職のDFとしては、ストッパーができない永田よりも使い勝手が良いので、出場回数が増える可能性もある。
 成長してほしい。今年の濱田は顔つきが違うもんね。期待している。

 心配は直輝だけになった…。

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2014年4月16日 (水)

[雑感] 第7節 名古屋戦

名古屋 1-2 浦和

 時期を逸してしまったので簡単に。

 アウェイ名古屋戦が鬼門だなんて、いまさら自分書く意味が無いくらい浦和サポには浸透している。
 結果として、前節の仙台と併せて、苦手2戦を連勝出来たことは浦和にとって良い流れを作ってくれるような気がした。

 この日も良い戦い方だった。前半早々に失点してしまった以外は(笑)。失点後も焦ることなく、ポゼッションを高めて試合を優位に進めたのは良かった。
 失点場面は西川の判断ミス。前に出てなんとか手に当てたまでは良かったが、弾いたボールが永井に当たってしまった。永井にとってはラッキーなゴールだった。

 味方が二人もついていたので、信じて任せたらどうなっていただろう。
 守備範囲の広く飛び出しの判断に優れた西川だが、一シーズンに何度かはああいう失点があるのかも知れない。もちろん、それを補って余りある防御を行っているわけだが。

 元気は完全に一皮むけた。周囲がとても良く見えているように思う。献身的な守備も含めて、本当に良い選手になった。
 名は体を表わすというけど、タイミング的に9番をつける最高のタイミングだったのかも知れない。

 終始相手を圧倒した順当な勝利だった。
 ただし、柏木が下がってから攻撃の形を作れなくなったのはいただけない。

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2014年4月 9日 (水)

[雑感] 第6節 仙台戦

浦和 4-0 仙台

 仙台には良い記憶がない。
 こんなに気持ち良く勝てたのは何年ぶりだろう。忘れもしない2012年3月20日のナビスコ初戦は、勝つには勝ったが山田直輝の負傷という大きな代償を払ったので、良い記憶としては残っていない。
 手倉森時代の仙台は堅守速攻のハードワークチームという印象だった。ただし、一歩間違うと山田直輝が受けたような悲劇も起きるわけで、そこは紙一重。

 手倉森等よって編み出されたミシャサッカー対策が、タテポンポンポン。
 浦和DF陣はヘディングで負けてしまうことが多々あり、それを見越して赤嶺真吾あたりをFWに持ってくる。仙台の皆さんは、浦和からボール奪取成功したらとりあえず前線の赤嶺目がけてタテポン。
 赤嶺が上手いことハイボールに対応してしまうと、落としたボールが傷口を広げる。浦和DFラインはズルズルと後退して防戦一方になる。
 そんな、仙台戦ではよく見られた光景がこの日はまったく見られなかった。赤嶺はベンチ。
 
 ……とここまで書いて放っておいたら、4月9日になってアーノルド監督解任のニュースが流れた。後任は手倉森時代からのヘッドコーチが昇格するとのこと。
 決断が早いような気もするけど、危機的状況を招いたのは前述のような堅守速攻の仙台にポゼッションサッカーを植え付けようとしたアーノルド前監督なので、手倉森の戦術を知り尽くした新監督は立て直してくれるかもしれない。

 相手のことを先に書いてしまったけど、それくらいこの日の仙台、特に後半は出来が悪くて印象に残ってしまった。前半はどっちに転んでもおかしくな状態ではあったけれど。

 浦和は前線の3人が良かった。ナビスコ大宮戦で良かった興梠、李、元気のコンビネーションがいい。
 この日は、大宮戦ほどではなかったが、これが更に良くなると思うと非常に希望が持てる。楽しみでしかたない。ミシャサッカーはやっと最良の前線3人を見つけたかもしれない。
 この3人に、後半上がった柏木と矢島と梅崎も加わって思い切り競争してほしい。

 最後は3アシストした元気に、チーム全員で得点させようとしたけど、実らず。
 守備は永田が良かった。守備の職人は良い仕事をしてくれた。負傷退場してしまったのがとても残念。

 逆に蚊帳の外だなぁと思ったのが宇賀神。
 得点はしたけれど、良かったのはそれだけ。それどころか、左サイドでは大ブレーキ。ボールは収まらない、クロスを上げてはアバウト。
 今シーズンの宇賀神はずっとこんな状態。

 関根が見たい。就任当初は育成上手と言われたミシャ監督だが、監督就任以来その片りんすら見せてくれていない。
 是非、関根を育て上げてください。

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2014年4月 1日 (火)

[雑感] 神戸戦 スカパー

神戸 3-1 浦和

 時期を逸してしまったので備忘録程度に記しておきます。

 守備の乱れというよりも、同じ形で個人二名があり得ない失態を演じて2失点してしまった。
 象徴的だったのは、どちらもこちらの守備時ではなく自分たちでボールを保持してビルドアップをはかろうとした段階でのミスということ。
 どっちも考えられない大失態だが、啓太の場合はボールが渡ってきたとき既に複数の相手が周囲にいたので、どちらかと言うとフリーで受けた森脇の方がひどい。

 どちらの場合も、味方が少しだけ陣形を崩してでもボールを受けに行くべきで、森脇の場合はボランチが一人降りて来なくてはならばい(はず)。実際はそんな時間はなかったが。
 啓太の場合はファーストタッチであれだけトラップが流れるとどうにもならないと思う。
 テレビ画面を見て漠然と、選手ひとりひとりの間隔がいつもより広かったような気がした。

 ミシャ監督のサッカーはGKですら足下の上手さを要求される。
 フィールドプレイヤーなら当然過ぎる要求事項であるから、それが満たされない選手は外されるしかない。
 しかし、実際は浦和の選手たちでそれほど足下の秀でた選手はいない。

 ……と考えるとミシャの考えるサッカーは当初から無理があるということになってしまうのだが…。
 ……そうじゃなければ、ミシャの望むスキルを備えた選手を集めるか、育てるかしなくてはならないのだが、現実としては育っていない。

 開幕からほぼ固定された前線の3人は、まったく連携がとれていない。実際パサーがいないんだからどうしようもない。
 元気も梅崎も足下でボールを受けて、ドリブルをするなりして自分でフィニッシュに持ち込むタイプ。
 興梠は器用で、相手の裏を取ってゴール前に飛び出せるし、パスも配球できる。しかし、ワントップの役目がどちらかと言えば自明の理で、それを解っている興梠がどんなに良いタイミングで飛び出そうが、パスが出て来ないんだからどうしようもない。特に梅崎の視野の狭さが致命的に見えてしまう。
 こういう組み合わせじゃ、得点が少なくなって当然と思われる。

 ミシャ監督もそんなことは百も承知なはずだけど、どういう考えでこんな布陣にしているんだろう。
 このあたりを修正していかないと、昨シーズン終盤のようにズルズルと失点を重ねても得点できず連敗してしまうんじゃなかろうか。怖くて仕方ない。

 梅崎の得点はとても良かったけど、前述の理由から個人的には矢島の先発を熱望している。
 関根については、この日も後半76分から出てきたように、そんな使われ方をしてもらえるんだろう。その間に、見せ場をいくつも作って、是非平川(梅崎)からポジションを奪ってほしい。

 それと、是非、右ストッパー濱田右ワイド平川を試してほしい。鳥栖戦でのミスは濱田森脇の組み合わせだった。濱田一人に責を負わせるようにして先発から外すのはどうだろう。
 次節はミスをやらかした森脇に変えて濱田先発が良いのでは? 実際にはナビスコのダービーでそうなるようが気がするけど。

 もうひとつの光明が青木の復帰。
 啓太から定位置を奪ってください。

 奮起を期待します。

 余談だけど、翌日曜日のなでしこ開幕戦がすばらしかった。
 猶本のスーパーゴールが2本決まって難敵神戸を退けたおかげで、不甲斐ないトップチームで感じたストレスを少しだけ和らげることができた。溜飲が下がった。
 猶本、すばらしかった。ありがとう。

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