カテゴリー「観戦記:浦和レッズ」の81件の記事

2014年4月21日 (月)

[雑感] 第8節 川崎戦

浦和 1-0 川崎

 痺れる試合だった。
 双方が攻撃的な持ち味を出し切って正面からぶつかり合った。観ていて口の中が渇くほどの緊張感あふれる試合だった。こんな試合は年に数回あるかないかだと思う。
 イージーなミスが少なかったのが試合を締めて見せていた理由だろうか。

 しかし、川崎は良いチームだね。
 前半から決定的なシーンを作り続けていたのは川崎だし、後半になったらあれよあれよとボールを持たれて、浦和は最後のDFラインでなんとか跳ね返し続けて薄氷の勝利だった。

 前半から何度も何度もサイドを突く浦和に対し、細かいパスを通して中央突破を図ってくる川崎の構図。中村憲剛をマークしていたらもっと怖い選手(大島)に、何度か決定的なパスを通されて非常に危険だった。
 しかし、今季の浦和は慌てない。攻守のバランスを失わない。粘り強く泥臭く僅差の勝利をものにした。

 MOMは西川。衆目の一致するところでしょう。西川は異次元のキーパーww。
 あの一対一で股抜きシュートに気が付いて瞬時に股を締めるとか人間業じゃないよ。つくづく良いキーパーだと思う。ただし、フィードがいつもより正確性を欠いていたような気もした。

 前の3人の連携はイマイチだったけど、守備での貢献はすばらしかった。
 特に興梠、そして元気。今季、チームに守備の安定をもたらしているのは、この二人のディフェンスじゃなかろうか。二人がファーストディフェンダーとしての役割をきっちりとこなしていることが原因のように思う。
 まあ、どちらかと言えば、昨シーズンとは別人守備を展開している元気に負うところが大きいかも。

 攻撃では消化不良でフラストレーションがたまっただろうけど、昨年ならどこかで緊張の糸が切れたところをよく我慢できた。
 興梠なんか最後は足が攣っちゃうくらい走ったわけだし。

 リンクマンとしての柏木は昨シーズンまでの啓太とは違った色合いがありますね。印象としては、中央へのくさびパスが多いような気がした。啓太は対角線のロングパスが多かったけど。
 昨年はバックラインから前方へなかなかパスが出なかったが、今季は阿部からも那須からも良いフィードが出ている。
 
 残念ながらそのパスも受け手である梅崎と宇賀神のラストパスの精度がイマイチなため、なかなか実らない。それでもサイドを使う姿勢が徹底していた。
 尤も、梅崎にしろ宇賀神にしろ、ファーサイドを狙っているわけだから、そう簡単に通るはずがない。そのファー狙いが得点への布石だったわけだから、フットボールはとことんおもしろい。

 西川もすばらしかったし、柏木も興梠もすばらしかったけど、個人的には負傷の槇野に代わって入った濱田の活躍が嬉しかった。
 前に出た西川の後であわやゴールを跳ね返して、大久保に小突かれても必死に食らいつき、攻撃力は槇野には全然足りないがそれでも自分の持ち味を出して必死に戦った。

 あの場面だと今までなら阿部をストッパーに下げて啓太投入が常套だったが、新しい選択肢が生まれた。本職のDFとしては、ストッパーができない永田よりも使い勝手が良いので、出場回数が増える可能性もある。
 成長してほしい。今年の濱田は顔つきが違うもんね。期待している。

 心配は直輝だけになった…。

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2014年4月16日 (水)

[雑感] 第7節 名古屋戦

名古屋 1-2 浦和

 時期を逸してしまったので簡単に。

 アウェイ名古屋戦が鬼門だなんて、いまさら自分書く意味が無いくらい浦和サポには浸透している。
 結果として、前節の仙台と併せて、苦手2戦を連勝出来たことは浦和にとって良い流れを作ってくれるような気がした。

 この日も良い戦い方だった。前半早々に失点してしまった以外は(笑)。失点後も焦ることなく、ポゼッションを高めて試合を優位に進めたのは良かった。
 失点場面は西川の判断ミス。前に出てなんとか手に当てたまでは良かったが、弾いたボールが永井に当たってしまった。永井にとってはラッキーなゴールだった。

 味方が二人もついていたので、信じて任せたらどうなっていただろう。
 守備範囲の広く飛び出しの判断に優れた西川だが、一シーズンに何度かはああいう失点があるのかも知れない。もちろん、それを補って余りある防御を行っているわけだが。

 元気は完全に一皮むけた。周囲がとても良く見えているように思う。献身的な守備も含めて、本当に良い選手になった。
 名は体を表わすというけど、タイミング的に9番をつける最高のタイミングだったのかも知れない。

 終始相手を圧倒した順当な勝利だった。
 ただし、柏木が下がってから攻撃の形を作れなくなったのはいただけない。

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2014年4月 9日 (水)

[雑感] 第6節 仙台戦

浦和 4-0 仙台

 仙台には良い記憶がない。
 こんなに気持ち良く勝てたのは何年ぶりだろう。忘れもしない2012年3月20日のナビスコ初戦は、勝つには勝ったが山田直輝の負傷という大きな代償を払ったので、良い記憶としては残っていない。
 手倉森時代の仙台は堅守速攻のハードワークチームという印象だった。ただし、一歩間違うと山田直輝が受けたような悲劇も起きるわけで、そこは紙一重。

 手倉森等よって編み出されたミシャサッカー対策が、タテポンポンポン。
 浦和DF陣はヘディングで負けてしまうことが多々あり、それを見越して赤嶺真吾あたりをFWに持ってくる。仙台の皆さんは、浦和からボール奪取成功したらとりあえず前線の赤嶺目がけてタテポン。
 赤嶺が上手いことハイボールに対応してしまうと、落としたボールが傷口を広げる。浦和DFラインはズルズルと後退して防戦一方になる。
 そんな、仙台戦ではよく見られた光景がこの日はまったく見られなかった。赤嶺はベンチ。
 
 ……とここまで書いて放っておいたら、4月9日になってアーノルド監督解任のニュースが流れた。後任は手倉森時代からのヘッドコーチが昇格するとのこと。
 決断が早いような気もするけど、危機的状況を招いたのは前述のような堅守速攻の仙台にポゼッションサッカーを植え付けようとしたアーノルド前監督なので、手倉森の戦術を知り尽くした新監督は立て直してくれるかもしれない。

 相手のことを先に書いてしまったけど、それくらいこの日の仙台、特に後半は出来が悪くて印象に残ってしまった。前半はどっちに転んでもおかしくな状態ではあったけれど。

 浦和は前線の3人が良かった。ナビスコ大宮戦で良かった興梠、李、元気のコンビネーションがいい。
 この日は、大宮戦ほどではなかったが、これが更に良くなると思うと非常に希望が持てる。楽しみでしかたない。ミシャサッカーはやっと最良の前線3人を見つけたかもしれない。
 この3人に、後半上がった柏木と矢島と梅崎も加わって思い切り競争してほしい。

 最後は3アシストした元気に、チーム全員で得点させようとしたけど、実らず。
 守備は永田が良かった。守備の職人は良い仕事をしてくれた。負傷退場してしまったのがとても残念。

 逆に蚊帳の外だなぁと思ったのが宇賀神。
 得点はしたけれど、良かったのはそれだけ。それどころか、左サイドでは大ブレーキ。ボールは収まらない、クロスを上げてはアバウト。
 今シーズンの宇賀神はずっとこんな状態。

 関根が見たい。就任当初は育成上手と言われたミシャ監督だが、監督就任以来その片りんすら見せてくれていない。
 是非、関根を育て上げてください。

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2014年4月 1日 (火)

[雑感] 神戸戦 スカパー

神戸 3-1 浦和

 時期を逸してしまったので備忘録程度に記しておきます。

 守備の乱れというよりも、同じ形で個人二名があり得ない失態を演じて2失点してしまった。
 象徴的だったのは、どちらもこちらの守備時ではなく自分たちでボールを保持してビルドアップをはかろうとした段階でのミスということ。
 どっちも考えられない大失態だが、啓太の場合はボールが渡ってきたとき既に複数の相手が周囲にいたので、どちらかと言うとフリーで受けた森脇の方がひどい。

 どちらの場合も、味方が少しだけ陣形を崩してでもボールを受けに行くべきで、森脇の場合はボランチが一人降りて来なくてはならばい(はず)。実際はそんな時間はなかったが。
 啓太の場合はファーストタッチであれだけトラップが流れるとどうにもならないと思う。
 テレビ画面を見て漠然と、選手ひとりひとりの間隔がいつもより広かったような気がした。

 ミシャ監督のサッカーはGKですら足下の上手さを要求される。
 フィールドプレイヤーなら当然過ぎる要求事項であるから、それが満たされない選手は外されるしかない。
 しかし、実際は浦和の選手たちでそれほど足下の秀でた選手はいない。

 ……と考えるとミシャの考えるサッカーは当初から無理があるということになってしまうのだが…。
 ……そうじゃなければ、ミシャの望むスキルを備えた選手を集めるか、育てるかしなくてはならないのだが、現実としては育っていない。

 開幕からほぼ固定された前線の3人は、まったく連携がとれていない。実際パサーがいないんだからどうしようもない。
 元気も梅崎も足下でボールを受けて、ドリブルをするなりして自分でフィニッシュに持ち込むタイプ。
 興梠は器用で、相手の裏を取ってゴール前に飛び出せるし、パスも配球できる。しかし、ワントップの役目がどちらかと言えば自明の理で、それを解っている興梠がどんなに良いタイミングで飛び出そうが、パスが出て来ないんだからどうしようもない。特に梅崎の視野の狭さが致命的に見えてしまう。
 こういう組み合わせじゃ、得点が少なくなって当然と思われる。

 ミシャ監督もそんなことは百も承知なはずだけど、どういう考えでこんな布陣にしているんだろう。
 このあたりを修正していかないと、昨シーズン終盤のようにズルズルと失点を重ねても得点できず連敗してしまうんじゃなかろうか。怖くて仕方ない。

 梅崎の得点はとても良かったけど、前述の理由から個人的には矢島の先発を熱望している。
 関根については、この日も後半76分から出てきたように、そんな使われ方をしてもらえるんだろう。その間に、見せ場をいくつも作って、是非平川(梅崎)からポジションを奪ってほしい。

 それと、是非、右ストッパー濱田右ワイド平川を試してほしい。鳥栖戦でのミスは濱田森脇の組み合わせだった。濱田一人に責を負わせるようにして先発から外すのはどうだろう。
 次節はミスをやらかした森脇に変えて濱田先発が良いのでは? 実際にはナビスコのダービーでそうなるようが気がするけど。

 もうひとつの光明が青木の復帰。
 啓太から定位置を奪ってください。

 奮起を期待します。

 余談だけど、翌日曜日のなでしこ開幕戦がすばらしかった。
 猶本のスーパーゴールが2本決まって難敵神戸を退けたおかげで、不甲斐ないトップチームで感じたストレスを少しだけ和らげることができた。溜飲が下がった。
 猶本、すばらしかった。ありがとう。

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2014年3月24日 (月)

[雑感] 第4節 清水戦 テレビ埼玉

浦和 1-1 清水

 スタンドに観客がいないという異様な雰囲気での試合。
 早々に忘れてしまいたいと思う反面、録画を残しておこうと思ってもみたり。複雑な心境は終わった今でも変わらない。

 その異様な雰囲気に呑まれてか、浦和の選手たちの動きは鈍かった。
 出足の一歩が遅いので清水の選手たちを捕まえられない。特に大前みたいに2列目から上がってくる選手を捕まえられないのは以前からの仕様なのだが、この日の前半は絵に描いたような緩慢プレーでピンチを招いた挙句失点した。

 失点直後テレビ画面から「マークは!マークは!」と響いた槇野の声が空しい。
 ペナルティエリアに侵入してくる六平に誰一人気が付かない。六平のすぐ近くに14番の姿があったけど、責任を押し付けるのは無理があるかもしれない。でも、気が付いて欲しかった。

 清水は大前がやっかいなのは前述の通りだが、この日は2列目に構えたノヴァコヴィッチが輪をかけてやっかいだった。
 あんなにデカいのに動きは早いし足下は上手いしヘディングは強いし視野は広いし、で手がつけられない。好き勝手やられてしまった印象。

 おバカレッドで出場停止の森脇に代わって濱田が先発するかと思ったら、ミシャ監督は阿部を据えてきた。
 鳥栖戦でのポカが頭の片隅にあったのかもしれないが、ここは濱田を使ってリベンジさせて欲しかった。相手が190cm台のFWを揃えて恥ずかしげもなく縦ポン戦術を徹底してくる清水だったということだけでなく、自信を失いかけている濱田のためにもそんな采配をしてほしかった。

 しかし、この日のミシャ監督に文句を言いたいのはこれだけ(笑)。監督は、実は冴えていた。
 とにかく、後半からピッチに送りだした今年のルーキー関根がすばらしかった。
 関根起用でわかったのは、ミシャ監督は若い選手を使わないのではなく、浦和の若手にミシャ監督の眼鏡に適う選手がいないから使わないということ。それが、はっきりとわかった。

 関根貴大は後半頭から平川に代わってピッチに立った。
 落ち着いていたと思う。難しいワイドの戦術もしっかりと理解していたように思う。守備に移っても粘り強く自分サイドでのピンチを未然に防いだ。読みが良いのか中盤でボール奪取を何度か。

 後半になって何度かイージーなミスがあったように思うが、全体を通してスピードがあり、左右のどちらの足でもボールを蹴ることができ、ドリブル鋭く突進力があり、粘り強く倒れない。関根はぼくには「希望」としか見えなかった。
 原口の同点弾は、半分くらい関根の得点だ。
 攻撃的な選手と聞いていたが守備もしっかりと出来ている。右ワイドに最適な人材かもしれない。もう、次節から右は関根でいいじゃないか、くらいに思っている。

 相変わらず柏木と梅崎は調子が悪いように見える。特に柏木が心配だ。
 それと宇賀神。解説の福永は「宇賀神は調子がいい」みたいなことを言っていたけど、そうですか? あんなアバウトなクロスしか上げられないのに調子が良いのかなぁ?
 宇賀神だけでなく、ラストパスの精度が低すぎる。

 福永で思い出したけど、福永解説&上野実況はひどいかった。
 サポの声が聞こえないので、自然と実況解説に耳が行くことになったからだと思うけど、とにかくひどかった。

 二人ともレッズをよく知っているんだから、もっとキチンと戦術とか布陣とか戦況について解説を加えてください。
 関根が出てきたときの福永初戦のエピソードとかいらないです。試合から離れて二人で世間話しているみたいに聞こえてとても不愉快だった。

 上野さんはもっと話を振るのが上手かったのに。
 まさかと思うけど、彼ら二人も異様な雰囲気に呑まれてしまったのかな。
 いろいろと残念な試合でした。一生忘れない。

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2014年3月17日 (月)

[雑記] 第3節 広島戦 スカパー

広島 0-2 浦和

 2014年型浦和の戦い方が完全に見えた。
 このまま我慢して戦えればかなり失点は減らせる。当然、得点も減るけど、バランスをとりながらそこをどうやって修正していくかが今季の課題になりそうだ。

 昨シーズンの場合は、浦和の2列目、特に元気の守備がユルユルなため後ろから上がっていく選手を捕まえられず、自由な攻撃を許す場面が多かった。身も蓋もない書き方をしちゃうと、好き放題やられていた。
 しかし、今季ははっきり違う。テレビ画面で見てすらわかる元気の変身ぶりだ。
 この日は、自分の一番得意とするパターンで得点も決めたし。乗ってくれることを願うばかり。

 それと、今節のハイライトは西川。なんて守備範囲が広いんだ。時にペナルティエリア外に出てクリアする姿は、ホントに頼もしい。
 相手が特徴をわかっている広島だからというのもあるんだろうが。
 ボールを持ってはピンポイントで矢のようなキックが凄まじい。あそこでボールロストする心配がないと、これほど安心して見れいられるんだね。

 試合自体は、手の内を知ったチーム同士の探り合いが続いて、見ている分にはそれほどおもしろくはなかったが、場面場面で常に浦和の選手が先手をとって、得点を決めるべき人が決めて完封勝利を収めた。
 完勝と言っても良いくらいだと思う。

 開幕から若干不調気味に見えた興梠がすばらしいヘッドを決めて先制点が取れたのが大きかったのだから、完勝は言い過ぎだとしても、アウェイでこれならば90点くらいあげてもいいと思う。
 危険な場面は前半何度かあったくらいで後半は、チャンスすら作らせなかったわけだし。
 浦和はゲームプラン通りだったと思う。
 
 旗と弾幕がひとつもない応援風景は初めて見た。
 今回の裁定については複雑な思いがある。
 「反省」とか「生まれかわる」とか「再発防止」とか「安全」とチームに言われてもピンと来なくて、困惑している人がほとんどでしょう。

 もちろん、リーグによって決められたことには従う。
 しかし、数人のサポが起こしたもめ事の責任をスタジアムに一度でも通ったことのある、あるいは行くかもしれない数十万人(もしかしたら数百万人)の連帯責任のように、応援を窮屈にさせるのは承服できない面もある。
 大人の自分は再発防止のために仕方ない措置だということは理性で理解できるが、スタジアム通い3年目のシーズンを迎えたわが家の中学生は納得できないようで、常々不満を言っていた。

 そんな息子が、この日の試合は「見たいという気持ちが起きない」とのことで、自室に籠ってしまった。
 弾幕を出していたわけでもないしゲーフラを掲げていたわけでもないので、自分に直接的なダメージはないんだけど、トラブルの大元というか根源が見えないまま、オトナの事情っぽい流れで応援に制限を設けて窮屈にさせられているのが納得できないようだ。

 無理強いするつもりは全然ない。
 父親としてひとこと言ったのは「選手はお前よりもっと関係なくね?」ということ。例の弾幕を掲出した馬鹿野郎はこの際おいといて、こんな雰囲気でも頑張る選手は応援しなくちゃならないんじゃね? ということ。
 静観したい。

 こんな人は、大人でも少なからずいるんだろうな。

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2014年3月11日 (火)

[雑記] 第2節 鳥栖戦

Urawa002

浦和 0-1 鳥栖

 鳥栖お得意のロングボール攻撃に対応したんだと思うが、ミシャ監督は右ストッパーに濱田を持って来て右ワイドに森脇を上げる布陣にした。
 濱田は上背のある専守防衛の人だから、浦和にしてみればやっぱり高さ対策なんだと思う。

 しかし、結果として、急造右サイドの濱田と森脇が絵に描いたような連携ミスをやらかして、安田にどフリーでクロスを上げさせてしまう。
 待ち構えた豊田はあっさりと永田を振り切ってゴール。

 これだけ見ると濱田の抜擢は失敗だったように見えるが、実はそうではなくて時に豊田に小突かれながらも、しっかりと密着してプレーをした濱田には賛辞を送りたい。
 失点を招いてしまった森脇との連携ミスは、その後もう一度くらいあったように記憶しているが、大事には至っていない。
 失点シーン以外の濱田は良かっただけに、本当に悔やまれる。

 今日の試合とガンバ戦を見る限り、浦和の守備意識は昨シーズンに比べて格段に上がっている。
 この日は槇野が前半ほとんど上がらず守備に徹していた。一方、右サイドの濱田は槇野の位置より高めに取っていることが多かった。槇野の守備意識なのか濱田に修正が必要なのかわからないが。

 鳥栖のロングボール攻撃にもしっかりと対応できていた。豊田につくのは永田だったり濱田だったりしたが、前述の通り濱田も臆することなく豊田に対応できていたと思う。
 資料を見ると鳥栖はシュート3本だったようだが、危険だったのは得点を決められたシーンだけで、ほかはピンチらしいピンチがなかった。
 それだけに、試合開始早々の失点が悔やまれる。
 尤も、鳥栖が早々に引きこもったせいもあるけどww。

 攻撃はこのままやっていけば良い。後ろを気にしながら前のめりの攻撃ができていたように思うが、残念ながら得点を決めることができなかった。
 ただし、サイドからのクロスはもっと考えて欲しいところ。

 この日は、槇野の上がる回数が少ないのでストロングポイント左サイドはほとんど機能しない。必然的にサイド攻撃は右の森脇が担うことが多かったが、アバウトなクロスばかりで得点の匂いがまったくしない。
 原口との連携で左で僅かなチャンスが生まれても宇賀神のクロスもいい加減なので、こちらもまた得点の生まれる気配が見えなかった。

 1点ビハインドの後半になると長短織り交ぜた怒涛の攻めを見せたが、いずれも実を結ばなかった。
 負けたのに負けた気がしないおかしな気分でスタジアムを後にした。
 時間をおいて振り返って見ると鳥栖に上手いことやられたのかも、と思い始めている。

 「でもさ、それほど悲観する内容じゃなかったと思うぞ」と子どもたちに言ったら「それ、どっかで見たコピペじゃん! モイーズだったかな(笑)」と言われてしまったww。

 ともかく、梅崎がんばれ。

Urawa001

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2014年3月 3日 (月)

[雑記] 第1節 G大阪戦 NHK BS

G大阪 0-1 浦和

 いくらJ2から上がってきたばかりとはいえ相手はガンバだ。
 練習試合で、永田をセンター那須を右ストッパーに起用したメンバーの守備が良かったみたいなので、興梠をワントップに李と原口のシャドー、両サイドに宇賀神と梅崎、ボランチに柏木と阿部、スリーバックに左から槇野、永田、那須。キーパーは西川。こんな布陣を予想していた。

 しかし、フタを開けてみれば、興梠、原口、梅崎、宇賀神、平川、柏木、阿部、槇野、那須、森脇、西川という、昨季とあまり代わり映えしない先発メンバーだった。
 目新しいのは先発でシャドー起用の梅崎くらい。それと西川。

 この日のガンバはあまり出来が良くなくて西川の出番は少なかったが、最初のワンタッチでテレビの画面からすら違いがわかってしまった。
 何より、ボールを保持してからの落ち着きが全然違う。
 昨季ゴールマウスを守ったキーパー2名には悪いが次元が違った。足下が上手くて視野が広い。コーチングが良いからか味方DFを動かして自在にパスコースを作っていく。
 見事だった。

 浦和は周知の通り、キーパーへのバックパスが非常に多いチームだ。
 理由は、この日の解説山本人間力が言っていたような「相手の守備に押されて下がる」だけじゃなくて、相手にゴール前を固められてしまい、こちらも手詰まりなので一旦相手にDFラインを上げてもらって、ゴール前にスペースを作ろうという意図もある。

 もちろん、これは両刃の剣であって、窮屈なスペースの中で相手と対峙しなければならないので、与しやすく感じる相手も多い。
 キーパーにボールを戻すと相手の前線が猛然とアタックしてきて、アタフタした昨季のキーパーは不用意なキックで簡単にボールロストさせてしまうシーンが何度もあった。こんなシーンが確実に減ると思う。
 それと、矢のような正確なフィードがすばらしい!! これもまた、昨季のキーパーとはモノが違った。

 これだけ後が安定していると、前にいるDF陣も安心感が違ってくるよね。
 こんなすばらしいキーパーを移籍金ゼロで取れたんだから、フロントのファインプレー以外のナニモノでもないだろう。
 この補強に難癖をつける人たちは、この日の西川を見てどう思っただろうか。

 キャンプ当初から「浦和が守備練習をしている」というニュースが伝わってきていた。
 この日の見どころは守備がどれだけできるかでもあったわけだけど、正直テレビの画面ではよくわからなかった。

 わかったのは元気がとても一生懸命守備をしていたということ。
 森脇も上がりを控えて専守防衛に努めていたこと。
 平川がとても効いていたこと。

 特に書いておきたいのが原口元気の変貌ぶり。
 元気の守備は、昨季浦和の最大と言ってもいいくらいの弱点だったので、この日くらい守備をしてくれれば、5-4-1の守備システムがしっかりと機能してくれそうな気がする。
 「器が人を作る」というくらいで、背中の9番が元気を成長させたのだとしたら、これもまたフロントのファインプレーかもしれない。

 ガンバには大変申し訳ないが往時の怖さはまったく感じなかった。
 宇佐美の不在が大きいのでしょうね。前まで運ばれてもシュートまでなかなかもっていけないので、ゴール前での怖さは全然なかった。
 
 ガンバとは昨季対戦してないとは言っても、智将健太は浦和攻略法なんてとっくに折り込み済だろう、と思ったら確かに研究していて興梠をはじめとしたボールの受け手はしっかりと押さえた。
 守備はしっかりと迫力があったが、攻撃に移るとシュートを打つ選手がいない。

 平川が藤春を封じ込めることができたことも大きいかもしれない。
 もし、ミシャ監督がガンバのストロングポイントの一つが藤春だと判断してそこに平川を当ててきたなら、先行きに少し光明が見えるような気がする。

 いずれにしろ、ホームチームのシュートを単発7本に抑え、こちらは2倍以上の15本を打って、なぜかなかなか勝てない開幕戦をアウェーで完封勝利は評価に値すると思う。

 しかし、問題は次節の鳥栖戦だ。
 鳥栖を相手にして自在な対応ができて初めて、今季のニュー浦和は期待が持てるような気がしている。
 ホーム開幕戦でもある。しっかりと成長した姿を見せて欲しい。

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2013年11月25日 (月)

[観戦記] 第32節 川崎戦

Unnamed

浦和1-3川崎

 以下、観戦記というよりも個人的な感想。

 二つの意味で、ダメージの大きな敗戦だった。
 
 ひとつは、当然ながら優勝から大きく後退してしまったこと。
 残り2試合を浦和が連勝しても、マリノスが1勝でもすれば優勝が決まってしまう。早ければ次節にも優勝が決まる。
 その大事な試合を落としてしまったダメージは大きい。

 もうひとつは、セットプレーに弱い、引いて守られるとなかなか崩せない、カウンターに弱い、連動性あるハイプレスに弱い、興梠・元気を封じられると攻撃が組み立てられない、勝負弱い等々、今季さらけ出してきた自分たちの弱点をひとつも克服できずにシーズンを終了してしまいそうなこと。
 失点の場面はジェシについていた那須があっけなく競い負けてしまったから、どうしようもない面もある。
 その他の弱点については、すべてがこの日の試合でモロに出た。

 山岸と加藤には悪いが、GKの補強は絶対に必要だと思う。GKを補強しないなら、GKコーチの強化か入れ替えが最優先じゃないだろうか。
 この日の山岸の慌てっぷりは痛々しいくらいだった。DF陣も不用意なバックパスはやめてください。
 ゴールマウスを守るようになって川崎みたいなハイプレスを仕掛けてくるチームは初めてだった?

 勝負の縦パスをかっさらわれたならまだ納得できるのだが、この日は連携が合わずに失うことが度々あった。
 2年も同じシステムでやって、それでもなお連携不足…。

 個人的には、もうひとつダメージがある。
 ミシャ監督は来季に対し、どんな青写真を描いているんだろう。
 補強リストを提出しているそうだが、また補強に頼るつもりなのだろうか。監督就任以来2年の間、誰も育てていない。宇賀神?元気? 元々レギュラーだった。
 カネで優勝を買わない、と公言しているミシャ監督だが、やっていることは真逆のような気がしてならない。

 もうひとつのダメージ。それは来季への不安が大きくなったこと。
 前節の感想にも書いたけど、ミシャ監督に守備専任のコーチをつけて欲しい。フロントはそのあたりをどう考えているんだろう。

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2013年11月11日 (月)

[雑記] 第31節 仙台戦 NHK BS

仙台3-3浦和

 早々にミシャ監督と来季の契約を結んだが、守備専任のコーチを招聘すべきではないだろうか。
 もちろん、監督の戦術とすり合わせて全体を俯瞰できる人材で。フロントはそのあたりをどう考えているんだろうか。そうでもしなければどうしようもない、守備についてはまったく進歩しない浦和の現状が見えた試合だった。

 終盤のバタバタは前線でボールを収められないマルシオ不在の影響も大きかったと思う。
 しかし、後半になっていとも簡単に押し込められたのは、前線でボールを追い続けた興梠、梅崎、元気の三人のガス欠によって、前線でボールを追えなくなったことが原因ではないか。
 テレビで見ていただけだし、素人考えにすぎないけど。

 元気→暢久まではわかる。しかし、梅崎→坪井がまったく意味不明。
 テレビなのでほとんどわからなかったが、考えられる布陣は、関口を梅崎の位置にスライドさせて、森脇を右のワイドに上げて坪井を右のストッパーにした? 
 それとも、過去たまにやっていた3ボランチにしたとか?

 最終ラインが、槇野-那須-坪井-森脇、になっていた時間帯があったように見えたが、実際はどういうシステムになっていたんだろう。わからない。
 そんな布陣でトレーニングをしているんだろうか。やっていないよね、たぶん。
 後半ロスタイムの同点の場面は、ゴール前に浦和DFが3人~4人も固まってバイタルエリアをガラ空きにしてしまった。

 なんで、あの場面であんな采配をしてくるんだろう。理解できない。
 DFを並べたら、それで守備ができると思っているとしたら、相当ヤバいと思うんだが。守備が頭数じゃないのは、サッカー見ている人なら、素人でもわかることなんだが……。

 勝負に”たられば”は無いが、勝てた試合だった。ミシャ監督の消極的采配で引き分けに持ち込まれてしまった。
 興梠、梅崎、元気が疲れ果てて前から追えなくなっているなら、阪野と直輝で前を活性化させる手があった。なぜ、守備のメソッドを持たず練習もしない監督がこんな采配をしてしまうのか、理解に苦しむ。
 選手と自分の戦術を信頼して勇気を持って初志貫徹してくれよ、ミシャ監督。

 興梠が2ゴール、今季起用される機会が少なかった梅崎が1ゴール1アシストしたのが救いだろう。
 興梠の2ゴールは見事だった。浦和移籍後、初めてストライカーらしい仕事をしてくれたような気がする。

 それと、余計な話だが、梅崎の来季が心配だ。こんな使われ方じゃフラストレーションがたまって移籍志願とかしてしまいそうで怖い。

 そんなこんなも全部含めて、チームマネジメントよろしくお願いします。

 勝ち点差1で4チームが連なり、5位には上位3チームとの直接対決を残したC大阪という胃の捩れる展開だ。
 愚痴っぽくなったけど、楽しませてもらっているのは事実なんだよね。

 残り3試合。どの相手も難敵だけど全部勝とう。
 あとは、気力の勝負。

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